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メディアはローカルに向かうのか - 新聞社を救う25の方法


表題はそのままCreating An Open-Source Business Model For Newspapers というエントリからのパクリです。

米国での新聞の没落ぶりは、この100年に1度と言われている経済状況の中で、さらに厳しい状況となっている。先日のエントリ「」で、New York Timesは新聞配るよりもKindleを無償配布して電子記事配信したほうがコストに見合うのでは?という記事を取り上げた。

よく読んでいるSilicon Valley Watcherにはシリコンバレー界隈のホットな議論ネタが載っているのだが、ここでも新聞社の救済アイデアが満タンである。

こういう様々な人たちがアイデアを出すのを、オープンソース的なアプローチと表現していますが、その中でも特に私が個人的に「そうだよな~」と思うものを(勝手に)ピックアップしてみました。

1: Focus on original content, do not rewrite wire stories or press releases. If newspapers start charging for content people are more likely pay for content they can't get anywhere else.

本業専念
1: オリジナルコンテンツにフォーカスすべきです。連載小説や企業プレスリリースを書き直したりしません。新聞がコンテンツでお金を取り始めたら、人々はどこからも得られないコンテンツにお金を払うでしょう。

2: Focus on hyper-local coverage, newspapers should "own" their regional beat because they have the best contacts and the best understanding of local companies and issues. For example, SF Chronicle or the San Jose Mercury should be breaking all the top Apple or Google stories.

ローカルに徹する
2: 超ローカルのカバー範囲にフォーカスすべきです。新聞は現地の会社とその問題の最も良い理解者であるので、新聞はそれら地方のビート(ニュース)を「持つ」べきです。 例えば、SF ChronicleとかSan Jose Mercuryは、すべてのアップルやGoogleのトップニュースを飾っています。

3: Don't run foreign bureaus unless you are the New York Times or the like, or are publishing a unique perspective relevant to your community.

3: あなたがニューヨーク・タイムズかそれと同様、コミュニティに関連している独特な視点を発信していないなら、外国にある支局を経営してはいけません。

5: Become an active teacher of media literacy and also media production in your local communities. Help teach citizen journalists how to be great journalists, editors, photographers, videographers, etc. Teach how to be effective and ethical.

5: 地元の共同体でメディアリテラシーとメディアプロダクトについての活発な教師になりましょう。どうすれば、偉大なジャーナリスト、エディタ、写真家、ビデオジャーナリストになれるかを市民ジャーナリストに教えるます。どのように効果的となるか、倫理的であるかを教えます。

14: Help raise money for schools and other essential local services. Show you are part of the community.

14: 学校や他の必要不可欠なローカル・サービスのために金を集めるのを助けましょう。新聞が共同体(コミュニティ)の一部であることを示しましょう。

22: Host web sites for important community groups in your region for free. You can run advertising on them and the groups will benefit from having an easy way to publish online.

22: あなたの地域の重要な地域団体のためのホストウェブサイトを無料で提供しましょう。あなたはそれらの上で広告を出すことができます、そして、グループはオンラインで発行する簡単な方法を持つ事で便益を得るでしょう。

Creating An Open-Source Business Model For Newspapers

ここで私見でピックアップしたものの傾向を見ると「地域密着」がキーワードのような気がしてなりません。ローカルコミュニティに密着したウェブ/新聞メディアの存在であれば、その地域の人が広告を出したり、様々なローカルコミュニティの発信基地となり、地域が活性して新聞社も活性するのではないか。

漢方薬のような長いスパンでの強化策ですが、何よりも「根を張る」事が大事だと痛感します。新聞だけでなくこうした傾向って何となくあると思うのですが‥

少々前に流行った(今でもちゃんと運用している)ローカルFM局というのがありました。届く範囲は非常に限られる小出力FM局ですが、商店街向けなどに展開されて、ローカルなトピックを中心に展開していた気がします。ローカルなフリーペーパーもありますね。

基本的に日本での「ローカル」と呼ばれる範囲では広告と言っても、十分賄えるだけの収入になりえない気もしますし、欧米の様に気軽にローカル紙に広告を出す文化もないので、とても厳しいと思います。

それでも各県単位に存在する新聞(私の地元で言えば「神奈川新聞」)の規模なら十分にこの展開規模になると思います。つまり、地方新聞(と言っていいのだろうか)などのローカルメディアの生きる道は、新聞やウェブ・ローカルFM局といった領域において、徹底的に地域密着で、地域コミュニティのメディアでもあるべき、という事でしょう。



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