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iPhoneアプリにマーケッターは注目 − ブランド広告の新戦略


以前のエントリ「iPhoneにおいてアプリはマーケッターが注目すべきコンテンツである」でも書いたのだが、iPhoneのアプリはブランド広告媒体としてとても大事だ、という記事の現実版の話。

日本だとチーズで有名なクラフト社が、レシピ集のiPhoneアプリを発売していて、それがとても評判がいいらしい。

One of the coolest apps on the iPhone isn't Pandora or Facebook: It's recipes and shopping lists for Kraft singles, Jell-O gelatin and Minute Rice.

iPhoneのもっともクールなアプリの1つは、PandoraやFacebookのアプリではない。それはクラフト社のレシピとショッピングリストアプリである。


With its endeavor, Kraft is pulling off a rare trick: getting consumers to pay a one-time 99-cent fee for the app and also sit through ads on it. And in the process, it's collecting useful data for targeting them more closely.

その努力で、クラフト社はみごとにトリックをやっています。それは消費者が99セントのアプリ料金を払い、その上の広告が出るのを見ます。それからそれらの課程でより密着したデータを集めています。

Kraft Hits on Killer App for IPhone Marketing

つまり、アプリはユーザに対してとても有用なデータ(この場合はレシピデータ)を提供し、さらに広告まで表示し、さらにさらに有用なデータも収集しているという、1粒で3度おいしいモデルだという事です。

お客様とWin-Winの考え方で、有効な情報を提供する代わりに広告が表示され、マーケッタにとって重要な情報まで収集する。さらに、アプリ代99セントまで取ったら、普通はお客さんが怒りそうなものですが、それに勝るデータを提供しているという事でしょうか。

つまり、魅力的なアプリは、それすなわち最強のマーケティングツールという事が言えるでしょう。そう考えると、以前のエントリ「iPhoneにおいてアプリはマーケッターが注目すべきコンテンツである」に書いた進化形として、こんな次世代の広告の形が考えられる…

現在の広告、特にオンライン広告は、インプレッション=表示回数という意味ではYahoo!のバナーに出てしまえば用事が足りるという事が言えると思う。


でもブランド広告及びブランド戦略で、もっとお客様と深いコンタクトをしたい、というクライアントは、インターネットでも割とソーシャルメディア系のツールを含めた展開をしている。

そこでさらに、このクラフトの例にあるように、iPhoneアプリでさらに深いコンタクトを取りつつ、ユーザの挙動を押さえる。といったクロスメディア広告戦略の一翼を担うという事が可能となるのではないか?

先日から紹介しているGraundswellに照らすと、POST戦略の最後のTの話なのだから、ターゲット顧客の特定から始まるプロセスあっての話という事になるのだが…

やはり、クロスメディアプロモーションにおいて、iPhoneアプリでお客様が喜ぶ(お金を払うほど)コンテンツも絡めた戦略っていうのは、かなり可能性の高い話だろうな、と思います。



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