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ネットとTVとコンテンツ


IPTV法ではないが米国の3大ネットが自社の番組をバンバンネットで流していたり、韓国でもかなりTV番組がネットを流れていると聞いた。つまり、ネットワークのバンド幅が広がると動画を流したくなり、その動画といえばテレビという安直な感じが拭えない。このテレビコンテンツをネットに流す議論の始まりは、そうしたところが出発点なのでは?という感じがしてならない。

ネットのコンテンツは確かにテレビ番組が流されれば色々な意味で面白いだろう。懐かしの名場面だって、テレビでやれば高い視聴率が稼げるはずで、それをネットで検索/視聴出来ればロングテール規模も相まって高い効果(売上げも)があるだろう。

だが、ネットに流すコンテンツ=テレビ番組ばかりではないだろう。あまりに単純過ぎる発想にしか見えない。

「『テレビ番組をネットに出せ』と言われるが、そんなことをしても不幸になるだけ。コンテンツが欲しいなら、ネット事業者はペイするビジネスを提案すべき」とホリプロの堀社長は主張する。
日本のコンテンツ、ネットのせいで沈む」とホリプロ社長

私もネット側の人間なので、どうしても見方が偏るが、これまでの仕事でコンテンツの人達の考え方を痛感した時があった。それ以来「ネット側の発想」「コンテンツ(クリエータ)の発想」という違いだけは理解したつもりでいた。

・クリエイターに過剰なリスクを背負わせない
クリエイターに「限られた予算と期間内に、できるだけ良いものを作る」という以外の余計なリスクを背負わせない。IT業界にありがちだが、例えばギャラを広告のレベニューシェアで代替することを強要するなど。
仕事に必要な知恵は大方うるまでるびの砂場で学んだ
いちる氏が記したこのプロジェクトは(私も深く関わったメンバだったが)確かに多軸で物事が展開していく、これまでに経験した事がないプロジェクトでした。上で引用した部分は、コンテンツに対する代償(対価)に対する考え方で、明らかに異なる点だった。でもコンテンツクリエータという仕事はそれを飲み込んで始めて出来るものと理解しています。

話を元に戻すと、(堀ホリプロ社長の話にあるように)そうしたコンテンツ側の想いがある一方で、ネット側の姿勢も「売れるモデルの提供」が全然出来ていないのも事実だと思います。

 マスメディア向けコンテンツと、ネットに向いたコンテンツは異なるのに、同じ文脈で話していることに、そもそもの問題があるという指摘もあった。
<中略>
 「日本でコンテンツを議論する人は、マスの延長でネットもいけると勘違いしているが、ネットに向いたコンテンツは、Share、Community、Engagement、Collaborate、Onlineという5つを満たしたもの。マスとネットは違うメディアだ」(岸さん)
日本のコンテンツ、ネットのせいで沈む」とホリプロ社長

たまたま似ているから勘違いしてしまっているかも知れないが、やはりネットについて真剣に考えてアイデアを切磋琢磨していった先に、きっとマスメディアではない、ネットメディア・オリジナルのコンテンツが成長していくんだろうなぁと思いました。



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アット・ニフティストア

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