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プロジェクトの撤退は賭け事と一緒だな − 負けても突っ込んだらかなりヤバイ


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民主党政権になってから、テレビやニュースの最大の話題は八ツ場ダム事業の中止だろう。野党でいる間は票が取れれば良かったが、票が本当に取れて政権まで取れたら、逆に止めるのは大変というパターンだ。

だが、こうしてダメなものはダメだ!と中止するのも、俯瞰すれば日本が変わっていく課程の1つなのかも知れない。

政権交代で何よりも驚いた事は、省庁のトップについた民主党政治家の皆さんが、驚くほどに働いていることだ。これまでの自民党で休日返上で頑張る姿は見た記憶がない。赤坂の料亭あたりにいるのは、沢山報道されている。本当にご苦労様といいたい。

さて、肝心の事業ストップをプロジェクトマネージメントの観点で例題としているのを読んでいて、これはとても面白いと思った。

意思決定を間違わないようにするには、サンクコストは無視して、今後の追加投資による費用対効果のみに考えを集中する必要があります。今回の場合、ダム本体の建設に今後必要となる620億円、追加コストの数百億円、そして、毎年のメンテナンス費用を加えたものを総コストと考え、ダムの効用に対して支払う価値があるかどうかで判断すべきでしょう。実際、当初予定されていたダムの水がめ機能は、50年の間に私たちのライフスタイルが節水型に変わったことから、もう必要ないという意見が現在では主流になっています。
プロジェクトマネジメントに埋没費用と中間目標値の考え方を取り入れよう!
ここで言うサンクコストは、これまでの掛け金で、追加投資は文字通り追加で突っ込む金額である。賭け事には弱いものの、サンクコストにとらわれすぎて、追加投資を続ける。つまり、突っ込んだ金額を考えると止められない。という事である。

これはプロジェクトの中止/続行判断と賭け事は一緒だな。と思った瞬間でした。確かに「これまでいくら投資したと思っているんだ!」という台詞はよく聞きます。本来はプロジェクトのマイルストーンに、投資と成果がバランス良くなくてはいけないのが、投資ばかりかさんでいる場合に起こる事です。

「それでも○億円投資している以上、絶対に成功させます!」というプロジェクトは、掛け金(サンクコスト)に目をつぶって、停止(賭場からの退場)が必須であるわけです。

さらに気づいた事は、サンクコスト(投資金額)と成果のバランスが、時間軸の進行によって、環境が変化しているので、マイルストーン通りでいいわけではないのです……つまり……

マイルストーンを設定した「時期」と現在の得られるべき成果は、きちんとバランスしているか?という点がポイントという事になります。

時間が経過することで、環境の変化により、マイルストーン通りの目標達成では不十分な場合も当然でるわけです。

このマイルストーンの評価も重要なのですが、逆にそれに格好つけて、(はじめは何も分からなかった経営層が)うまく行っている状況に慣れてしまった事で、せっかく頑張っているプロジェクトも「目標達成と言っても、この程度の成果じゃ…」などと言う事もあり得ます。

この評価も時間によって慣れが出てくる事を考慮しないと、上の様に言われたプロジェクトマネージャは、かなりモチベーションダウンとなり……金の卵を産むニワトリを殺す事になるかも……

まぁ、ギャンブルの引け際は突っ込んだ金額で気持ちを左右されない!という事を肝に銘じないといけませんね。



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アット・ニフティストア

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