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大不況で産業が危ない時 − 新しいイノベーションの足音は…


The end of the Newspaper

冒頭のグラフは米国の新聞広告売上げの推移を示している。対前年比ベースの表現なので、絶対値ではなくマイナスへの幅が中途半端ではない、本格的に危ない状況を示している。
(グラフの元数値は、アメリカ新聞協会による

ドットコムバブルの時の落ち込みも相当ひどかったが、それでもー10%程度でなんとか持ち直したが、今回はー30%になってもまだ底が見えないような推移を示している。
もっと言うと、下落傾向は2006年から始まっており、下落傾向が加速したのは、2009年に入ってからという状況だ。

日本でも先日デロイトトーマツコンサルティングから発表された世界4カ国とのメディア視聴状況比較調査においては、日本の新聞定期購読率は65%と突出して高いものの、若年層は明らかに新聞離れを起こしている。調査によると、14-19歳層及び20-25歳層の新聞閲覧時間が圧倒的に少ない

こういった形で、明確にあるメディアが衰退していく状況を目にするのは初めてだが、それに代替されるメディアがあるとすれば、日本ではテレビであったり、米国ではネットだろう。だが、そうしたある種のステレオタイプ的な話ではなく、ここでは「そういうメディア交代」時代には、イノベーションが起こっているのではないか?と注視している。

そう、こういう時にひっそりとイノベーションの足音が聞こえているのではないか…


個人的にはkindleに関する記事を書いているが、これは十分代替たりえると思っているからだ。「Kindleは静かにiTunesモデルを踏襲している」や、「赤字ならば印刷せずに電子媒体にしたら−ちょっと強引なNYTimes向けの話」では、代替となりえるビジネスモデルを書いている。

だが、根本的には「新聞だけのためにこの機器は買わない」というのが現実なので、それを考えると雑誌や本といった、新聞の次にヤバイと言われいている出版業界全体を巻き込まないといけない。

出版業界にしても「ゆでがえる」現象で、座して死すか、新しい媒体/メディアに打って出るか… きっと一か八か打って出るビジネスイノベーターが現れる事も期待したい。



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アット・ニフティストア

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