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日本人がインターネットで日本を変えていく−ケンコーコムから考える


Drugs
なんか、こうなるんじゃないか?と思っていた通りの展開が起きた。

モノは「医薬品」なので軽々にものを言うのも何だが、日本の規制が厳しければ厳しいほど、市場をグローバルに求めざるを得ないのだろう。

その意味では、もともとグローバルニーズがあるものを取り扱っていて、一般的に厳しすぎる日本国内規制の中では成長が望めない場合、持っているビジネスモデルを引っさげてグローバルに展開するのが、攻めの正解という事だろう。

 ケンコーコムは26日、シンガポールに子会社を設立し、EC事業の国際展開を開始すると発表した。26日には、シンガポールの子会社により日本の消費者向けに医薬品の販売サービスを開始。
<中略>
薬事法改正問題以前から海外展開を検討していたが、「薬事法改正などの問題を通じて、日本という閉ざされた世界でいびつな競争をしているのではなく、できるだけ早く世界に出ていかなければと実感した。その意味では、海外展開のスピードを考えていたよりも若干早めた」とコメントした。
ケンコーコムが海外子会社設立、まずは日本向けに一般医薬品販売

今回、グローバル展開する先がシンガポールであるという点でも特筆すべき点かも知れない。詳細までは理解していないが、シンガポールは物流における世界的な中心地という事だ。

つまり、上流に上ってあらゆる下流にある商圏にモノを流していく。注文は国境とは何の関係もないインターネットなので、物流的には上流に上った方が勝ちだろう。

だが、よくよく根本的な事として、厳しすぎる国内規制は、本当に国民のためになっているのだろうか?


厳しすぎる国内規制が本当に国民に必要か?という疑問に対しては、勿論、薬害による被害を防ぐという最大の目的なのだろう。だが、そこには根本的な仕組みを考る事をせずに、単にチェックだけを厳しくするという小手先対策に落ちていないだろうか?

前回同様に「日本はなぜ敗れるのか」に書かれている、第二次世界大戦(太平洋戦争)の日本軍を通した日本人論に照らし合わせてみたい。

ここでは、例えば「不合理性と合理性」という項目に以下のような記述がある。

(兵站宿舎が爆撃されたが、防空演習と間違えて待避しなかったため多数の死傷者が出た)こういう自己に等しい損害は言うまでもなく組織的欠陥か個人的怠慢が原因で、それ以外に原因は求め得ない。合理的組織は、こういう場合即座に欠陥の場所と責任の所在とが明らかになる。従って、この損害を繰り返さないための処置と、責任者への調査・処罰が行われるはずである。
同時に死体収容、残存兵器類の処理、また戦場掃除による危険物の除去が行われなければならない。 しかし、それらは一切行われず、屍臭プンプンとして近寄りがたい状態に放置したまま、忠霊碑をたてて終わりとする
「日本はなぜ敗れるのか」(275ページ)

本来行われるべき「再発防止策」がきちんと行われず、審査や流通のルートをやたらと厳しくするだけ、ではないか?と思ってしまうのである。なぜなら、本来はそうした情報が公開されていき、いわゆる国民のレビューを受けるべきだろうが、そうした事が行われたとは聞いたことがない。


さて、厳しすぎる国内規制をインターネットが破壊していく事が予見されるこのニュースだが、同様にして破壊していく事が出てくる。しかも日本人がグローバルから破壊していくモデルとして、注目していきたい。



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アット・ニフティストア

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