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メディアの隆盛とコンプライアンス不況


ネットや携帯の普及で、新聞を読まなくなった人が増えている。米国ではそうした流れが深刻になり、発行すら危ぶまれている新聞が沢山ある。
記者と新聞社の関係は日本のそれとは異なるので、一概には言えないがネットの広告費はラジオ・雑誌のそれを抜いて新聞ももうすぐ抜くだろう。

自らの立場を掘り下げるべき時期に来ているのに、何とも時代遅れというか(流行の言葉で言えば)KYな新聞という図式に見える。

“馬鹿の一つ覚え”という言葉は、三菱東京UFJ銀行の情報システム統合に関する新聞やテレビの報道にふさわしい。同行が3年前の2005年2月に、旧東京三菱銀行のシステムに一本化することを決めて以降、マスメディアは開発を進める同行の足を引っ張る報道を繰り返している。この5月からいよいよシステム一本化作業を始める同行にとって、最大のリスクはマスメディアの報道姿勢と言っても過言ではない。
 システム一本化を巡るマスメディアの論調は、「統合作業に不安が残り失敗して大混乱が起きるかもしれない、その場合経営トップは責任を取るべき」「仮に成功したとしても、総額3300億円というシステム投資は多すぎる」というものだ。そして、統合作業を難しくし投資増を招いた原因として「旧UFJ 銀行のシステムを残さなかった」ことを挙げる。UFJ銀のシステムではなく東京三菱銀のそれを選んだ前後に指摘するならまだしも、3年も経ち一本化作業が大詰めを迎えている今になっても「UFJ銀のシステムを選べばよかった」と言わんばかりの報道をするのは異常である。
失敗を待つマスメディアの監視下 システム一本化を始める三菱東京UFJ銀行

私的見解だが、現在新聞に求められているのは、「本質は何で、何故それを行うのか」といった掘り下げた内容を伝える事にあるだろう。

N経新聞しかりA日新聞しかり、単なるヒステリックな記事などはどこか別に任せればいいのに、システム的な基礎知識も危ういメディアである事が露呈されてしまっている。

この世間の空気は何だろう?

「屁尾下郎」氏のコンプライアンス不況」というエントリで、世の中の人の気持ちが、まるで相互監視の様に萎縮していて、うっかり何かが起きると、本質は別にして総攻撃される空気を書いた。

この記事で、新聞もその先導を担っている事が分かった以上、何を本当のメディアとして見るべきか?2chのニュー速板でも読むか?

そうした流れで、米国もいわゆるソーシャルメディアの発展・ブロガーの隆盛を迎えたのではないだろうか。
新聞もネットに広告売上を抜かれて、レガシーメディアとなる前に、自分達を評価する価値観が変わっているという事を掘り下げてはどうだろうか。

ネットに携わる者の一人としては、そうやってメディアの隆盛が決まっていくのだろうなぁと俯瞰視できて面白くはあるけど。



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アット・ニフティストア

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