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情報漏洩してもビジョナリー経営が欲しい


Twitter秘密文書公開―「地球の鼓動を伝えるプラットフォームを目指す」
Twitterの社内情報が漏れたとあちらこちらの海外メディアが騒いでいる。Twitter自体は非上場企業であるばかりでなく、無料サービスしか提供していないので、個人情報だとか株価だとかが関係ないのは不幸中の幸いかも知れない。

だが、ウワサでしかなかったMicrosoftやGoogleといった企業と秘密保持契約を結んだ上で、様々な情報をやりとりしていた事は分かっている。そうした情報が漏洩内容に含まれている事自体が大きな問題ではある。

私の勤務する会社でも、当然の事だが、情報漏洩に対しては非常に厳しい管理をしている。万が一にも漏れた場合には、自社だけに限定されず、取引先や取引先にならなかった企業にも大きな損害を与えかねないからだ。

だが、そうした中でもこの漏洩問題及びその漏洩内容を読んでいて、ちょっと気がついた事がある。

では、まず2009年2月25日に行われた基本戦略に関する会議のメモからみていこう。この会議では「ユーザー10億人を獲得する世界初のウェブ・サービスとなる」という非常に野心的なゴールが設定された。メモはブレット・マークを先頭につけた短い文章から成っており、これ自体Twitterメッセージ風だ。「・10億のユーザーがいれば、Twitterは地球の鼓動そのものになる」。ちなみにこの会議で共同ファウンダーのStoneはTwitterの本質について触れ、「〔新しい情報の〕速報システムというより、むしろ〔複雑にネットワークされた〕神経系と考えたい」と発言している。
Twitter秘密文書公開―「地球の鼓動を伝えるプラットフォームを目指す」

もし仮に情報が漏洩したとしても「ユーザー10億人を獲得する世界初のウェブ・サービスとなる」とか、「Twitterは地球の鼓動そのものになる」なんて、素晴らしい戦略・ビジョン・目標ではないだろうか?

つまり、万が一にも情報漏洩した場合にでも、最低でも必要な条件があるという事だ……

最低限必要な情報とは、ライバル企業や提携交渉ぐらいゴシップにあふれた情報群があったとしても、素晴らしいビジョンやコンセプト・市場感といった、その企業を素晴らしいと思って貰える情報も合わせて漏洩してもらいたいものだ。

取引先に迷惑をかけたり、企業としてゴシップまみれの情報だけで、大した経営戦略とかビジョンもなければ、本当に救いようがない会社になってしまう。

どうせ漏れるなら格好いい情報も漏れて欲しい。ただし、そもそも格好いい情報が企業戦略情報としてないと漏れようがないので、それはないといけない。

情報漏洩時にもビジョナリー経営が欲しいものだ、というツブヤキでした。



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アット・ニフティストア

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