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地球村の彼方−グローバルビレッジ−未来からの伝言



2001年宇宙の旅」の原作者の一人で有名なSF作家である、アーサー・C・クラーク氏が書き、「日本沈没」などで有名な日本のSF作家の第一人者である小松左京氏が監修となっている本である。

最近は気持ち的な意味で、なかなかブログが書けず、この分厚い本をずっと読んでいた。iPhoneで割と用事が足りてしまって、Macに向かってプログラムやブログを書く時間が減ったのが実情だったりしている。

それはともかく、タイトルからして意味深で、人類が電話や電波、さらには通信衛星によって、グローバルビレッジ、つまり「地球村」を目指していく課程を技術面も漏らさずに記した本である。

例えば、海底ケーブルによって、日米の電話回線は結ばれているとか、通信衛星によってワシントンから中継でニュースが流れてきたり、インターネットでロンドンの友人とテレビ会議をするといった、今では当たり前の事の「ことの始まり」の物語である。

細かいストーリーをここで書いても読んでいる人の期待に応えていないだろうから、私の驚きや関心した事だけ書く事にする。

例えば、英国とフランス間の海底ケーブルが国際通信回線としての始まりである1850年なのだが、海底ケーブルを敷設するのも大変だし、そのケーブルを作るのも大変という時代である。
どれくらい昔かと言うと、モールス信号もまだ使われていない時代なのである。そういう意味では具体的にどういう信号を流していたのか分からない。
それでもケーブルで信号を流し、船で手紙を運んでいた時代から、革命的に早い通信手段を持つ事への情熱は、インターネットが当たり前になる現在の原点という事を痛感出来た。

そういう意味では、ビジネス上において情報伝達の早さは成功要因のうち大事な事ではあるので、巨額の投資が成り立ったのだろうが、それ以上に人間の何か根底にある「何か」を感じざるを得なかった。

その何かというのは、人間はつながって行きたい動物なのではないか?という事である。

それこそ伝書鳩の時代から、情報通信によって人と人とがつながっていくのだが、その規模やスピードをドンドンと上げていくのは、きっと人間の本質なんだろうなぁ という気がした。

近所の人と話せば、もっと遠くの人と話したい。遠くの人と話せる様になれば、さらに遠くと手軽に話したい。どんな遠隔地でも顔を見て話したい。と人間の本質を追究していく事 イコール 通信の発展という事という気がした。

本の最後には通信衛星を中心とした「衛星」の話になるのだが、その衛星によって「地球家族」が誕生しているという話が記されている。まさに、隣町で起きた事と地球の反対側で起きた事が同時に情報として入ってくる現在、「宇宙船地球号」だったり「地球家族」は現実になっていて、我々の感覚だけが追いついていない部分があるのかも知れない。



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アット・ニフティストア

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