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テクノロジーをちゃんと"the rest of us"に使う


"the rest of us"と言っても80年代を知らない人には「私達の残り?」となってしまいそうですが、これは「残りの人たち(the rest of us)」と言って、当時のコンピュータが(コマンドライン中心の)リテラシーの高い人向けだった時にアップルがMacintoshを開発していた時に標榜していた言葉です。

考えてみれば、パソコンやその向こうのWebも、いつの間にかマウスコントロールになってリテラシの低い人にも使える「気になって」ましたが、まだ全然使えない人の方が多いメディアなわけです。

そんな中で(米国)Yahoo!がよりスマートなモバイルサーチを出したという記事が出ていました。

Yahoo announced upgrades to its Yahoo OneSearch product at the CTIA trade show here Wednesday that it says make mobile search smarter, more relevant, and easier to use with voice-activation technology.
At CTIA, Yahoo unveils a smarter mobile search

どうやら音声認識で検索してもらえる様です。

"instant answers to any query, not just Web links." This means that search results will expand from traditional hyperlinks into other media--a search for "New York" could yield subway schedules, for example, or a search for local sushi restaurants could bring up Zagat's ratings and reviews along with one-click reservations. And searching the name of a friend could provide links to the social-networking sites that the friend uses.
<意訳>単なるリンク関係で関連するメディアを示すだけでなく、例えば「ニューヨーク」と言うと、地下鉄の時刻表やその界隈のザガット掲載の寿司バーとそのレビューが分かり、ワンクリックで予約出来る。友人の名前を言えば、ソーシャルネットワークを探して、その友人の情報を表示する。
At CTIA, Yahoo unveils a smarter mobile search

特に前者の「ニューヨーク」検索あたりがとても便利な気がしますが、それだけでなく、多くの人が「モバイル」で「知りたい」事を「音声」で対応するというのは、今後のキーワードになりそうな気がします。

特に冒頭に書いた通り、テクノロジーをfor "the rest of us"に使っていく。飽きずに音声テクノロジーを追及していく、こうした部分にバックヤードを支えるエンジニアの素晴らしさを感じます。

もう一方の理由として、こうした背景には、米国では省力化のために新世代音声案内をガイドとして提供しているようです。

最近は、電話で機械を相手におしゃべりをすることが多くなった。企業のカスタマーサービスや航空券の予約など、かなりの部分が音声認識ソフトによるエージェントで置き換えられているからだ。
グーグルもMSも取り組む、使える音声認識
これなら、PCやインテリジェントな携帯電話を持たなくても十分に顧客コンタクトを失わずにビジネスを提供出来る。

このあたりの応用例を(勝手な)妄想っぽく考えてみると‥

元々、米国の411という電話番号案内は日本同様に有料で提供されている。「携帯キャリアや電話会社が法外な料金(1回につき最高 $3.50)をとっている番号案内サービス」というボッタクリ市場に対して、「無料モデル」で殴りこみをかけて市場を席捲しているのが、「「1-800-Free-411」のJingle Networks」である。

そうした背景については、日本でも似たもので、ご存知の通り日本では104が独占市場となっています。例えば深夜にタクシー会社の電話番号を調べようとすると、150円(約1.5ドル:NTT東日本)で、さらに(手元にメモがなくて)ダイレクトにつないでもらうとさらに30円、合計180円(1.8ドル)のボッタクリ市場なのです。

これをWeb的発想で逆手に取れば、(当然音声による)広告モデルを応用した電話番号案内を「無料」(と言っても通話料は必要)で提供可能となる。しかも「音声」で提供されるので、聴力に問題がなければ誰でも利用可能となる。もし、いいと思ったレストランなら、その場で予約も可能(もしくは電話を転送する)。
※さらに現在地に基づいた検索が可能となれば、より知りたい情報にたどり着く精度が上がるだろう。

ビジネスモデルは広告モデルだが、掲載料ではなく実際に案内した場合と予約(もしくは転送)した場合に料金を頂けば登録は無料である。案内を検索している間(10秒ぐらい)特定企業の広告を入れてもいいだろう。

かなり「妄想」が進んでしまったが、日本語解析能力/技術がどの程度進んでいるか分からないのだが、このエリアは掘ってみる価値はある気がする。勿論そのときの番号は「0120-104-3733(Free)」かも。



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アット・ニフティストア

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