« 過大とも言える成果 | トップページ | [休日] ポケモンパルシティ »

音楽のビジネスモデル・イノベーション


音楽の革命の地、イギリスでかなり大胆なビジネスモデル破壊が起きたらしい。

プリンスの新作CDを無料配布、業界からは反発の声

発売前の米ロック歌手プリンスの最新アルバム「Planet Earth」のCDが、7月1日付の英「メール」紙の折り込みで無料配布されることが分かった。

なんと自身の新アルバムを無料で折り込み配布!これはよほどの勝ち目がないと出来ない作戦のはず。当然ながら音楽業界(CDを作って売っている業界)は猛反発でしょう。

プリンス、新作CDの無料配布 音楽業界からは反発も

しかし、音楽ファンからすれば、これまでビジネスとしての新しい技術や売り方をしてこないでただ座しているだけで、売り上げダウンをすべて、ネットのせいにしていた音楽業界よりは、新しい方法論を模索し、ユーザーに届こうとするアーティストを応援するのは、ごく自然なことに思える。

既得権益っぽい書き方ですが、これはよくあるイノベーションのジレンマが起きていると見る事も出来るかも。でもさっき書いた様にプリンスにとっては十分勝ち目のある仕掛けなわけです。どうもそのカラクリは…


著作権保護よりライブで稼ぐ、というビジネスモデル
「Princeはライブの稼ぎがメイン。印税収入はたいして重要ではない。CDは、ライブをプロモートするための広告ツールであり、別に違法コピーがどれほど出回ってもOK。むしろ、沢山出回って知名度が上がり、ライブに人が沢山来てもらったほうがよい。しかも、CDに頼らなければレコードレーベルに利益を搾り取られることもない」

なるほどココに勝ち目がありました。つまり、CDはプロモーション/しかも大量だから話題にもなる。音楽でもスポーツでもそうですが、やはり「ライブ」が一番イイ!という事で、ライブに行けば(Tシャツみたいな周辺も含めると)莫大な市場が控えているわけです。

昔からテレビに出るより地方巡業の方が儲かるといいますが、ライブは儲け所な事に変わりありません。

さらに言うと、インディーズはレコード(今はCD)販路がなくて、ライブもそれほどチケットも売れず…というのは昔の話。デジタル化/インターネット化により、音楽配信でダイレクトでも配信及び決済してしまえば、既存の仕組み(この場合はCD)は不要なわけです。
(しかもダイレクトなので粗利率も高いし)

また、「Universal Going DRM-free, but Not for iTunes」の情報源で言うと、DRM(簡単に言えばコピープロテクト)がない音楽データファイルを売る。つまり、ある程度のコピーはあるだろうという流れも無視出来ません。ますますCDが売れなくなる要因が増えているわけです。

iTunesはイノベーションの開始を告げたに過ぎず、本当のイノベーションはロックの聖地ロンドンから、大きなファンファーレを鳴らして起きたのかも知れません。



ブックマークに追加する

アット・ニフティストア

« 過大とも言える成果 | トップページ | [休日] ポケモンパルシティ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38989/16061188

この記事へのトラックバック一覧です: 音楽のビジネスモデル・イノベーション:

« 過大とも言える成果 | トップページ | [休日] ポケモンパルシティ »