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パーソナルメディアと社会


堀江貴文氏には社会的な功罪あると思うのだが、罪は裁判で話されるだろうから、功を語るとすると、Web2.0の基本コンセプトである「ネットは参加するもの」の波に乗って様々な事業展開を行い、そこに世間の注目を集めた点にあるだろう。

その堀江氏のインタビューでブログ再開の理由を問われるインタビューの中で気になった部分が以下。

――堀江さんとFLASHのカメラマンが、撮影現場での言い合いをブログでも続ける騒ぎがありましたが、メディアのあり方として堀江さんが思うところをお願いします。

堀江 メディアに夢はありませんけど、自分や、周りの人間の人権が守れる程度の発言力のあるメディアを持つことは必須だと思います。経済原理に基づき動いているメディアにたいしては常に牽制を効かせることは大事だと思います。
毎日飲んで、夜9時以降に食べる 時折ゴルフというホリエモンの近況

「メディアは常に中立」というものが(やはり)幻想ではないか?という懸念を持たれる中で、これまで何度かこのブログで書いてきたように、時にヒステリックな反応をする一部メディアの暴走に対して個人は対抗のしようがなくなる。

[LINK]
沢山のネット・メディアが必要な時代
メディアの隆盛とコンプライアンス不況
「屁尾下郎」氏のコンプライアンス不況

伝える事はあくまでメディアの既得権益だというものも幻想だという事が、こうしたブログを通じて段々と社会に認識されていくのも大事だと思う。

* * *

そうしたパーソナルメディアに対して社会、特に遅れた社会感覚を持った部分は、その対応が滑稽ですらある。

 茨城県議会での議員の言動がブログ(インターネット上の日記)で批判されたことが契機になり、議会の傍聴規則が3日改正され、規制が強化された。必要と認められると傍聴希望者は身分証の提示を求められ、写真撮影や録音の許可が下りにくくなった。全国の都道府県議会で身分証明書の提示を求める傍聴規則は初めて。ブログは情報の発信手段として近年重要視されていることから、一部県議からは撤廃を求める声も上がっている。
ブログに逆切れ? 茨城県議会が傍聴の規制強化[2008年9月4日付 朝日新聞]

まさに滑稽な対応と言うしかない。居眠りしている議員が反省するなら話は別だが、居眠りを指摘したメディアを規制する挙動は、いかに社会がパーソナルメディアに対して認識されていないかという好例だろう。
時にヒステリックなパーソナルメディアに対して、「俺達は偉いんだ」的な感覚の先生方が取る態度の典型例という言い方も出来る

まぁ、それにしても議会全体が居眠り状態ってスゴイね

話を戻してパーソナルメディアと社会と大層なタイトルを付けてしまったので、締めに入るが‥

時として、パーソナルメディアの暴走=炎上という事もある。その暴走や炎上される対象となる事も場合によっては幸せな事かも知れないが、そんな特例は別にして、マスメディアだけではないメディアの暴走に対して、自身の意見や視点を展開するメディアは絶対に必要である。

「目には目を」という事ではなく、相互に監視・牽制していかないと、とても単純なパワー論理である「力」とか「権力」とかがおかしくなっても誰も気が付かない状態になる。

茨城県議会がこんな状態である事を茨城県民はご存知だろうか?(議員以外)誰も知らなかったはずだ。パーソナルであれ、マスであれメディア同士も、相互に監視・牽制していかないと危ない事になっていく気がする。

話題は変わるかも知れないが、そんな相互に監視・牽制において最強なのは、オープンであるという事だけでは不足で、それ自身を発信してもらう様にすることにあるだろう。



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アット・ニフティストア

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