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高収益企業なのに「給料が上がらない」問題について


高収益企業なのに「給料が上がらない」
非常に珍しく「ものづくり」を主題とする日経サイト「Tech-On」に表題の記事が掲載された。

ネット上での注目が非常に高く、特にブックマークサイトではそのブックマーク数がとても高い。つまりブックマークサイトを利用するようなネットユーザ(ネットリテラシィが高い)が、高い関心を持って見ているという事だろう。

私の意見を書くと、愚痴になってしまうので、後にするとして、それらの反応をサイトのカラーで見てみると面白い。

元サイトの方でのコメントは、製造業の現状や成果主義、はては日本の一般的経営手法や海外との比較、そういった様々なある種「高度」な議論がある。

hatenaブックマークを見ると、恐らくは中堅エンジニア、強引に年代を当てはめると30代、そういった人たちが現実的に向き合っている成果主義に対して、特にボーナス時期なので非常に身の丈に応じた話をしている。

2ちゃんねるは「格差社会」について論じている。株主と経営陣が儲けを分け合い、労働層や特に厳しい環境に置かれている人たちとの対比を「格差」と表現したのだと思う。

自身の意見や感想を言うと、元々成果主義のモノサシって曖昧なものなので、いくらでも(どちらにとっても)都合の良い運用が可能なシステムである事に乗じて、目指す位置を上げてしまっていては、労働意欲に影響するのは必須である。また、原因の議論にもあったが、労働流動性の低い環境である事も左右しているのだろう。

いずれにしても、株主への還元は資本主義社会としてはルール中のルールなので特に文句なし。
記事中の役員報酬だけが増加しているという部分が国会議員をトップとした社会ヒエラルキーの上層部だけが美味しい図式である点が気に入らない。もう1つの底流として「どうも○○世代は‥」という世代間でのお互い
の不信感も垣間見れる。

いずれにしても、成果主義の次の評価方式ブームが来なくて、このまま矛盾だらけの仕組みを続けていると、本当に若い人が3年で辞めて行ってしまい、企業体力がドンドンと落ちていく気がしてならない。

私が何度も書いている「イノベーション」に関連して言うと人間のイノベーションに対するモチベーション4原則のうち「適切な評価をされること」「活動により報奨金が期待できる」という2つが落ちると、イノベーションは起きない。
イノベーションは企業が(変化する)環境に対して対応する唯一の手段なはずなので、環境に対して取り残されて絶滅していく事が分かっている。その意味でも本当に大丈夫だろうかと思ってしまう。

私自身の憧れはシリコンバレーで働く事。賃金が高いとかそういう事ではなくて、あらゆる原則で一番強力な「オープン」であるという事が最大の魅力。その分厳しさ大爆発だが、チャレンジのし甲斐がありあり。
チャレンジとイノベーションはニアリーイコールな関係もあるので、何にしてもせっせとチャレンジしていくべきという事だろう。

【随分と騒がれている現場】
hatena ブックマーク
2ちゃんねる

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