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グーグル(Google)におけるスタートアップのジレンマ


インターネット業界では細かい事でもGoogleのネタは大きく取り上げられる。
以前のエントリ「Google成功の秘訣はOfficeから出さないこと」に書いた様に、その「昼食無料」ネタのシェフだけでも十分ネタになったわけです。

ここでは、Googleを辞めてMicrosoftへ転職するという人の話が、Techmemeの上位に掲載されていた、という話です。なぜ「悪の帝国」の様に言われるMicrosoftにGoogleから転職するのか?

端的に結論から書いてしまうと、Googleはもう既に十分大きな会社だが、Google自身が自分を大きな会社という認識がなく、そうした意味でMicrosoftと比較してみると欠けている部分がとても多い。

ではスタートアップの魅力を持ち続けているのか?というとFacebookやFriendFeedといった会社に比べて「熱い」スタートアップ企業ではもうすでにない。

そんなギャップを見たり経験して、経験豊かなシニアエンジニアがGoogleを去って、Microsoftに転職していくという事だ。

【意訳】
マネジメントがうまくなされていない。特にプロジェクト管理とマネジメントだ。マネージャはマネジメントに関してかなり課題がある。

プロジェクト管理は、人の目を引くプロジェクトが優先され、それが素早くリリースされるという効果の一方で、バグの発生が絶えずテスタの概念さえもない。
The GOOG->MSFT Exodus: Working at Google vs. Working at Microsoft


つまり経験のあるシニアエンジニアから見た、GoogleとMicrosoftの比較は以下のような事でまとめられる。

【意訳】
「Googleなんてくだらない」
1. 工学的でない
2. 既存の経験は無視(開発者見習いみたいに雇います)
3. Microsoftは全てがしっかりしている(ちゃんと管理されている)
Microsoftは組織化された開発工程などを持っている「プロの方法」で仕事をしている。一方でGoogleは幼稚園に似た楽しみに満ちた職場だ。
The GOOG->MSFT Exodus: Working at Google vs. Working at Microsoft
これはある種の「スタートアップのジレンマ」ではないだろうか?

成長期、特に異常なスピードで成長した企業にはこういった問題が起きていくのであろう。そのスピードに連動して、企業としての成熟をしていければ一番いいのだが、スタートアップの特性(例えば、サービスリリースまでのスピードとか)に自分のスピード感に酔っているのでは、それも望めない。

つまり、成熟していくという事は、色々なことを「ちゃんとしていく」事もあるので、人手とステップ(過程)が増えていき、そして政治が生まれ、スタートアップのようなベンチャーが出来なくなっていくのだろう。

そして成熟企業はベンチャー企業をM&Aして、自身の若返り薬として使っていく。
逆にベンチャーはスタートアップ期を過ぎた出口としてM&Aを考える。(しかも高値で)

つまり、企業の成長度合いに合わせて、自分の志向が成長すればいいが、そうでなければ、自分の志向にあう企業を探し続けなければならないという事。(意外と当たり前の話になってしまった‥)



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