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IT部門の革新(IT2.0)


何でも「2.0」ブームが続いているタイトルだが、「新世代」とか「新○○」よりは何か全体に(怪しくなく)新しくなっている感がある言葉だ。(この部分は完全に個人的な印象だが)

さて、表題の「IT2.0」というReadWriteWebのエントリだが、副題として「How Changing Technology is Having Big Impacts on Business(【意訳】いかに技術の変化がビジネスに大きな影響を与えるか?)」という事で、ここで述べたいのは、2.0ブームでなく色々な面で社会を支えているIT部門に関する影響である。

ギークが大事

This next big shift is on the horizon, but you can see it coming. Today, there still may be plenty of businesses employing "classic geeks" in their I.T. Department, but that's about to change. Don't misunderstand - the world will always need a good engineer, but the I.T. leaders of tomorrow - the ones guiding the business in the use of their computer resources, the ones working with the CEOs to execute the vision and direction via information technology
【意訳】次世代の変革が地平線にあっても、あなたには来るように見えない。今日「古いギーク」であるエンジニアがIT部門に雇用されている。しかしそれは変革のためではない。勘違いしない様に言えば、世界は常に良いエンジニアを必要とし、明日のITリーダはコンピュータを利用する方法についてその人を使う。ギークはCEOと一緒に情報技術を使ってビジョンやディレクションを行う。
IT2.0

他にも「Enterprise2.0」とか「Cloud Services」といった、現在 最も注目を集めているIT分野についての「地平線にある動き」について記されている。社会に与える影響としては「モバイルワーカーの出現」と「自分でコラボレーションツールを使いこなす人達」という2つを例示している。

The Mobile Workforce(【意訳】モバイル労働力)


With near-ubiquitous broadband and a growing employee roster of Gen Y workers, being mobile will be the norm, not the exception.
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Many companies are already turning to virtualization to solve this problem. Users will only have the illusion of a personalized desktop - their data will really live on servers instead. Welcome back to thin client computing.
【意訳】Y世代と呼ばれる世代の労働者はユビキタスなブロードバンドに近い環境で働く事は決して例外ではなく普通だ。移動の多い営業マンだけが使うのではなく、ほとんど誰でも使える。
<中略>
多くの企業は既に仮想化という方法でこの問題(セキュリティ等)に対応している。ユーザは単に個人的なデスクトップという幻想を持っていて、彼らのデータはサーバに入っている。シンクライアントの復活である。

IT2.0

【注】Y世代

A Self-Provisioning User Base(【意訳】ユーザによる自給自足手段)
技術的に賢いユーザは、自身がイントラネットの機能などは使わずに、様々なコラボレーションツールを使いこなしている。

With all these changes, the new I.T. person will be very different than they are today. Those that have the skills of an engineer and the knowledge needed to run I.T. 2.0 are going to be superstars, but they also might be rare. Engineers used to the day-to-day technicalities of running a company network won't necessarily find themselves out of job - it's just that their workplace will change. They'll be moving out to the data centers where they'll work to keep the cloud up-and-running. Meanwhile, back at the office, the socially savvy, I.T. "facilitator" of Enterprise 2.0 will be running the show.
【意訳】これらの変化によって、今日のITパーソンとは違っている。IT2.0で必要とされるエンジニアのスキルとナレッジを持っている事はスーパースターたりうるが、非常に少ない。エンジニアは毎日 企業のネットワークを運用する業務外に技術を使う事はないが、彼らの職場も変わっていく。 彼らの仕事場もクラウドを維持するためにデータセンターに引越すかも。オフィスもソーシャル性を理解したITファシリテーター(伝道者)がEnterpeise2.0自身を運営する事になる。
IT2.0

企業内のIT部門と言うと、割と内向きの仕事の様に見えてしまうが、こうしてみると社会の動性に非常に敏感でないと生き残っていけないという事になる。ましてやギークと呼ばれているうちはまだ良くて、CEOの片腕としてのリテラシだけでなく実行力も問われることになる。

一方で企業のIT部門を脅かす、Googleに代表されるソーシャル機能だとか、モバイル(ユビキタス)オフィスといった働くスタイルに関わる部分、これまで企業の社員しか使えなかった機能が、ソーシャルな機能として提供されている今、意外と企業IT部門は複雑なパターンをシンプルに出来る部門でもあるのでは?と思いました。



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