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Microsoftのスマートフォンアプリ市場参入は28年前と同じ戦略?


The iPhone blogより


今月にiPhone OS のメジャーアップデートが発表されるらしく、噂では「Bluetooth や USBに何かつながる‥」とか「MMS(マルチメディア・メッセージング・サービス」ではないか?などといった話が出ているあくまでウワサですので、ご了解下さい

6月などに新機種が出る事はほぼ確実と言われると、買ったばかりの自分としては、もうちょっと待てばという気にもなってしまう。

さて、これだけの関心の高さは、単にMacやApple信仰者だけでなく、革新的であるという事の証左だろう。その革新的という中には、当然 App Storeからのアプリ提供という事が上げられる。

そこには以前から言われている様に、マイクロソフトやノキアの参入が予定されています。

前回のエントリで、iPhone(iPod Touch)のアプリ審査が、遅い/レビュアーの恣意的判断/不透明、といった問題に対する声が大きくなり始めたと書きました。

Apple自身がiTunes Music Storeで、音楽業界のそうした独占的状況に対する、差別化として電子的に安価で販売するモデルで殴りこんだはずですが、今度はマイクロソフトやノキアといった巨人にアップルの「傲慢」「怠慢」が突かれるという状況が出てきた様です。

Microsoft Corp. revealed more details of its forthcoming Windows Marketplace for Mobile on Wednesday, promising developers 70% of sales revenue through the mobile application storefront.

Microsoft Corp.は水曜日、今度のWindows Marketplaceに関するその他の詳細を明らかにし、総売上高の70%を開発者に還元すると約束しました。

That's the same split Apple pays developers through its App Store. Like Apple, Microsoft will also charge app creators $99 a year to sell their wares in its store and allow them to set their own prices starting at 99 cents unless they choose to give them away.

これはAppleがApp Storeを通して開発者に支払うものと同額です。また、Appleのように、マイクロソフトは、1年あたり99ドルを装置クリエイターに請求する予定です。それは、彼ら開発者が、アプリの価格が99セントで始まるように設定するのを許容するためでしょう。

Microsoft, however, aims to distinguish itself from Apple in its openness with developers during the app submissions process. "Developers will be able to see detailed feedback during and after the certification process of their application on the Windows Marketplace for Mobile developer portal," according to Microsoft's announcement. "Ultimately this enables developers to devote more time to writing innovative applications, and less time trying to navigate the approval process."

しかしながら、マイクロソフトは、アプリ販売開始プロセスの間、アップルと風通しの良さでそれ自体を開発者と共に差別化することを目指します。
マイクロソフトの発表によると、「開発者は、審査プロセスと、Windows Marketplaceにおけるアプリケーションの認証プロセスを経た後に、その詳細なフィードバックを見ることができます」。
「結局、これは、開発者が審査承認にかける時間よりも、革新的なアプリケーションを書く時間の方を多くの時間をかけることを可能にします。」

IPhone developers have complained for months the approval process for apps has been too slow and less than transparent. Part of the problem has been the sheer volume of submissions Apple has received, according to Jeremy Horowitz, editor-in-chief of iLounge, which tracks iPhone- and iPod-related news. As it is, the App Store offers more than 25,000 apps and Apple says more than 500 million have been downloaded to date.

iPhone(アプリ)開発者は、アプリケーションの承認審査が遅過ぎて何カ月もかかり、透明性も低いと不平を言っています。iLoungeの編集主任であるジェレミー・ホロビッツ氏(iLoungeはiPhoneとiPod 関連のニュースをフォローしています)によると、現状では、App Storeは2万5000以上のアプリケーションを提供して、Appleはこれまで5億件以上ダウンロードされたと言っています。


Microsoft Details Plans For Windows Marketplace

元々台数としては圧倒しているWindows MobileやNokiaは、iPhone アプリ市場としては、本来的に脅威だとは言え、そう簡単にはiPhoneのアプリ本数や提供する品揃えの差を詰められるとは思えません。

しかし、脅威はないと言い切れるのだろうか‥‥‥

既にApp Storeに対して指摘されている「クチコミ」や「風評」といったモノは意外と効くもので、iPhoneアプリのビッグヒットを支えた開発者にそっぽを向かれたら‥‥本当に影響ないとも言えないでしょう。

iPhone 引いては AppleやMacintoshの熱狂的な開発者は今後も支え続けるのは確実でしょうが、前回のエントリで書いた通り、1000億円市場ですから今後の普及も考えると十分逆転の余地はあると見た方がいいかと思います。

独占的な企業によって提供される事で、利用者が不便だったり、顧客対応が悪い事の不満を持ったりという事はある話です。

新規参入者がその市場に参入チャレンジする際に、その弱点を突くのは常套手段です。

つまり、新規参入者は、独占的地位による「傲慢」「怠慢」に対する差別化要因を持ってチャレンジするのは(ある意味)当たり前です。
今回のApp Storeの対応を必ずしも「傲慢」「怠慢」と言っているわけではないですが、一部にそう受け取っている人もいるのも事実でしょう。

それは例えば歴史を遡ると、様々な事例が言えると思います。1981年にIBM PCを出した際に仕様のオープン戦略によりアプリケーションが爆発的に増えたという背景が、現在のPC/Mac市場の比率の原点でしょう。

ユーザとして応援する意味でも、ここはぜひApp Storeのオペレーションにもイノベーションが生まれる事を願ってやみません。



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