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インフラのスマート化 − Web Squaredでキムタクの心配も杞憂に?


米国のグリーンニューディール、つまりグリーン活動による雇用創出・経済活性化策の1つに、スマートグリッドと呼ばれる、電力網のスマート化が謳われている。

こうした電力も含めたインフラのスマート化、つまりインターネット網などとの連携によって、ダイナミックに、かつスマート(インテリジェント)にしていこう、というものである。

特にインフラのスマート化は、そのインパクトは大きい。例えば、既にシリコンバレーで進む、電力計のスマート化は、単なる検針をネットワーク的に行う(それにより、人員コスト削減となる)だけではなさそうだ。

 この分野は今、新しいビジネス・チャンスとして多くの企業が参入しているところだ。たとえば、グーグルもオンラインで電気消費量をモニターできるアプリケーションを開発して、現在限られたユーザーの間で実験している。そもそも、スマート・メーターの機器自体を開発している会社がある。

 また、特製のプラグと組み合わせれば、家の中のどの電気機器がどのくらいの電気料を使用しているのかがわかるようになる。また、モニター用のハードウェア開発もおもしろい。キッチン用のタブレット・コンピュータを開発して、そこに電気使用をモニターできるソフトを搭載している企業もある。

 そんなタブレットには、レシピや電子メール、インターネット電話、スーパーの買い物サイトなども統合されれば大変便利というものだ。AppStoreのやり方で、これからは必要な小さなアプリケーションを簡単にダウンロードしたり、アップデートしたりできるようになるだろう。

新たなビジネス・チャンスを生む電力量計のIT化

いわゆるこうしたインフラをAPIの様に、様々なアプリケーションが使える様にするだけで、iPhoneで実証されている、「ちょっとした不便を解消する」アプリ群が出来上がる。

勿論、こうした場合のセキュリティは非常に重要だ。勝手に家電を操作されたら深刻な問題が発生する。また、このセキュリティも(ある意味で)次世代の問題で、PC/携帯といった既存のフレームワークにない問題も発生する可能性があるからだ。

表題にもある、キムタクのCMを引き合いに出したのは、ここまで読めば意図はバレバレなのだが……

キムタクはガスを消したかどうかを心配するものだが、こうしたインフラのスマート化により、もっとインターネットが人間の住みよい社会にしていく。

そう、これがWeb2.0の次に来る Web^2(Web Squared)。つまりモノやインフラのスマート化によって、それをインターネットが介する事で、格段に人間の生活を向上させていく。という事を表している。

インテリジェントホームと呼ばれて、外出先からエアコンをつけられる、といった事は昔から言われてきた。それを例えば電力系インフラが背負うのではなく、ちょっとしたスマート化を図って、インターネット網を活用するだけで、インフラ会社は何も背負わなくて、もっと社会がスマート化していく。

垂直指向が強い日本で、こうした水平分散の発想が浸透するまで時間がかかるかも知れないが、それでも時代がドンドンと、インターネットの恩恵を受ける社会になっていく…… 様にしていかないといけないなぁ。



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アット・ニフティストア

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