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ソニーCSL オープンハウス2007 にご招待いただきました

研究所のオープンハウスって、そもそも何?というレベルの低い私なのですが、五反田から歩いて「ソニーコンピュータサイエンス研究所(略称:ソニーCSL)」さんにお邪魔しました。
本当は写真の1つも貼りたいのですが、気の小さい私は撮影禁止には素直に従ってしまいます。
(要するにこの記事に写真はない)

研究つながりなのか、単なる見学なのか分からないのですが、学生さんみたいな方々が沢山いらしてました。でも研究者との会話を聞いていると割と的確な会話なので、きっと学生(院生?)かも知れません。そういう意味で、若い女性が沢山いるので意外感もあって楽しかったです。

それと、私はWebとかインターネットとか、そのぐらいの領域しか知らないので、ゲノムとか経済数学とか言われてもさっぱりなのです。でも、ある特定の原理がどの領域でも共通だったりすると、感動的だったりします。

感動的だった話(細かい部分は実は全然分かっていない)を、私の理解力で書いてみたいと思います。

* * 【前説】* *

生命の持つロバストネス(頑健性)に関して、副所長でおられる 北野宏明氏が解説されていた。
基本的に何も分かってないのですが、頑健性は生物にとって、システム的な用語を使うと可用性にあたるもので、例え1つのパスがダメでも、代替する手段なりを用意して致命的にならない様にする事らしい。
それで役割を持った細胞同士がそうした可用性の高い状態で、高度なネットワークを組んでいる状態なので、ハブにあたる部分の活躍が重要になってくる。
可用性の1形態として増加率の高低がある。重要なハブは増加率を高く取っておかないと可用性の低いシステムになってしまうのと、単一機能のものは増加率は低くていい。内部ネットワークを多重にしてDBも複数台おくけど、デプロイメントサーバは1台でいい、とかそんな感じです。

それらの重要度と増加率をグラフにすると、これが見事に「パレート図」になるわけです。そうです、あのヘッドが高くて、その後がロングテールになっているアレです。

* * 【課題】* *

ガンは何かの要因で、その高い頑健性が逆に災いして、異常な増殖となってしまい、結果として軒先貸したら母屋が取られて死ぬわけです。その異常な増殖を押さえるためには、頑健性を正常に戻すなり、少なくとも押さえる必要があります。

これまでのガン対抗薬はパレート図でいう、ヘッド部分を押さえる、80%の効果を狙っていたわけです。ところが、これがハブだったりすると、ハブ機能を押さえてしまうと、全体機能が低下してしまい、結果として調子悪くなるだけになってしまいます。
逆にガン対抗薬がロングテール部分にある部分に効果があっても、20%以下の効果なので「効果なし」と判断されてしまう結果になります。

* * 【仮説】* *

インターネットにおけるロングテールとは、例えばリアルの在庫があるわけでもないので、商品数を爆発的に用意しておいて、カバー率を圧倒的にしておくことで、お客さんのニッチ要望を支える。ニッチ要望は意外と固定客化/売上げ貢献化可能というのが一般論。

さて、話を戻すとロングテールに効果のあるガン対抗薬を処方しても、効果が素早く出るわけではない。だが、(ロングテールのヘッドにある)ネットワークのハブ機能には何ら影響を与えないので、ネットワークは正常で機器を正常にしていくという事になる。これは「ジワリジワリ」と効果が出るタイプの方法。

実は漢方薬もこの方法なのではないか?と言われているとの事。

やっと私が感動した部分まで持って行けました(^_^;)

* * *

話が合っているのかどうか全然自信ないですが、要するにパレートの法則/システムの可用性と生物の頑健性/ロングテールと漢方薬、リンクするとは予想もしなかったものが頭の中でリンクして、思い切り感動したわけです。今回は相当な大作になりました。

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