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iPhoneのモデム解禁は3Gデータ通信は儲かるから?


米国Yahoo!がGoogleとの関係構築に行き詰り、Microsoftとの買収も含む関係修復を含むプラン検討などと取り沙汰されていますが、その発表の場となった「Web2.0 Summit」で、もう1つ興味深い発表が2つあった様です。

そのネタに入る前に、この「Web2.0 Summit」なんですが、Sun Fransiscoで開催される、完全招待制のカンファレンスです。つまり、招待されない事には行きたくとも行けないわけです。オフレコですが、Web上で「招待希望!」を表明して、運良く当たると招待されたりします。実は私も招待希望を出したら当たったのですが、参加フィーが35万円ぐらい‥ちょっと個人ではムリですね

さて、その発表なんですがAT&Tの幹部がiPhoneのモデムとしての利用を認めるという事の様です。

Here’s a bit of cheery news from the Web 2.0 Summit: AT&T Mobility President and CEO Ralph De La Vega just told interviewer Michael Arrington that the company is working with Apple to let the iPhone serve as a tethered wireless modem for laptops soon. And he says it’ll be available “soon.”

Web2.0 Summitからちょっと嬉しいニュース: AT&T Mobility社長兼最高経営責任者Ralph De La Vega氏は、インタビュアーのマイケル・アリトンに対して、アップルがラップトップPC向けの無線のモデムとしてiPhoneを使うとだけ言いました。そして、彼は、それが「すぐに」利用可能になると言います。

There are at least two existing tethering options for the iPhone: NetShare and iModem. The former was removed from Apple’s iPhone App Store and the latter only works on jailbroken iPhones; both violate AT&T’s terms of service. Even if AT&T wants more money for a tethering plan–and I’m assuming it will charge something like $50 or $60 a month–I think a lot of people will sign up.

少なくともiPhoneをモデム接続するための方法として、2つの方法があります: NetShareとiModemがそれです。 前者はアップルのiPhone Appストアから削除されました、そして、後者はjailbroken(【意訳】勝手に改造して制限をはずすこと)されたiPhonesで動いているだけです。 両方ともAT&Tの利用規約に違反します。 AT&Tが接続プランのために、より多くのお金を取っても、そして、私はそれが50ドルや1カ月あたり60ドルと追加チャージされると思っていますが、私は多くの人々が申し込みをすると思います。

AT&T: Tethering Coming to the iPhone Soon
【意訳】iPhoneに接続がすぐに来る

3Gネットワークを運用する側としては、携帯電話に比べて、圧倒的に高いトラフィックを生むモデム機能は、設備的な面でも運用的な面でも、かなり警戒されることなのではないか?と思っていました。

ちょっとここで解説すると‥ここで「接続」とか「モデム機能」と言っているのは、パソコンにiPhoneを接続すると、パソコンでもインターネットに携帯電話のデータ通信機能で接続できるという事を指しています。

Morganstanley_3g_revenue
でも、同じWeb2.0 Summitで行われた会議の中で、Morgan Stanley(モルガンスタンレー)社のレポート(資料)も発表されていました。
ネタ元:Mary Meeker at Web 2.0 Summit: There is Hope
ネタ元2:Morgan Stanley(モルガンスタンレー)社のレポート

ここでちょっと注目すべきは、31Pのモバイルにおけるデータ通信の利益率です。アジア(恐らく日本を含む)は25%、アメリカを含む北米は18%と出ています。このRevenueの内容が設備費用などを含むとかそういった情報はないのですが、とても高い利益率に見えてしまいます。

要するに「高い利益率の商品だから、ドンドン売り込むべし」という事になります。日本のキャリアの3社ともパケット系の上限値段は5,985円と横並びになっていて、先の利益率を当てはめると1,500円ぐらいの利益となる勘定です。

今や、携帯電話と言っても電話機能を使う人よりもデータ通信を使う人の方が多いでしょうから、その意味でもしっかりとドル箱をキープしている事になります。

まぁ、特にキャリアを批判する意図は毛頭ないので、話を切り替えると、iPhoneがラップトップPCのモデムとしても使えるようになると、何が必要になるでしょうね?
そんな先回りした事が、(先の情報源である)サイトの広告に載っていたので、コンテンツマッチ広告の威力みたいなものを見ました。

コンテンツマッチ広告の威力とは少々大げさですが、要するにiPhoneのモデム機能が開放されるらしい、と報じたサイトの広告に、iPhone用の外部バッテリーの広告が出ていました。

これはかなりツボを突いています! ソフトバンク社もiPhoneの外部バッテリー(兼ワンセグ受信機)を発売すると発表していました。

発売は12月を予定しているそうですが、この商品と発売は何かを意図しているのか?と勘ぐってしまいますね。







 iTunes Store(Japan)

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