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[休日]Cloverfield (クロバーフィールド/HAKAISHA)−隔離生活に飽きてDVDに走る


土曜日の深夜に猛烈に熱が出て、翌日インフルエンザと判明してから、タミフルのおかげで熱も体調も復帰した。
前日のエントリに記した通り、今回の最大の課題は「家族に感染させずに完治すること」。そのため、完全に自室に籠もる生活が始まった。
それでもラジオと本だけでは早くも飽きが来てしまい、Hulu.com で「24 season 7」を英語のままで(頑張って)見ていたのだが、それも無理が来て、ついにレンタルDVDに走ったという事である。


* * *


レンタルで選んだのは「Cloverfield (クロバーフィールド/HAKAISHA)」である。こういったSFアクション系は割と気楽に見られる事もあって好きな方だったのと、映画公開時に気になっていた(でも忘れていた)作品だったからだ。

ストーリーやプロモーションフィルムは、公式サイトを参照して貰えると、見ていない人は結構興味を持って貰えるのではないか?と思います。

前半はネタバレしない程度に、面白いと思った部分を、後半は多少のネタバレを含めて、自分のブログにこれを書こうと思ったのかを書いてみたいと思います。

中心的に登場している人物は、パーティの主人公となる人、それとパーティの主人公の恋人、偶然カメラマンとなる友人、そのカメラマンが憧れる女性、パーティの主人公の義理の姉といった人達が中心。パーティの様子をビデオで撮影すること、それがこの映画となる。

最初はこうした登場人物がどういう関係だか分からないので、パーティのシーンで複雑な関係性や性格などをひたすら描写している。ちょっと冗長に感じるのだが、実はこのパーティシーンは色々な意味でとても大切な事が後から分かる。

さて、パーティも中盤になった時に、N.Y.で大きな地震や爆発が発生し、みんなが避難し始めるあたりから、ストーリーが一気に盛り上がっていく。とんでもない大きさの怪獣が暴れまくっていて、一方で(パーティも途中で帰ったのだが)N.Y.から逃げ遅れた恋人が何かの下敷きで逃げ遅れているのを助けに行くあたりでさらに盛り上がる…

全てはパーティ会場から連続した「ハンディカメラ」(一般に我々が使うようなビデオカメラ)で撮影した映像が延々と続くので、画面の揺れとか微妙なピントとかが甘くなったりしているのだが、逆にこれがリアリティを生んでいく。

そうした全体構成がとてもよく出来ているという感じがしました。多少のネタバレを含めますが、もっと面白いと思った部分を次に記します。

ちょっと後半はネタバレを含めます。

まず、この映画がハンディビデオで撮影しているという設定になっていますが、その記録テープは、主人公とその恋人がデートしている様子を記録したテープに上書きされて記録されている設定であるという事です。

映画ではカメラに何かが起きたり、怪物が写っているからと周りの人と写っているものを共有するといった、撮影を一時止めるシーンの「隙間」で、平和でとても仲のいい恋人達のデートの記録が時々現れます

主人公がパーティを開催されるのも、日本へ赴任するのでN.Y.から離れる事から「お別れパーティ」なのですが、そこに恋人が来たときも恋人を引き留められずにいて、やっぱり大事な人なんだ、と気づいた時に、怪獣によってメタメタにされるわけです。

そのメタメタの中で、なんとか恋人を救出しに、怪獣の攻撃を避けながらN.Y.中を移動するという「一度分かれてしまったが、思い直し、危機の中で恋人を助けに行く」というアメリカ的ヒーローストーリーが一番のベースにあるという事が言いたいわけです。

それを「パーティ」「テープに上書きされなかった隙間の幸福」と「恋人救出劇」と「絶望的な怪獣の暴れっぷり」「怪獣の子分の気持ち悪いキャラ」などが揺れる画像の中でミックスされています。

この映画の最初に国防総省の記録番号と回収された場所として、セントラルパークと記録されていると出てから、映像がスタートするのですが、逃げて逃げて逃げ回って最後の軍のヘリでついに逃げられると思っていたグループメンバも、最後のどんでん返しで、主人公と恋人の2名だけが、セントラルパークの橋の下に逃げ込んでいるシーンで終わります。
さらに言うと冒頭のテロップで「かつてセントラルパークと呼ばれた U.S.447地区」という表現になっている事から、実はその後=現在は、そんなものの跡形も面影もなくなっている…という感じも後から湧いてきます

単なる撮影手法のうまさと言われるとそれまでですが、結構緻密な構成を組み合わせ、布石と布石をしっかりと結びつけていて、見終わると同時に、少しの気持ちよさと、ちょっとの「この後どうどうなる」感が出てくる映画でした。



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アット・ニフティストア

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