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Yahoo!の5つの失策 − 誤算の研究


インターネットの第一創世記を支えたYahoo!の創設者の1人であり、CEOだったジェリー・ヤン氏がCEOを退任した。創設者と言えども、取締役会の決定に従うのがルール。個人的な思い入れはないのだが、インターネットの創世記を支えた人が追いやられる感じがして、ちょっと悲しい。

さて、Forbesという雑誌のオンライン版に、そのYahooの5つの失策という記事が掲載されていた。

だいたいこうした記事は後付で誤算だった事柄を挙げていくので、その時々の経営判断とその環境を見ないと失策とは言い切れないとは思う。だが、何か失敗には学べないか?という感じがつきまとう。

1. Aborted Projects Yahoo! is rife with projects that have been started, with great fanfare, only to die quietly months, sometimes years, later. Rank and file employees don't deny it: "They wasted a lot of money on projects that have been scrapped," one engineer said of the company's management.

1. 中止になっているプロジェクト
Yahoo!はかなりのファンファーレを鳴らして始められ、その月、時々は数年して静かに死んだプロジェクトの数がおびただしい。一般従業員もそれを否定せず、 「彼らは中断されたプロジェクトに沢山のお
金を浪費した」と、1人の技術者が会社の経営について言いました。

2. Missing the Google Express
Yahoo! had the chance to buy Google in 2002. Then-Chief Executive Terry Semel reportedly balked at the $5 billion price after months of negotiation. In retrospect, that was clearly a mistake.

2. Google急行に乗り遅れました
Yahoo!には、2002年にGoogleを買う機会がありました。 伝えられるところによれば、次に、CEOだったTerry Semelは何カ月もの交渉の後に(googleが)50億ドルの価格となった事に躊躇しました。 結果として、それは明確に誤りでした。

3. Hiring Terry Semel
Another commonly cited mistake: hiring former Warner Bros. studio honcho Terry Semel as chief executive. Yahoo! stumbled in the wake of the tech bust early in the decade. It brought in Semel to turn things around. In retrospect, however, Semel was just riding a powerful rebound that other managers, such as the boys at Google, were playing far more skillfully.
Semel declined to buy Google; at the same time, he funded a push into media that has largely foundered.

3. Terry Semelを雇った事
他に一般的に引用される誤りとして、最高経営責任者として前のワーナーブラザーススタジオ指導者Terry Semelを雇ったことが挙げられます。Yahoo!は10年間ぐらい、科学技術でつまずきました。
Semelは、Googleを買うのを断りました。 同時に、彼はメディアへ膨大な資金を提供しました。

4. Failing to Click With DoubleClick
Another deal Yahoo! missed out on was DoubleClick. The advertising network specialized in the display ads that had long been Yahoo!'s strength as it struggled to hold back a surging Google. But when Yahoo! didn't move quick enough to purchase the ad network, Google pounced,
helping to close the gap.

4. ダブルクリックのクリックに失敗
Yahoo!が逃した別の取引はDoubleClickでした。 Yahoo!の広告ネットはGoogleを抑えるように戦ったとき、長い間Yahoo!の強さであったディスプレイ広告を専門としました。 しかし、Yahoo!が広告ネットワークを購入できるくらい迅速に動かなかったとき、Googleとの差を縮めるのを助けてしまい、Googleは飛びつきました

Yahoo!'s Five Biggest Mistakes

最後の5つめの失策と書いてあるのは、Microsoftの買収を断ったという点を挙げているので、その理由は数合わせの感じが否めないので、ここでは単に割愛します。

こうやって見ると、やはりインターネットの黎明期から高いポジションにいる事で、沢山のチャンスがあった事が分かります。そのチャンスをチャンスと見極められなかった経営者を迎えてしまったのが、今日の敗因であると言えるでしょう。

さらにこれらの理由の中でジェリー・ヤン氏が関わっているのは(割愛した5番目を除き)ないのではないでしょうか?

それよりも後々ボディブローの様に効いてくる失敗が先にあった事になります。

Yahoo!のメディア路線で(上にも書いてあるように)Terry Semelを経営者として迎えてしまったことが、最大の失敗だった…と言われますね。

それは何ででしょうか?メディアは得意(だった)としても、ネットの未来感がなかったのかも知れません。Yahoo!への愛情もなかったのかも知れません。そうした事が、長い目で見たときに深い致命傷に発展してしまった事でしょうか。

いずれにしても戦犯の話をしても仕方ないので、別の軸で考えると、インターネットの隆盛期を支えたポータルという位置づけが、今後どうなっていくのか?Googleという検索中心モデルが制覇してしまうのでしょうか?

それとも新しいFacebookなどの勢力が今後の主流になるのでしょうか?次の中心勢力が気になります。



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アット・ニフティストア

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