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ゲイツ氏のビジョン(野望)におけるYahoo!買収の理由


MicrosoftがYahoo!に買収を仕掛けてから、MicrosoftがYahoo!を欲しがる理由として、様々なものが上げられている。株主からは株価上昇を言われていて、Yahoo!の取締役会も板ばさみという感じなのだろう。

でも今回の買収劇には、直近の切羽詰った事情しか見えなくて、何か「ビジョン」のようなものが欠けている気がしていた。そういう意味で、MicrosoftがYahoo!を欲しがる理由の1つとして、やはりYahoo!エンジニアの存在が大きく、ビジョンでそれを示しているという気がする部分。

したがって、この買収で真に重要なのは、
当社に参加したい、多種多様な顧客のためにより良い検索やより良いポータルを生み出したいと望むYahooの従業員です。こうしたビジョンが背景にあるからこそ、これは最高の組み合わせだと言えるのです。
B・ゲイツ氏:「MSがヤフーを必要とする理由」(前編)

特に以下のYahoo!エンジニアに向けたとしか思えないメッセージが、ゲイツ氏も技術者である点から訴求しています。


文化が本当に違うとは思っていません。仮にYahooが、単にメディア企業となる方向に進んでいて、ソフトウェアの革新が彼らにとって重要だと表明していなかったなら、われわれとの間に接点はなかったでしょう。
B・ゲイツ氏:「MSがヤフーを必要とする理由」(前編)

こういう形でコメントされると、未来を意識したビジョンとは何か?が大切かも知れません。
このインタビュー記事の見所は、ビルゲイツが語るものとして、彼のビジョンの方が(私にとっては)大切です。

10年間のうちに、これらは劇的に増加し、質的な変化が起こります。なぜ撮影にフィルムを使っていたのだろう、なぜテレビはあれほどチャンネルに縛られていたのだろうと、過去の常識がほとんど笑い話になるでしょう。 B・ゲイツ氏:「MSがヤフーを必要とする理由」(前編)

特に後半の部分で語られている事が今後考えていく上で大事なのかも知れないと思っています。

So, one of the things that overlies all this is the cloud, the intelligence in the Internet, and how that gets used. Another thing that overlies all of it (are) the software breakthroughs and the sensors (that) let us do natural interface--the touch screen, and the camera, (and) the microphone.
【意訳】ひとつにはこうした物事に横たわる様に存在するクラウドや、インターネットのインテリジェンス(知性)をどうやって取得して使うかということ。もう1つのこととしてそれらの背景としてのソフトウエアとタッチスクリーンとかカメラとかマイクなどの自然なインターフェースのセンサーがある。
Gates explains why Microsoft needs Yahoo

さらに、それらを実現するための障壁(ハードル)を聞いてみると、やはり一貫して彼が訴え続けている「ソフトウエア・パワー」に行き着く。

Obviously, natural user interface requires software.
【意訳】明らかに、自然なインターフェースはソフトウエアを必要としている。
Gates explains why Microsoft needs Yahoo

最初のYahoo!の話に戻すと「こういう世界が必要とされている。それをソフトウエアの力で実現していこう!」とビジョンを示して賛同を求めている様に見える。

正しいかどうかは別にして、ビジョンを示せる事は非常に大事で、その部分でベクトルが合わなければ、その先の議論をしても仕方ない

Yahoo!のヤン氏もその(ビジョンの)レベルで拒否を示さないと、お金の話や、好き嫌いといった(ある意味で)低レベルの話になって面白くない。



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アット・ニフティストア

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