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今年のクリスマスは日本でもKindle2か?


どうも最近情報源が偏っている気がするが、またまた Silicon Alley Insiderより、Amazonが最近発売したばかりの Kindle2 の新ネタの話。

元ネタ:Amazon Hiring Engineers For International Kindles?
(アマゾンはKindle2の海外展開向けにエンジニア募集中?

Nice catch by CrunchGear's John Biggs: Plenty of job openings at Amazon's (AMZN) Kindle subsidiary, also known as Lab126. Several job descriptions hint that international editions of the Kindle e-book reader could be in the works.

CrunchGearのジョン・ビッグズによるナイスな情報キャッチ: Amazonのの多くの求職がまた、Lab126として知られている、子会社が沢山の人材募集を開始した。そのいくつかの職務記述書が、Kindle(電子書籍リーダ)の国際版が計画中なのではないか示しています。
(訳注:Lab126はKindleを設計するAmazonの子会社。本社はカリフォルニアのクパティーノにあり、AppleやPalmOneから移籍したエンジニアが多数在籍すると言われている。)

For instance, one radio engineer must be familiar with GSM and UMTS cellular products, which Amazon would use for an international Kindle, but not for its U.S.-based Kindle, which runs on Sprint Nextel's (S) EVDO 3G network. Also: "This position will require international travel."

例えば、 1人の無線技術者が、 GSMとUMTS携帯機器になじみ深いのですが、米国ベースのKindleのために詳しくある必要はありません。(Amazonは国際的なKindleを作るつもりでしょう)。(KindleはSprint NextelのEVDO 3Gネットワークを使っています)。 また: 「この職は海外出張を必要とするでしょう。」

A wireless software manager must also know HSPA wireless technology, which Sprint doesn't use. That job will require international travel, too.

また、 ワイヤレスのソフトウェアマネージャはHSPAワイヤレス技術を知らなければなりません。(Sprint NextelはHSPA技術を使用していません)。 その仕事も海外出張を必要とするでしょう。

Amazon Hiring Engineers For International Kindles?
(アマゾンはKindle2の海外展開向けにエンジニア募集中?

当然ウワサレベルなのだが、職務条件から製品を推し量るというのは、随分と高等なインテリジェント活動だと関心してしまう。

それはさておき、EVDO 3Gのキャリアというと日本では au by KDDI なのだが、アジアのキャリアは意外と多くが(同様の)CDMA2000-1x EV-DO」技術を採用しているので、必ずしも日本だけとは限らない。(韓国・中国をはじめ、ベトナムやインドでも採用されている)

それでも、媒体は異なるものの「電子書籍」がそこそこ発売されている国と言うとある程度限定されてしまうだろう。(ただし、Amazonが独自に現地に電子書籍業務を開始しなければの話だが)

さて、肝心の現在の電子書籍市場はどうなのか?2007年度調査で古いのだが、インプレスの発表によると‥
市場規模を355億円と推計しており、前年度の182億円から2倍近くに拡大した。このうち携帯電話向けが7割を占めている。

市場の内訳は、携帯電話向けが283億円、PC/PDA向けが72億円。前年度は携帯電話向けが112億円、PC/PDA向けが70億円だったため、特に携帯電話向けの伸びが前年度比2.5倍と大きい。

 市場拡大の要因としては、出版社がコンテンツの電子化に対し積極的に取り組み始めたこと、取次サービスの整備による流通の円滑化、タイトル数の増加によるコンテンツの充実、3G携帯電話やパケット定額制の普及によるプラットフォーム整備などが考えられるとしている。

2007年度の電子書籍市場は355億円に倍増、ケータイが7割占める

つまり、ほとんどが携帯コンテンツとして流通しているもので、デジタル化した書籍という流通ではない。つまり、この領域を掘り起こしから始める必要があるという事になる。

果たして可能性はそれだけだろうか‥

これも随分と前になるが、気になる数字がある。


電子書籍の市場は2006年には、2005年の100億円から3倍弱の280億円に急増しており、中でもコミック配信が急成長。2005年の40億円から5倍弱拡大して190億円となった。

コミック配信が急増した原動力は携帯電話向けの配信。PC向け/電子書籍端末向けの配信も2005年から2006年にかけて、15億円から25億円に拡大しているが、携帯電話向けの配信は、2005年の25億円が2006年には165億円となった。これはコミック配信市場の87%を占める。

 2006年にコミック配信は電子書籍全体の68%を占めるようになったが、2007年以降も成長を続けると考えられている。2012年には電子書籍全体の市場は930億円となり、その74%の710億円は、コミック配信で占められると予測される。雑誌などを含めたコミック出版市場は、5000億円規模と予測されるが、その14%をコミック配信が占めることになるという。
拡大する電子書籍市場、コミック市場は190億円規模に──シード・プランニング調べ

そう、つまり「Kindole2は日本のコミック雑誌を飲み込む」というのが私論である。(私論というよりも空論だな bleah
さらにこれを飛躍させると、以下のような展開が可能となる。


  • コミック市場自体も、「少年マガジン」とか「ビックコミック」のような大手出版社の出しているいわゆるトップグループに取っても、「美味しんぼ」だけ配信といった事も可能となる。

  • 同人誌レベルの発行部数のものでも、大手と台頭にヒットを飛ばす可能性がある。(同人誌側は望んでいないかもしれないが)

  • ちょっとした規模の新聞であれば、電子販売ルートを始める。また、それが「紙」を飲み込むかも知れない


ちょっと考えただけで意外と「ドラスティックに物事が変わる」可能性がある事が分かる。

今現在、出版はかなり厳しいのが現実だろう。「紙」の印刷と配送に大半の時間がかかっていたり、出版中継ぎ業者が市場を仕切っているため、斬新な「雑誌」が出せないかも知れない。

「R25」や「Hot Papper」の様な広告情報誌だって、印刷+流通(配送)+店頭(街頭)スペースといった「物理的制限」を取り払うと、ここだけでも意外と「ドラスティックに物事が変わる」可能性がある事が想像出来る。

本当はソニーあたりがやって欲しいが、黒船に弱い日本としては、インターネット・ショップ領域以外でもAmazonの展開が台風の目になるのかも知れない。



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