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教育が進化している、でもライブは大切


ソフトバンクが進めているオンラインでの大学院「SBI大学院大学」もネットによる教育の進化の1つの姿だろう。e-ラーニング授業でどこまで大学院授業が有効に出来るのか、距離や時間を越えるという理想をどこまで実現出来るのか興味深い。

でも、もっと身近にネットで教育・学習が既に進化している事例が報じられている。

オーストラリアのUniversity of South Walesの講師であるRichard Buckland氏は、1年生向けの上級コンピューティングの講義を、「YouTube」と、大学の講義の動画などを配信する「iTunes U」にアップロード。それらを使って高校生にコンピュータサイエンスを教える試みを行っている。

豪州の高校生、大学レベルのプログラミングをYouTubeで学習中

これは授業というよりも学習というのが正しいのだろうが、自分で学習し、さらに授業やディスカッションによってさらに深めるというステップにおいては、高い効果が見込める方法だろう。

言葉の壁は気になるが、ぜひ日本でもこの域に持ち上がってもらいたい。

さらに次のコラムがとても印象的だった。

オンライン・ビデオやiTunesで講義が一般の人々に公開されるということになると、決まって「授業料を払って大学へ行くのはどんな意味があるのか」という議論が起こる。

<中略>

逆に言えば、授業料を払っている学生諸君は、まるでテレビ画面を眺めているような方法で講義を聞くだけではイケナイということだ。その場にいることをもっと活かさなければならない。そうしないと、授業料がモッタイナイばかりか、YouTubeで講義を聞いている向学心に燃えた世界の若者にどんどん負けてしまうだろう。「YouTube大学」は、それだけ好奇心のある個人に道を開いたということである。

スタンフォード大学にYouTubeで無料留学

日本の大学生に(今でも?)ありがちな、「とりあえず授業に出て、何とかテストをパスすればいい」式の過ごし方、大学の教育方法であれば、無料で出来ることになってしまった

「ネットが何でも無料にする!」とお怒りの方もいるだろうが、ネットは無料と有料の境界を思い切り引き上げるので、本当のお金を払う価値は、授業を受ける事ではなく「リアルタイムに質問し、(教授に)直接、指導を受けられること」「単位を取る学生だけではなく、シリコンバレー企業のエンジニアや近所のギークが忍び込んでいて、彼らが突飛な質問をしたりするのである。レクチャーの後は、彼らの立ち話の仲間に入れてもらえれば、さらに刺激的な話を聞くことができる。」といったメリットにこそ価値がある、有料であるという事である。

これは単純な例に例えると分かりやすいかも知れない‥‥

例えば、CDを聞いて感動したり、楽譜から自分なりに演奏してみたりという事はあるかも知れない。だが、何よりもそのアーティストのライブに行く事で、他のお客さんとの一体感や指笛を吹いたりといった参加が得られる。

CDを聞いているだけでは分からない事が、ライブでは沢山経験出来る。CDも聞かずにライブに行くという人はいないだろうから、事前によ~く学習してからライブに行くだろう。

以前の私のエントリ「音楽のビジネスモデル・イノベーション」にも記したが、音楽(データ)だけでなくCDさえも無料で提供し、ライブでビジネス(お金)を得る、という例を記した。

つまり、ネットによって、誰でも得られる経験やデータは無料となり、本当に得がたいものだけがお金となる流れに乗っているという事になる。

スタンフォードの授業もプリンスのライブも「参加」してこそ価値があるという事である。




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アット・ニフティストア

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