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Web Squared − 次のWebコンセプト(1)


Web Squared
2009年10月末にWeb2.0 Summitというカンファレンスがサンフランシスコで開催された。Web2.0 Conferenceと違って招待制をとっている、割とクローズドな会議らしい。

何度かインビテーション(招待状)が欲しいと応募していて、インビテーションしてもいいよ!というメールを貰ったのだが、ちょっと担当する仕事が変わっていて…残念という感じだった。(出来れば来年ぐらい行きたいな)

さて、それはともかくWeb2.0の次は何か?という問いに対するオライリー氏の答えがこの「Web Squared」である。この言葉は、何故か日本では全然紹介されていない。気がついていないのだろうか?無視されているのだろうか?

私のような英語力の人間でも、原文を読むととても面白く、次世代のWebのコンセプトが見えてきそうな気がする。という事で、こうして英語力を顧みずに訳すのも、意味を失わせてしまうかも知れないが、それでも何かの一助になればと、日本語化に取り組んでみる。

何か翻訳権を持っているとか、その類は何もないので、問題あればすぐに引っ込めます。関係者のご指摘をお待ちします。

Web 2.0から5年経過して

5年前、私たちは、シンプルなアイデアに基づく会議を立ち上げました。そして、そのアイデアはムーブメントになりました。

オリジナルのWeb 2.0 Conference(現在のWeb2.0 Summit)は、ドットコム・バブル崩壊後の混迷している産業の信用を回復するために考えられました。私たちは、そこでウェブは全く終わっていないと主張しました。

事実、それ(ウェブ)は文化を変えるコンピュータアプリケーションと、サービスの時代のために強健なプラットホームとなる途上のものでした。

我々の最初のプログラムでは、いくつかの会社がなぜドットコムバブル崩壊を乗り切り、他のものは惨めに失敗したのかを考えました。また、私たちはスタートアップ企業のグループを研究し、それらがなぜそれほど急速に成長していたかを考えました。

答えは、私たちがこの新しいプラットホーム上でビジネス展開する法則を理解する一助となりました。

私たちの洞察の中の主たるものは、「ネットワークはプラットホームである」が意味する、ネットワークを通してただ古いアプリケーションを提供する(「サービスとしてのソフトウェア=SaaS」)からは程遠いものでした。

それは、文字通り、より多くの人々が使用すれば使用するほど、より良くなるアプリケーションを創ることを意味します。ネットワーク効果は、単にユーザを集めるのではなく、ユーザから学んで、ユーザへの貢献を創ることにあります。

GoogleとAmazonからWikipedia、eBayおよびcraigslistに至るまで、私たちはソフトウエアにより、価値が、接続しているユーザの共同体により、共同体のために共同作成されるのを見ました。

それ以来、YouTube、Facebook、およびTwitterのような強力な新しいプラットホームは、新しい方法でその同じ洞察を示しています。

つまり、Web2.0とは知識の集合を結びつけることが全てである。ということです。

知識を集めるアプリケーションは、管理し、理解し、リアルタイムに大量のユーザ生成データを返します。拡大するインターネットオペレーティングシステムの「サブシステム」は、増加するデータサブシステムです:位置情報、(人々、製品、および場所の)アイデンティティ、それらを結びつける意味の糸。これは競争力において有利な立場の新しい梃子へと通じます:

データは次世代のコンピュータアプリケーションの「Intel Inside」です。

今日、私たちは、これらの洞察が単なる方向性であっただけではなく、私たちが2004年に想像した領域で適用されている事が分かっています。

スマートフォン革命は、ウェブを私たちの机から私たちのポケットにまで移しました。
知識を集めるアプリケーションは、もうキーボードをタイプしている人間のやる気だけでなく、センサによるものとなります。私たちの電話とカメラはアプリケーションのための目と耳になります。モーションセンサーと位置センサーは、私たちがどこにいるか、そして、私たちが何を見ているか、そして、私たちがどれくらい速く動いているかを伝えます。

データは、リアルタイムに集められ、提示され、実行されていきます。参加のスケールは何桁も増加していきます。

より多くのユーザとセンサが、より多くのアプリケーションとプラットホームにデータを流していて、開発者は深刻なリアルの世界にある問題に取り組むことができます。その結果、ウェブの機会はもう算数的な成長ではありません。それは指数関数的に成長しています。

したがって、今年の私たちのテーマはウェブスクエアとした。

1990年から2004年はマッチに火をつけました。2005年から2009年は導火線でした。そして、2010は爆発するでしょう。

……Web2.0の次にくるもの……

私たちが最初に「Web2.0」という用語を紹介して以来、人々は常に「次は何ですか?」と尋ねてきます。

Web2.0が(ドットコム企業崩壊後のウェブの再興に関する声明より、むしろ)一種のソフトウェアバージョン番号である意味だと仮定して、私たちは絶えず「Web3.0」に関して尋ねられます。

それ(次)はセマンティック・ウェブですか?
(次は)認識するウェブですか?
それ(次)はソーシャルウェブですか?
モバイルウェブ?
それは何らかのバーチャルリアリティの形態ですか?

(答えは)それはそれらすべてです。

ウェブは、もう世界にある何かについて説明する静的なHTMLページの集合ではありません。ますます、ウェブが世界であり、世界のすべてモノと人が「情報の影」(知的に捕らえられ、処理されるデータのオーラで、並はずれた機会と心を暗示に向けさせる)を投げかけます。

Web Squared(Webの2乗)は、私たちのこの現象を探索してそれに名前を付けるというやり方です。

* * *

【今回の意訳はここまで】次からは何故 Web Squaredなのかの本質的な話が始まります



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アット・ニフティストア

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