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沸騰都市ダッカはスゴかった


NHKで放映されている「沸騰都市」シリーズは、変化の著しい都市について特集していて、特に21世紀に入りいよいよ高度成長を見せ始めた途上国の都市の様子が面白い。 恐らくは高度成長期の入り口に立った日本(東京)も、きっとこれくらいエネルギッシュで、前途には希望だけが存在して、頑張れば絶対に成長出来た時代だっただろう。

特に6/22に放映された、沸騰都市 第3回 ダッカ“奇跡”を呼ぶ融資は、抜群に面白かった。きっと60年くらい前の東京の人達は、希望だけが前にあるという、感じだったのかも知れない、と思った。

Brac銀行の仕組みが素晴らしく、5人組に無担保融資を実施。事業資金として使わせ、小額づつ返済させる。これにより商売の仕入れが廻ったり、小さい事業規模でも始める事が出来る。さらに、それが雇用を生み、さらに成長する事ができる。
ある意味で本当の「お金の使い方」を見た気がした。

インターネットの効用は説くまでもないが、ダッカにおいての情報格差はそのまま収入格差となり、貧富の差となる。このインターネットを展開しているのが、bracNETである。
このBracNETの出資者でもあり、世界的なレベルで活躍されているのが、『21世紀の国富論』を書かれた原丈人氏である。私も読んで、これはとんでもない人だなと思ったものだった。

実は、この原丈人氏にお会いした事があり、ご活躍は知っていたものの、その活躍の影響度を知らなかったので、この番組で目の当たりにして、感激してメールを送ってしまった。(その後、氏からお返事を頂けるという光栄にも預かった)

これはODAとか、そうした発展途上国援助といった20世紀モデルを超越した、イノベーションだと思った。

番組のなかで、Brac銀行から融資を受けて事業をしている女性達にインタビューしているシーンがあったが、日本だって抜いてみせると輝いた目で語っていたシーンだけが、とても印象的だった。
そう頑張れば/努力すれば、みんなが成長できた時代。それを支えている自信と、希望の目だった。

次に融資を受けた縫製工場の成功者が、後輩を指導するシーンがあるが、その向上では売春で生活している女性や貧民街の人達を雇って、働く場所を与えて給与を出す。当然頑張ればチャンスはある。

インターネットで穀物価格が都市部では高い事を知って、価格格差をなくす事で、農村をもっと豊かにしようと運動する人達も現れる。正当な市場価格を知り、正当に農家が価格という評価を受ける事が出来る。

中国の諺だったかで「飢えている人に魚を与えると、その人は数日しか生きられない。しかし、魚の釣り方を教えるとその人は一生 生きられる。」ということを聞いた事がある。まさにそれを実践するイノベーションだと痛感した番組でした。



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アット・ニフティストア

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