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「屁尾下郎」氏のコンプライアンス不況


どうもなんとなく世間の息が詰まる感じのする昨今ですが、たまたま こうした空気感を表現した記事があったので、先日のエントリと合わせて記してみたいと思う。

先日のエントリで糸井重里氏の「「屁尾下郎」氏のツッコミが世の中を詰まらせる」の中の「守りに入る」という表現が、何となく空気を表していた。

「全体の空気」という曖昧な表現でなく、社会現象としての不況感を表した記事として「ワイドショー型複合不況で沈む日本経済」を読んで、なるほどと思う部分があった。

消費者の信頼を裏切って組織的にうそをついたことがばれます。あるいは社会常識に反した企業行動が明らかに出ます。そして、国会や内部告発によって、ウソや偽装が蔓延している実態が取り上げられます。新聞や雑誌が書きます。ネットに出ます。それがテレビのワイドショーに取り上げられると、一気に世論の集中砲火を浴びます。
ワイドショー型複合不況で沈む日本経済 テレビが業界の息の根を止め消費者を排除する
つまり、身から出たサビは、必要以上にバイアスがかかって「ワイドショー」にかけられ、「屁尾下郎」氏の突っ込みよろしく、死ぬまで(倒産するまで)潔癖な追求が行われます。

元々「身から出たサビ」なので、ある程度仕方ない話ですが、それほど潔癖な追及が必要なのだろうか?

その結果としてイノベーションの土壌となりうる「お客のニーズに応える」という大事な事よりも、ミスを無くさないと死ぬ(倒産する)ので、自ずからミスがないかばかりを気にする様になります。そのスパイラルは結果として、ユーザニーズに答えてくれない製品やサービスを受けるという事になります。さらに言えばそうした製品やサービスさえもなくなる可能性もあります。

つまり、(必要以上に潔癖な消費者から)叩かれ始めた企業が必死になっても、もう淘汰の道(倒産する)しか残されておらず、結果として製品やサービスを提供する会社自体がなくなり、不便そのものを実感してしまうことになります。

また、先の記事では次の様にも指摘しています。

こうして、住宅・建設、消費者ローン、商工ローン、金融、教育、介護、食品・観光、といった業界が打撃を被りました。その多くは、製造業がアジアに出て行った後のサービス産業に成長の活路を見いだすべき、ポスト工業化時代の日本を支えるべき産業です。
ワイドショー型複合不況で沈む日本経済 テレビが業界の息の根を止め消費者を排除する

これからの日本を支えるであろう産業を潰してしまえば、当然のことながら不況となり、さらに(腹いせの)「生贄」を求める最悪のスパイラルになりかねません。

また、こうした風潮と同類として、「ウツ病蔓延の背景」とか「ベンチャー育成のための背景として、失敗を許す文化が必要」といった、日本自体が成長していくうえで必要な事が全く根絶やしになる事が一番の心配です。

もちろん、こうした追及を受けるのにはそれなりの理由はあると思うですが、追及する側を装っているワイドショーだって、競争環境下にあるので、過剰な状況に陥ってしまっています。

そういう意味での解決策ではないですが、下手に社会性に目覚めるよりも「芸能スキャンダル」「○○王子のような素人盛り上がり」をしていた方がいい。

誰か大物芸能人の話題とか、新しい王子とか発見してくれないかなぁ。(マジで)



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