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iPhoneのクチコミパワー - 関係者全部を巻き込む究極の戦略


iPhoneの流行を"Google Trends"で見た図を持って、その流行のバブルぶりを記した記事がCNN系ニュースサイトに載っていたので引用します。この記事を読むと、Appleが昔から取っているマニアを取り込んだマーケティングを格段に進化させるた、究極の戦略なのかなぁ などと思ってしまいます。

【元記事】
Tracking the iPhone’s bubble of hype(意訳:iPhoneの流行バブルを追う)


fortune.cnn.comより

What you’re looking at is a snapshot of a Google Trends chart comparing the number of times the word “iPhone” appears in a Google search request with the words “Palm” (PALM), Research in Motion’s (RIMM) “BlackBerry,” Microsoft’s (MSFT) “Windows Mobile” and Google’s (GOOG) “Android.”

あなたが見ているものは、「iPhone」という言葉が「Palm」や Research in Motion(RIMM)の「BlackBerry」、マイクロソフトの「Windowsモバイル」、およびGoogleの「Android」を比較するGoogle Trendsのスナップショットです。

<中略>

You can see right away why it’s so hard for Apple’s competitors to be heard above the din. Those spikes (A, B, C, etc.) marked by randomly chosen news articles are triumphs of event marketing orchestrated by Steve Jobs and amplified by the writers — including this one — who follow his every move.

あなたは、すぐに、アップルの競合の声がなぜ騒音を乗り越えて聞かれる事が難しいか、を見ることができます。手当たりしだいに選ばれたニュース記事によってマークされたそれらのスパイク(A、B、Cなど)は、スティーブ・ジョブスによって調整されて、ライターによって増幅されたイベントマーケティングの勝利です--これ(彼のあらゆる挙動を追いかける事)を含んでいます。

<中略>

But even adversity plays into Apple’s hand. The iPhone was first unveiled on Jan. 9, 2007, but interest in the device spiked two days later, when Cisco (CSCO) sued Apple for over the iPhone trademark (the two companies eventually settled out of court).

しかし、逆境さえApple側に有利となります。iPhoneは2007年1月9日に最初に公開されましたが、デバイスへの関心は、後にCiscoがiPhoneの商標に関してアップルを訴えた2日間をスパイクしました。(結局、2社は示談して解決しました)

Tracking the iPhone’s bubble of hype
(意訳:iPhoneの流行バブルを追う)

いわゆるクチコミと称するのでしょうが、この場合には「シスコが商標で訴える」という(ある意味でネガティブな)事象でさえも、iPhoneのクチコミとしてしまうパワーに変えるのがスゴイわけです。

これは以前にも書いたのですが「お客さんの宣伝媒体化」というハイレベルなマーケティング手法からさらに「全てを味方にしてしまう」究極の戦略なのではないだろうか。


以前に「渦巻く批判と歩く広告塔」というエントリで、iPhoneについて書いたのですが、こうした「あらゆるお客さんを宣伝媒体としてしまおう」というプロモーション方式は、もともとAppleが得意と言うよりも、Appleを取り巻く人達がいつも起こす事とも言えます。

もし、その毎度のマックファンを巻き込んだ、「スティーブ・ジョブスによって調整されて、ライターによって増幅されたイベントマーケティングの勝利」だとすると、誰も真似できないプロモーションやこの流行バブルを生んだわけです。(誰も真似できない独自領域という事で、それ以上研究してもしょうがないのかなぁ、という意味を含みます)

かく言う私のような者も、こうしてiPhoneネタを書いているので、マンマとプロモーション戦略の一翼を担っている事になり、それがイヤならわざわざ書かないので、これ不思議な「全てを味方にしてしまう」究極の戦略なのかも知れません。



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