« ネットにおける「お客様の声を聴く」とは | トップページ | 中米戦線異常なし? Part2 »

パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本

Sn330185

ずいぶんと前に「日本は鎖国しているらしい」というエントリを書いた。そんなに苦労して海外に情報発信したり展開しなくてもいんじゃない?というのがベースにあるのではないか、と書いた。外貨を稼がないと、例えばほぼ全ての食料を輸入している日本としてはじり貧になるのだが…

そうしたあらすじを押さえつつ、海部美知さんの「パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本」を読んだ。そこには単に感心がないというレベルではなく、相対的に国際競争力の低下も現れている、という点が最初に(ちょっと)驚いたところである。

それは主に世界第二位の国内市場を持つ事に由来していて、苦労せずとも国内を相手にするだけで、そこそこ喰って行ける。いやむしろ諸外国よりも豊かになっていて、景気や年金の心配はあるものの、全体の停滞感や閉塞感が拭えない、という状況と指摘している。

いずれにしてもそうした背景や環境にある日本に対して、3章以降では「21世紀的なゆるやかな開国」プランを展開していて、本書はここが一番面白い点でもあり、共感するところでもある。

いきなりキツいダイエットをする様に、場合によっては痛みを伴う「開国」に奔るよりも、現実的なゆるやかに、同士をクラスター化構成していき、個々人が来る次世代に対して小さいけれど確実なアクションを進める、というのがゆるやかな開国のベースである。

こうしたイノベーションベースの開国の必要性の1つに海部氏は以下の様に時限制限のある事だと指摘している。

いまの日本なら、新しいものを作り出すための途中の無駄やコストを負担する余裕がまだある。その余裕すら失ってしまってしまう前に、新しいものを作り出すための一歩を踏み出すべきなのだ。その段階を過ぎてしまったら、挽回までにますます時間とエネルギーがかかる。あるいは、もう挽回出来ないかも知れない。
海部美知著「パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本」P116

そうした時限制を意識してみると、混沌の中から新しいイノベーションが相発していく、第二のシリコンバレーを目指して創るのは、これまでもうまく行っていない事もあり、そもそもがそれは日本人に向かないものかも知れない。つまり、自らが黒船になる/創る事は難しいという事である。

ではそれはどうしたらいいのか。本書にも1部あるが、ちょっとでも思った事をネットで同士を求め、プチグローバル化を進め、そうしたクラスターをいくつも作っていく。

以前から私が持論としている、物差しを新しく作って行き、自らをその物差しで計りながら(考えながら)プチグローバル化/クラスターの増殖・拡大、そして何よりも発信し続ける事が大切という気がする。

不思議なもので、あちこち、どこを見ても「プチグローバル化」が進んで行く層があるという状況が出来つつあると、「最近そういうことが多い」と感じ、ネットワーク効果を生んで行くのではないかと、80%期待しながら、クラスターネットワークの構築をしていきたいと思いました。



ブックマークに追加する



アット・ニフティストア

« ネットにおける「お客様の声を聴く」とは | トップページ | 中米戦線異常なし? Part2 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38989/40928199

この記事へのトラックバック一覧です: パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本:

« ネットにおける「お客様の声を聴く」とは | トップページ | 中米戦線異常なし? Part2 »