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音楽産業もお客様を見ないと


日本での展開は遅々として進まない気がする音楽産業のデジタル化ですが、世界的にはCD/DVDの落ち込みが激しい状況との事です。

私の過去エントリにある通り、このあたりの世の中の動きが、CD/DVD販売モデルからライブモデルに移行しつつあるのか?とは思っています。つまりデジタル販売は、ライブのプロモーションであるという位置付けです。
以前のエントリ紹介すると「音楽媒体の変遷は意外と早いかも」ではCD/DVD媒体の落ち込みを、「やっぱり音楽はライブが大事」「音楽のビジネスモデル・イノベーション」では収益の中心軸がCD/DVD媒体はおろか音楽の売上でもなく、ライブによる収益が今後の音楽の中心となると記しました

6/18付けヘラルドトリビューン(国際版)記事より

2007年の世界市場での音楽販売は8%落ちて194億ドルとなった。CD/DVDが13%落ちて159億ドル、ダウンロードなどは34%伸びて29億ドルとなった。
<中略>
一方で海賊版や違法ダウンロードが300億ドルに及び、その39%が米国の10代のファイル共有によるものだ。
CD sales falling faster than digital music sales rise
【意訳】CDの売上落ち込みがデジタルミュージック販売向上より大きい件

ステレオタイプな解説がされている様にしか見えませんが、いずれにしても音楽のデジタル配信化、さらにその先になるDRMフリー化というトレンドという存在よりも「公式発表では」違法によるものが大多数となるとの分析です。

【意訳】彼らがいかにインターネットのビジネスモデルに適応していくのか。昨年は DRMを落とすことだけにメジャーは注力した。訴訟のためにコストをかける よりも、ネット上での取引を再考してデジタル販売の伸びを素早く大きく する方がいい。 CD Sales Fall Faster Than Digital Music Sales Rise. Or Do They?
【意訳】CDの売上落ち込みがデジタルミュージック販売向上より大きいって本当か?

iPod販売後のiTunes発表時に、99セント(約100円)ならコピーしようと努力する気も無くなり、きちんと著作権料を払うだろう、という話がありました。これはある意味で正論だと思います。

また、今後のiPhoneもそうでしょうし、現在の携帯電話もそうだと思いますが、使いやすい携帯音楽端末が増えていく一方で、CDからリッピングしたり、ましてやリスクを犯してコピーするといった行為が、逆に手軽に出来ないのではないか?=敷居の高い行為となる、と思っているのです。

さらに「Social Networkは次のiTunesになれるか?」に記した通り、コミュニケーションの材料の1つとして音楽が存在する位置付けとなると、ますます「正しく楽曲を買う」という流れが増大すると思っています。

お客様を見続けていれば、もっと音楽に対していい事が思いついて、もっと面白くすることが出来ると思います。一方で性悪説にたってコピー取締り/防止ばかりに力を入れ、結果として良いお客様を見ていない事になれば、これは音楽に関わる産業自体が不幸な事になる気がします。



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アット・ニフティストア

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