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モバイルOS戦争 − 本質はピアプロダクション時代にある


Windows Mobileに「全力投球」を決めたMicrosoftの厳しい戦い
iPhoneを買ってから生活が変わったとか、生活パターンが変わったとか、私の周りでもそうした意見を聞くことがある。私自身もどこかで生活が変わっている気がする。

少なくとも、どこでもインターネットに接続してちょっとした問題解決が出来るし、パソコンの前にいる時間は、仕事かブログを書いている以外にあまりなくなった、というのが正直な所だ。

さて、Androidまで登場したモバイルシーンにおいて、明らかにポジションをなくしているのが、Windows Mobileである。「Windows Mobileに「全力投球」を決めたMicrosoftの厳しい戦い」と題した、MicrosoftやWindows Mobile本体の問題について記した記事を読んで、「あっ、これでは負けるかも」と思った一文があった。

3. 何をするのにも時間がかかること

 これはMicrosoft内部にいる知り合いから良く聞く話だが、「最近は何を作るにも昔の2〜3倍はかかる」らしい。ソフトウェアの性質として関わる人間が増えれば増えるほど生産効率は急激に落ちて行くので、3000人を抱えるWindows Mobile部隊の開発効率がどのくらいかは想像が付く(Windowsグループが2000人に増えた時の生産効率はエンジニア一人あたり一日1.5行だったそうだ)。

Windows Mobileに「全力投球」を決めたMicrosoftの厳しい戦い

ドッグイヤーだの何だのと言うつもりはないのだが、生産性の低下や巨大組織ならではの「意志決定から実際に動くまでの長大なタイムラグ」といった、巨漢ゆえに発生する問題が致命傷にならないか?

と、勝手に心配してしまった。巨漢だから強みとして発揮できるはすだったのだが、それ以上の衰退への道に繋がらないか…… 
他人の会社の心配ばかりでなく、自分の会社でも、ちょっと巨漢というせいもあって、「意志決定から実際に動くまでの長大なタイムラグ」問題は深刻だ。

最近のソフトウエア開発の中心的なシーンは、ピアプロダクションに代表されるような、小さい組織が有機的に結びついて、成果・製品を出していく。そういうモデルなのではないか?と最近は思っている。

それはひとえに、意志決定から実行までの速度、それも小さい意志決定から小さい実行までの速度を強烈に早く廻していく。そんなモデルが主流なのではないか?と思っている。

携帯電話のOS開発はそんな簡単ではないのでは?という自然な疑問も当然だと思う。だが、もう時代の流れがそれを可能としているはず……だって………

十分な品質を確保したとしても、最後の砦として、携帯OSだってオンラインでアップデートするのが当然の時代だろう。セキュリティ精度はどんどんと向上させてもらいたい。

そういうわけで、マイクロソフトにはここ一番でBingで見せた様な会心の一撃が欲しい。そして組織マネージメントにおいても、これまでにない形を実践して欲しい。

組織マネージメントについてだが、(苦戦しているとは聞くものの)ジャンボジェットを開発しているボーイングだって、1社で開発しているわけではなく、複合連合組織で開発しているのである。いわんや、携帯OSでも可能なのではないか?
(奇しくも、両社はワシントン州のシアトルが本拠地だ)

iPhoneユーザとしても、常にAndoridはどうだろうか?とかPalmは使いやすいのか?とかWindows Mobileはどうなのか?といった、多数の気になる存在があった方がいい。

なぜなら、Web Squaredの時代におけるスマートフォン=インターネットとリアルの接点、がもっと拡大していったほうが、もっとインターネットの恩恵を受ける人間が増える事になる気がするからだ。



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アット・ニフティストア

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