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中米戦線異常なし? Part2


ずいぶんと前(昨年の9月)に「中米戦線異常なし?」というエントリを書いた。太平洋地域にて米国の軍事演習が行われている一方で、喉元に剣を突きつけられた中国が割とセンシティブな活動をしていて、対して日本は(もう逮捕されたが)次官がどうしたとか下らない事で盛り上がっていた。

米中のスーパーパワー(米国はそうは思っていないかも知れないが)バランスは、実は、中国の割と稚拙だが露骨なサイバー戦線上で猛烈に戦っているらしい。

米軍や情報機関の関係者らは、サイバー界で米国の最大の脅威は中国だとにらんでいる。国防総省が米議会向けに作成した、中国の軍事力に関する年次報告書の内容が3月3日に公表された。その中に次のような一節がある。「過去1年間に、中国国内が発信元と見られる侵入行為で、米政府を含む世界各国の多数のコンピューターネットワークが標的となった」。ブッシュ大統領が署名したサイバー・イニシアティブの序文でも、中国について触れられている。
ネット時代のスパイ活動、発信源は中国にあり サイバー攻撃が激増、標的は政府機関や防衛関連企業

あえて記すと、上で「稚拙」と書いたのは中国だと分かってしまっていて、指摘されたとしても証拠足り得ない作為だからだ。指摘して完全犯罪をあげたところで、指摘時点でかなりの情報が流れてしまうという事だからだろう。

そういう意味では、日本などはかなりの脅威に晒されているのだろうが、Winnyで漏れてしまっているぐらいだから、もう遅いのだろうか?

それにしても公然と中国の脅威を上げているのは、かつてのソ連に対抗するために国防費を積んでいた時代の再来を狙ってなのか…記事を見るとどうもそればかりでなさそうだが…

米軍機関、サイバーセキュリティー機関、情報機関の高官及び元高官など、ビジネスウィークが話を聞いた十数人が口を揃えるのが、台頭著しい最大の敵は中国だということだ。それも、悪党一味や新鋭のハッカーがたまたま中国人という事例ばかりではない。
<中略>
サジャリ氏は、「米国にとってこの中国の動きは、(旧ソ連の)スプートニク打ち上げ並みに衝撃的だという認識が必要だ」と語る。当の中国はスパイ疑惑を強く否定し、軍備は純粋な防衛目的だとしている。

 米政権中枢はこの危機をどのように認識しているのか。それを示唆する発言も数カ月前から聞かれるようになっている。2月27日、米上院軍事委員会での証言で、国家情報局長マコネル氏は、脅威の発信源は中国だとの意見に同意。議会で同氏は、情報の盗難より改ざんの方が懸念が大きいと述べた。

ネット時代のスパイ活動、発信源は中国にあり サイバー攻撃が激増、標的は政府機関や防衛関連企業

これを見ると、米国のように至る所がオンライン(インターネット接続)であるところは、ダイハード4.0の様なサイバーの危険が高くなるという事になる。

逆に日本のようにネットワーク化/データベース化の遅れた地域は、彼らクラッカーにとっても苦労が多いだけで実り少ないという、逆に安全性の高い社会なのかも知れないと思いました。

私自身もインターネットでより生活が便利に、より楽しく、といった観点でサービスを企画したり、ネットワーク化を勧めていますが、こうしたサイバーテロ/攻撃が事実だとすれば(リスク管理上事実だとして)そのバランスが難しいと思いました。




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アット・ニフティストア

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