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ハゲタカ − やはり憧れが大切

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久々に映画を見た。話題の大人向け映画が見たいと思っていて、いくつか候補があったが月曜日に会社を休んで見に行った。近所のららぽーと(横浜)は平日とあってかなり空いていて、集中して見ることが出来て良かった。

さて、原作となるドラマを含めて、私はハゲタカのシリーズを見たことがない。だが大人っぽい、きちんとしたドラマだという事は(今回見て)よく分かった。今回は赤いハゲタカが登場するというストーリーだが、色々な意味で、この「赤」は重要なテーマカラーを持つ。テーマカラーと言っているのは、象徴であり、憧れであり、希望でもあり、夢も表している。

ここに出てくる様々な社会的問題の個々は、「こんな国に誰がした」の「こんな」部分の象徴なのだが、例えば「派遣社員」問題1つ取っても、ストーリーでは最後まで利用だけされる立場だが、そういった材料が多すぎる気がした。
報道にしても、女性記者の背後のストーリーは、背景として重要だが、全体に対しては薄めてしまっている気がした。

さて、素人の批評よりもここで感じた事をいくつか

当たり前の自然なテーマだが、企業買収とか売上げ至上であるとか、そういった事は企業戦略として非常に大事なのだが、技術であるとかマインドといった、長期スパンで遂行しないといけない経営課題と、それら課題に直面するにあたり、ビジョンとか夢といった、リーダシップの補助線がここでは重要であると説いている。

謎の赤いハゲタカも、幼少の頃の「夢」が今回のテーマの背景にあり、対比的に大企業であっても、ビジョンも夢も描けない経営トップがいたりと、一生懸命に働くことのモチベーションの源泉は何か?を問われた様に感じた。

ともすると表出して「目に見える」様々な指標や数字に捕らわれすぎてしまう傾向があるが、それはあくまで結果であり、それらを支える経営姿勢や技術戦略といった背骨と、夢やビジョンといったハートがあってこそのアウトプットという「当たり前」の事に改めて気づかされる。
それが企業でなく、個人であってもそうだろう。夢とかビジョンをハート持って、アウトプットを追いかけるべきだ!という問いかけなわけだ。

それが「何のために戦うのか?何のために働くのか?」という問いかけに対する答えの1つだろう。

こういう大人向けの問いかけのある映画は本当に面白い。

個人的に興味深かったのは、巨額の買収資金を持つ赤いハゲタカ側に、最後の対抗を行う際の戦略だ……

(注意:以降はネタバレ要素あるかも…)
ブルー・ウォール・パートナーズにアカマ自動車が屈した後に、その財政的バックである、スタンリー・ブラザースを落とし込み、ブルー・ウォール・パートナーズをさらにそこにも引っ張り出して、(経済危機に巻き込まれて)大損させ、結果的に(その大損が効いて)アカマ自動車が助かるという、最終作戦が見事に的中するという終盤のストーリーがハラハラドキドキさせる。

相手が思わず防御したくなる(防御的攻撃をしたくなる)形に仕向けておいて、動いた所を叩く。つまり、柔道で相手が動いて重心が変わったときに足を払うという感覚に似ている。

そう、例え相手が強大であっても、相手が動くところ重心が変わり、必ず足を払うタイミングはやってくる。これは軽いAHA体験だ。

まぁ、話を戻すと……個人であっても、夢とかビジョンをハート持って、働き・戦って行かないといけない。夢のためならモチベーションや馬力も出るよね…



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アット・ニフティストア

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