« 新幹線ガール − 「好きこそものの上手なれ」の証明手順書 | トップページ | Amazonがリビングルームになる日 »

人事を尽くして天命を待つ


先日のエントリ「Web2.0バブルを乗り越える方法」では、現時点のWeb2.0サービスでは儲けにならないので、その基盤を生かして先日ビジネスユースに展開することで、ビジネス面での収益が見込める。という話を書いた。

ちょっと夢のない話かも知れないが、楽しいサービスや沢山の人が使ってくれるのだが、ビジネスとして成り立たないばかりに姿を消すサービスも出てくるだろう。

だが、ユーザが付いたという事は、そのサービスアイデアは少なくともいいのかも知れない。問題はビジネスモデル(マネタイズ)のアイデアである。

ならば、そのアイデアをユーザから頂けないものか?そう考えるのも無理はない。

Seesmic(Michael Arringtonが同社の投資者の一人)のCEO、Loic Le Meurが読者アンケートで、あなたがうちのCEOだったら利用性を高めるために何をするか、と尋ねている。回答は、Seesmicのビデオやブログのコメント、Twitter、Friendfeedなどいろんな形で大量に押し寄せている。回答の内容は、辛口の皮肉から長い長い企画書までさまざまだ。でも意外なことに、ほとんどが、まともで参考になる意見だ。
Seesmic―大量のアンケート回答の中に貴重な経営資源を見つける

意外と参考になると書いてあるが、昔からユーザの声を生かして育った会社は沢山ある。それをネットでもやってしかるべきなのである。
もし、自分のやる事(人事)を尽くしていないのであれば、まずそれを尽くすべきだろう。いきなりお客様の声(天命)を待ってはいけない。それでも神(お客様)の声を真摯に聞き、それを懇切丁寧に会話しながら商品に生かしていく。
ネットに限らず王道だろう。

それが特に欧米で盛んなのだろうが、日本だって捨てたもんじゃない。まだWeb2.0なんて全然話題にすらならないけど、ブログなどが出てきてネットが変わりそうな雰囲気がある時代に、ユーザが企業のことを考える大イベントが行われている…

mixiのビジネスモデルをユーザーが提案するこのイベント。記事でmixiが赤字だと知り、いてもたってもいられなかったという、自称「mixi依存症」の会社員、中村初生さん(26)が主催した。
Webサービスのビジネスモデルはユーザーが考える時代?

この会議の主催者で当時のことを述べている記事。
第1回 上原仁――絶望を救ったSNSとオフ会

実は、こうしてユーザに色々と苦労させる、作業させる、そうした事もWeb2.0的と言っていいんでしょうね。

だから、もしサービスや企業を興し、例え儲からない状況だとしても、それでもサービスやユーザを増やす努力をひたすらする。ユーザによる提案に応じて機能追加を徹底して行う。そうやってファンを増やす。

いよいよ儲からない事で煮詰まってきたら、今度はお客様が努力する番だ。

厳しく辛い道のりという気がするが、本当のお客を掴むのは、そうそう楽なことじゃないんだろう。



ブックマークに追加する



アット・ニフティストア

« 新幹線ガール − 「好きこそものの上手なれ」の証明手順書 | トップページ | Amazonがリビングルームになる日 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38989/41929025

この記事へのトラックバック一覧です: 人事を尽くして天命を待つ:

« 新幹線ガール − 「好きこそものの上手なれ」の証明手順書 | トップページ | Amazonがリビングルームになる日 »