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天国と地獄リメーク

黒澤明「天国と地獄」を初リメーク(スポニチ)だそうで‥そのリメイク前の原作ネタで。

先日のエントリで「ロッキー・ザ・ファイナル」について、Bostonからの帰りの飛行機で見た感想を記した。
実はあと数本見ていてそれらについても感想その他書いてみたいと思う。

たまたまリメークされるという話なった「天国と地獄」、白黒の黒澤明監督作品を見た。以前に1度見ているはずだが、ナゼか記憶にない。
それはともかく、久々に白黒映画独特の迫力に、小さいながら飛行機の画面に釘付けになった。

現場として設定されている横浜駅近くの浅間台、確かにここの坂の上はとんでもなく高い。その下にある(とされている)ドヤ街(横浜から白楽にかけてのあたりか?)との対比で描かれているが、テーマに沿った味方をすると「天国は本当に天国なのか?」という事かも知れない。

今でも株の比率を競っている人たちもいるだろう、ハイソな高層マンションに住んでいる人もいるだろう。そういった見た目の天国感とそれを羨む地獄感って、見た目のそれとは全然違うのだろうな。





それはそれとして、映画が始まってしばらくは、三船敏郎 以外の山崎努や仲代達也など、どれもこれもビックリするぐらい全くの大根役者/素人同然の演技に見えた。 それが段々と映画にひきつけられるに従って、それぞれの役回りが本物に見えてくるから不思議。
* * *

後からWikipediaで知ったのだが、この映画が世の中に与えたインパクトがいかに大きかったかという記述がある。

映画は興行的には成功するが、 <中略> 3月31日には吉展ちゃん誘拐殺人事件が発生。犯人は逮捕後、『天国と地獄』の予告編を見て(本編は見ていない)思い立ったと供述している。その他にも数件、この映画を模したと思われる事件が起こっている。映画は公開中止にはならなかったが、国会でも問題として取り上げられ、1964年(昭和39年)の刑法一部改正(「身の代金目的の略取」を追加)のきっかけになったという。

リメークにあたり、こうした「触発された」系の事件が起きない事を祈る。誘拐は絶対にうまくいかない犯罪だし、やれば重罪に処される。(当たり前の話だ)




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