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沢山のネット・メディアが必要な時代


最近、ブログを書いていると、そのネタ探しに苦労するのだが、ネタとして取り上げようと思う時に「この内容は本当だろうか?」と思う事がある。

特に報道側のブームになっているような事は注意して見る様にしている。理由は、「どうも本当ではない気がする」からだ。事実無根であったり、明らかな偏向記事という事は少ないとは思う。だが、それがコンプライアンス不況を呼んだりヒステリックなだけの対応(記事)と見える事が多い。

先日のエントリ「メディアの隆盛とコンプライアンス不況」や(その前の)「「屁尾下郎」氏のコンプライアンス不況」にも書いたが三菱UFJ銀行のシステム一本化には、信じられないほどのヒステリック記事が蔓延しているらしい。

経緯は次の通りである。5月12日、セブン銀行に新聞各紙から「トラブルの状況を撮影したい」と連絡が入った。三菱東京UFJ銀行が「セブン銀行経由の ATM取引にトラブルが起きている」と発表したため、各紙は一斉にセブン銀に電話をかけた。「取材に応じないなら、ATMが置いてあるコンビニエンスストアに乗り込む」と言われ、やむを得ずセブン銀行は「本店に来ていただいて結構です」と回答した。
<中略>
セブン銀は「お客様が使うコーナーなので、そろそろお引き取りを」と要請したが、記者団は「システムが復旧するまで待たせてもらう」と回答し、ATMコーナーに座り込んでしまった。12日付の日経新聞はATMトラブルについて「(ATMの)利用者らが戸惑う姿がみられた」と書いているが、セブン銀行の本店を訪れた一般利用者は、ATMコーナーに陣取った記者とカメラマンを見て、さぞや戸惑ったことだろう。
謎を呼ぶセブン銀行社長の行動 記者団の“襲撃”に立ち向かったセブン銀行
もうこうなってくると立派な「圧力団体」である。

さらに、こうした報道の内容はどうなんだろうか?こういった「三菱東京UFJ銀行の失態を指摘し続けないといけない」という(ある種の偏向した)取材姿勢であるのだから、その内容はどうなんだろうか?と言うと、どうも案の定「偏向」記事が蔓延したらしい。

報道されている内容とは以下の状況だという事だ。(私も別の機会に夕刊紙を見た)

事件とは、ATMの不具合が起きた当日の夕刊に、セブン銀行の安斎隆社長が登場したことである。複数の全国紙夕刊に安斎社長がセブン銀行のATMの前に立っている写真が掲載され、安斎社長は「こういうことは困る。早く原因を究明してほしい」といった趣旨の発言をしていた。
謎を呼ぶセブン銀行社長の行動 記者団の“襲撃”に立ち向かったセブン銀行

だが実際に語った事は以下のような事だ。(私も朝日新聞で読んだ)

何かヒントはないかと、新聞各紙を読み直してみた。するとトラブルの翌日、13日付の朝日新聞朝刊が注目すべきことを書いていた。そこで安斎社長は銀行の情報システムについて「あまりに完全なものを求めると経費がかかり、顧客の負担も増えてしまう」とコメントしている。これは正論である。常識である。全くその通りである。
謎を呼ぶセブン銀行社長の行動 記者団の“襲撃”に立ち向かったセブン銀行

なぜ報道機関やその記者たちがヒステリックな対応を行う理由はさっぱり分からないものの、その「偏向」ぶりがこの件からよく見えてくる。つまり、事実には完全に基づいていない、ある種の捏造記事なわけだ。

もう既にインターネットの様々な情報経路(市井のブログとか)とどこかの夕刊紙では読者層が違うとは言え、そのメディアパワーが拮抗しはじめている。

先日書いたエントリ「ロングテール・TVチャネル」にも書いたのだが、その「市民」メディア化はテレビ報道の領域にも展開しようとしている。

そうした昨今の動向の中で、こうした「本当の事実とは何か?」が実は報道されていない事、中国や一部の発展途上国に向かって言っている事が、実は日本でも起きているのではないか?という事を認識しないといけない。



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アット・ニフティストア

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