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スーパーシティ東京を感じてグローバルを想う


先日、丸の内にオフィスというか「書斎」をお持ちの高名な先生と、プロジェクトが一段落ついたタイミングということで、丸の内にある「グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン」で軽い打ち上げを行った。

この「グランド・セントラル」はニューヨークに本店があるお店のデザインテイストで、丸の内の「重要文化財」である明治生命館の地下にある。建物もそうだが、内装も味わい深い雰囲気を出している。

実はメニュー自体は、食の荒野であるアメリカを元にしているので、好みの分かれるところだと思う。フィッシュ&チップスは大事だと言う人はぜひとも行った方がいいと思う。

さて、そのレストランで気付いたのは、その店の一番のウリである生カキは世界中から取り寄せて出している。北海道はもちろん、ニュージーランドなどの世界中からである。ワインにしても世界中から取り寄せてワインセラーに置いてある。

この時にニュージーランド産の「SILENI」というのを頂いたのだが、これは本当に美味しかった。機会があればぜひもう一回味わいたいと思った1本だった。

さて、そういった「世界」が東京で味わえるのは、このお店だけであるわけがなく、グルメサイトを見て貰えれば分かる様に、世界中の「味」を東京で味わう事が出来る。

もちろん、現地の方が美味しいのかも知れないし、多くの場合は現地の方が美味しいことが多いのだが、ちょっとした気まぐれとか思いつきで「世界の味」が味わえるのはすごい事だと思う。

また、先のカキやワインにしても、東京は世界中から食材を吸い上げるだけの、スーパー引力を持っている数少ないスーバーシティなんだという感じを持った。

日経の「海外赴任」に関する小コラム」と題した、日経に掲載された「魅力薄れた「海外赴任」」という記事に対するコラムも、本論としては出展の明確でないデータや意見によって記事が構成されているというユルイ点を指摘しているものだが、そもそもガラパゴス化する要因の1つ(かも知れない)、世界に対する関心が薄れつつあるという事象に対して、原因(遠因)として「あえて世界に出て行く動機が薄れている」という事が挙げられている。

つまり、東京でも「ほどほど(日本人には)ちょうどいいぐらいの国際化」が味わえるので、それで十分じゃないか?という雰囲気である。

その「東京の ほどほど(日本人には)ちょうどいいぐらいの国際化」具合では不足している、との指摘も以下の様にある。国際都市を東京のウリにすべき、という論旨である。

 そう考えてみると、東京の場合、外国人比率が高いといわれる夜の六本木でも圧倒的に多いのは日本人であり、人間の国際化はまだまだ後れているということかもしれない。
 やや暴論のように受け取られるかもしれないが、誤解を恐れずに言うと、私は東京はもっと国際化すべきだと考えている。もはや、東京は日本の他の都市とは違う位置付けにある。それならば、もっと東京らしい独自の文化を創り上げ、もっとグローバルになるべきではないかと思うのだ。
地方に従来型の公共事業などいらない(東京は「国際都市」の道を歩しかない)

ここでの指摘は良く分かる。だが現状認識として、もう東京はスーパーシティになっていて、その東京という「スーパーシティ」にいると、その「東京の ほどほど(日本には)ちょうどいいぐらいの国際化」が実に、本当に気持ちいいのだ。

逆にグローバル化と称した、そこ(東京)を脱するだけのモチベーションって何だろうか‥

東京という「スーパーシティ」にいると、その「東京の ほどほど(日本には)ちょうどいいぐらいの国際化」では、言葉や思考の違いからくる苦労を感じる必然性もなく、その国の文化が一番現れる「世界中の食」が味わえて、世界中の書籍に(どこの国かも意識せずに)出会う事も出来る。

世界中の芸術・食・(ほどほどの)人 と出会う事が可能ならば、何を好き好んで海外に行かないといけないのか?というのも分かる。

さらに、国際的に様々なモノを吸収したシーパーシティでは、そこに棲む人達の文化や感覚にも影響が及び、様々な文化的フュージョンが生まれて、出元が何だか分からなくなってくると、もっと面白くなっていく。

だから先のコラムにある様に「東京を本格的国際都市にする」ことで、いわゆるガイジンが多くいる、なんていうレベルではなく、フュージョンしていって、新たなモノになっている状態が実は望ましくも楽しくもあるのではないだろうか?

それが、あらゆるものを吸収してきた、スーパーシティの次のステージなのかも、なんて思いながら生牡蠣苦手な私はカキフライを頂きました。




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アット・ニフティストア

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