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YouTubeが生んだシンデレラ


YouTubeの検索数がYahoo!のそれを超えたという話を聞いた事があるが、いずれにしても地球上のあらゆる動画を収容していくのではないか?と思えてしまうほど、巨大な媒体になっている。

話はずれるが、私も自宅で暇な時にiPhoneでYouTubeの猫の動画をよく見ている。特に理由はないのだが、猫は癒される感じがするからだ。自宅でMacやPCでYouTubeを見てもいいが、さっと取り出せる利便性がそうさせるのだろう。

そうした猫の動画で「ねこ鍋」というのが流行った。(たぶん、今でも流行っているだろう)猫が土鍋に入って寝るというだけだが、何とも癒される感じがするのだろう。今では写真集も含めてクロスメディア・コンテンツになっている。

そうした「思わぬ」媒体力を発揮するYouTubeの強大なパワーにより、日本での「ねこ鍋」と同様に「シンデレラ」となったストーリーがあるようだ。

NEW YORK (AdAge.com) -- In the summer of 2007, Lauren Luke was an unknown and unassuming young single mother from Northeast England selling makeup on eBay, just getting by. Fast-forward 18 months: The 27-year-old pens a beauty column for The Guardian, has a global cosmetics line slated to launch April 27 and is a star on YouTube.

2007 年夏、Lauren LukeさんはeBayで化粧品を販売する、イギリスはNortheastからの誰も知らない、そして、ただなんとかやっているだけの、気どらない若いシングルマザーでした。
18カ月後、27歳の彼女は、Guardianのためにビューティー・コラムを書き、グローバルな化粧品ラインアップを4月27日に始める予定の、ユーチューブの星です。

Ms. Luke embodies the self-made, skyrocketing potential of user-generated content. She started her climb to fame by posting pictures of herself wearing the makeup she was trying to sell. Viewers were eager for help, advice and practical guidance. So she ventured onto YouTube, uploading short, unedited makeup tutorials and gaining a global following as user Panacea81 -- despite the fact that she'd never had any formal training as a makeup artist.

Lukeさんはユーザ生成型コンテンツの自作をしていて、すばらしい可能性を具体化しました。彼女は、彼女が販売しようとしていた化粧品を自分に使いながら、自分を写した動画を掲示することによって、名声を得始めました。見た人は(そうした)補助や、アドバイス、および実際的な指針を待ち望んでいました。
それで、彼女にはメーキャップ・アーティストとして何も正式なトレーニングがなかったにもかかわらず、彼女はYouTubeと、アップロードされた短くて、編集されていないメークアップ・チュートリアルと「Panacea81」ユーザ に対してグローバルにフォローしていました。

From YouTube Videos to Your Makeup Bag
意訳:ユーチューブからあなたの化粧ポーチへ

2年間の夏、メイクアップの仕方に関してYouTubeにアップし続け、eBayで化粧品を売るだけの若い女性が、ものすごい注目を浴び、コスメ系にポジションを得ていくというシンデレラストーリーです。

このシンデレラストーリーには、広告代理店で働いていた人の参加があったり、その関連で化粧品系の企業と契約を結んだり、様々な飛躍ステップを踏む事になります。

そして、上記引用にあるような、自己ブランドの化粧品ラインアップを(まずは北米中心に)展開する事になったようです。まさに絵に描いたようなシンデレラストーリーです。

思わぬ方向で強大な媒体力を発揮するYouTube、つまりソーシャルメディアの強大な媒体力が、それを支えるソーシャル(社会)基盤として、ユーザに還元されている好例という気がしてなりません。

以前のエントリ「ソーシャルメディアは広告媒体としてまだ十分生かされてない」に書いた様に、媒体としての認知度も低いが、さらにそれを活用する企業も(ほとんど)いない。

その原因の1つには「広告媒体のコントロール性」にある様に思う。コントロール出来ない媒体は媒体として使えない。そんな企業の声が聞えそうです。でも、なんとなくですがコントロール性というか法則が見えている気がしてなりません。


そのものずばり「ソーシャルメディアをコントロールする方法」であるとか「ソーシャルメディアをコントロールする法則」といったものがあるとは思いません。

しかし、こうした時に強大な媒体力は、それを使っている(見ている/書いている)人達に素直に還元される時、割と素直に(その強大な)媒体力が発揮されている気がします。

「ねこ鍋」は純粋にコンテンツの面白さでしょうが、「Lukeさんのシンデレラストーリー」は、身近なYouTubeという「場」に、百聞は一見にしかずにある通り、コスメティックの様々な方法やよくある悩みに対する答えを「素直に」掲載し続けているという点がポイントです。

クロスメディアで企画して、沢山の媒体の発行タイミングを合わせて、練りに練ったシナリオのコンテンツを掲載して‥‥という、戦略的な方法も(当然のことながら)あるでしょう。

でも「素直に」他人の役に立つ事を展開していって、ソーシャルメディアの利用者達に還元していくことが本筋として考えるべき事なのではないか?と思います。




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アット・ニフティストア

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