« テクノロジーをちゃんと"the rest of us"に使う | トップページ | 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 »

音楽でも顧客体験の時代


MySpace Japanでは未だ提供されていないように見えるが、本国のMySpaceで音楽配信サービスが始まった

MySpace chief Operating Officer Amit Kapur said new features will include ad-supported audio and video streaming, a digital music service, mobile content solutions and original programming from artists and their labels. Users will be able to download files free of DRM (for digital rights management) and share and customize their music experience. <意訳>新機能は広告モデルでオーディオやビデオのストリーミング、モバイル(携帯電話)向けのアーティストやレーベルからのオリジナルプログラムが提供されます。ユーザはDRMなしの音楽ダウンロードをダウンロードでき、音楽体験を共有出来ます。
With 5 Million Member Bands, Company Could Transform Recording Industry

以前に書いたエントリ「Social Networkは次のiTunesになれるか?」で書いた記事の提供後の記事なのだが、ここでのポイントは「顧客体験」にある。

自分の好みの音楽、もしくはその音楽ジャンルのコミュニティで「仲間」を見つけ、そこから情報を得て、また新たな「経験」が展開される。ちょっと前までの「音楽」の提供と、それを聞いた/聞く人の「経験」を分けてはダメなのである。

例えば、私はAmazonでCDを買う事が多いのだが、別に地元にCDショップがないわけではない。色々な人の評価を見ていて、やはり欲しくなって買うわけである。

これを本質的なところで言えば、楽曲が聞きたいだけで媒体は何でもいい。つまりデジタルでも購入できれば、欲しいその場で聞けるからユーザも嬉しい。

これと同じモデルが実は米国のAmazonでは既に始まっている。

Amazon MP3 はすべてのアルバムを 1曲$.99、アルバム単位では $8.99-9.99 から、256kbps の MP3 DRM なしで販売している。Windows/Mac/Linux (Ununtu etc.) のダウンロードソフトウェアがあって、ダウンロード後 iTunes に自動登録、すべての曲にアートワーク情報がついている。だから Mac で iTunes を使っているからという理由で iTunes Store を使わなくてはいけない理由にはならない。
Amazon MP3 のすごさをもっと知るべき

先に記した通り、コミュニティで盛り上がっていて、その曲をその場で手に入れてコミュニティのつながりと「経験」を共有していく、この流れが大事な気がする。使い勝手という意味ではAmazonはかなりの線だろうから、これも日本での展開をぜひ期待したい。

DRMありなしについては、特に本質だとは思わないが、以前のエントリ「やっぱり音楽はライブが大事」で書いた通り、CDという媒体自体は衰退していき、楽曲自体のコストも以前ほどではなくなる。
結果、原点であるライブが大事なのである。アーティスト(サイド)だって毎回のライブが満タンになれば嬉しいに違いない。

楽曲自体の入手コストが下がっていく過程で、アーティスト又は音楽(ジャンル)のコミュニティ基盤としてのSNSと、その本質である楽曲が提供される環境が合体した形は今後のメインストリームになりそうな気がする。



ブックマークに追加する



アット・ニフティストア

« テクノロジーをちゃんと"the rest of us"に使う | トップページ | 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38989/40800263

この記事へのトラックバック一覧です: 音楽でも顧客体験の時代:

« テクノロジーをちゃんと"the rest of us"に使う | トップページ | 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 »