« ロッキー・ザ・ファイナルと人生の法則 | トップページ | 高収益企業なのに「給料が上がらない」問題について »

戦略コンサルタントは占い師説

先日のエントリでソニーコンピュータサイエンス研究所のオープンハウスへご招待頂いたという記事を書きました。

今、読み返すと全然説明になってなくて、やっばり分かってないな~という感じを受けますが、懲りずにこのあたりのネタを記します。

NBonlineの「ロングテール」に新展開という記事に出てきた、高安シニアリサーチャーのお話も、ロングテール(正規分布を前提としたグラフ)をベキ分布(分布を対数表記したもの)に直すと、必ず右下がりの直線に収斂される、という話。

氏の説明で印象的だったのは、コイントスで表裏が当たったら1セントあげる、という賭けを無限にやった場合に、実際に当たってお金をもらう金額を調べるとやはりベキ分布になるという(記憶が曖昧だが‥)

一方で、この記事の中で触れられている「日本企業の所得分布」をベキ分布にすると、右肩下がりのグラフに収斂されている。

つまり、企業の所得も(株価も)コイントスの賭けを連続して行っているに過ぎないという話に落ち着いたあたりが、強烈に納得感を生んだわけです。新商品発売もコイントスの裏に賭けているし、業務提携もコイントスの表に賭けているというわけです。

確かに当たるも八卦、当たらぬも八卦。その当たる確率をいかに上げるかという「予想屋」や「占い師」が数々の企業戦略コンサルタントだったりするわけですな。

競馬の経験はないので「予想屋」が何者だか分かりませんが、およそ予想がつく範囲で言えば‥
・血統(企業の成り立ち)
・過去の戦歴(経営者の能力)
・体調や毛並み(財務や製品スペック)
・馬場(市場環境)
・調教師(経営陣の能力)
・騎手(主たる製品の差別化要因)
まぁそんな感じでしょうか?逆に言うと競馬にSWOT分析とか持ち込むと勝てるのかも知れませんね。

自分の仕事がネット系なので、昔の伊藤さんの記事によく共感を覚えるのですが、新サービスとかの説明を何センチにも及ぶPowerPoint資料にしたところで、結局当たるも八卦、当たらぬも八卦。「どちらに賭けますか?」の問題に過ぎず、掛け金と期待値のバランスも単なるベキ分布として考え、要するに「俺に賭けろ」というヤツのpassionに期待値を上げてもらうしかないんだろうなぁ。

ちょっと締まりのないコラムでしたが、数式やグラフにしてしまうと根っこが見えて「ぶっちゃけ」て開き直れるという事でしょうか。

« ロッキー・ザ・ファイナルと人生の法則 | トップページ | 高収益企業なのに「給料が上がらない」問題について »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38989/15506815

この記事へのトラックバック一覧です: 戦略コンサルタントは占い師説:

« ロッキー・ザ・ファイナルと人生の法則 | トップページ | 高収益企業なのに「給料が上がらない」問題について »