« iPhone OS 4.0で広がる新しい使い方 - コンシェルジュ・アイデアの競争 | トップページ | 「裸でも生きる」 - 夢を実現するまでの現実的記録 »

「20歳のときに知っておきたかったこと」から分かったこと


もう48にもなると、20の時に知っておけば…なんて事は山の様にあって、20の時にこんなだったら…なんて思う事も山ほどある。


例えば、私が就職した25年前にパーソナルコンピュータが十分に使い物になっていれば…とか、インターネット接続が出来ていたら…なんて事は山の様にある。


この本は、実は、年齢や「たら」「れば」の話は全く関係なく、その時にあったらなぁ…と思うものが今あるのなら、既成概念なんてどっか置いて、今 チャレンジすればいいのだ、というストーリーで、超ポジティブが全面にあふれている。

以降、私がなるほどと関心した事を散文の様に書いてみたい。

  • 問題を解決するには、問題の明確化が必要。問題が明確に定義出来れば解決策はおのずと明らかになる。これは問題の大きさによらない、原則である。
  • 数々の成功したリーダの共通する特徴から見ると、成功を阻む最大の壁は自己規制。「並外れた業績を達成した人々の最大の見方は、ほかの人達の怠慢である」
  • 宝くじは買わない人には当たらない(チャレンジしない人には成功がない)
  • その国(地方)のリスク許容度によってベンチャーなどの様にチャレンジする人の数が決まる。シリコンバレーは失敗はイノベーションのプロセスとして当然の様に受け止められている。
  • 大した風貌ではない男がいつもモテている。その男は数少ないヒットを打つためなら、どれほど空振りしても気にしない。つまり、片っ端からデートに誘って、(数少ない)イエスという娘を当てる。
  • クリエイティブな組織を作りたいなら、何もしないことは最悪の類の失敗だ。想像力は行動から生まれる。何もしなければ何も生まれない。
  • 一度決めたらミサイルの様にあくまでそれを求めるという人がいるが、物事はそんな予想通りには行かない。何度も進路を変えた末に、ようやく出会える場合がほとんど。
  • 大多数の人間が遂行できるのは一度に3つまで。海兵隊でもすべての軍隊でも4つを越えた遂行は行わない。
  • 起業家としての成功には、他の者に勝つという闘争心を燃やすよりも、自分自身の情熱をかきたてる「やる気に燃える」方がはるかに生産的。

これらから見える様に、総じてこの本は「何もしなければ、何も起きず、従ってつまらない人生になってしまうよ」という事が言えるのかもしれない。
そういう話ばかりではないのだが、それが目に付くという事は、きっと自分の中でそうした思いが(影に日向に)あるのである。

この本の本質はイノベーションの起こし方

さっきから、チャレンジ チャレンジと書いているが、この本の本質はイノベーションを起こす際のアプローチ方法(だろうと思われる内容)が書いてある。

例えば、各章のサブタイトルには次の様な内容がある。=印の後の文言は私が勝手に付けた超要約である。「自分の殻を破ろう」=固定概念を打ち破る、「みんなの悩みをチャンスに変えろ」=発想のポイント、「機が熟す事はない」=思いついた時がチャレンジの時、「早く、何度も失敗せよ」=失敗は成功の母、等々といった具合である。

こうした標語のようなものばかりかいていると、何かの啓発本かと勘違いされてしまいそうだが、内容はスタンフォードの授業で行われている、少しクレージーだが、本質をよく表している実践内容である。名物授業らしい事が書いてあるので、実際にStanford Technology Ventures Programを見に行くと、曹操たるアドバイザリボードのメンバがいる。これは恐らく本物だ。

でも改めて言うが、この本の本質は欧米的ベンチャーの起こし方だ

残念そうに書いてしまうが、ここまで書いた事を実践できる日本人は(本書の巻末の後書きにあるが)7%程度しかいないそうだ。欧米のそれは40%を越えるそうだ。これは科学的データであって、実態分析によるものではない。 つまり、仮説の域を出ないのだが、読んでいて「これは明らかに欧米向けだ」と思った事は確かである。だから、日本人的な読替を行う必要がある。

それを読み替えてみると、意外と面白い………

「この時代起業家精神は大事」
自分が社長だと思ってやれ、とはよく言うが、まさにその通り。極めて日本人的だが、ベンチャー企業が社員数分集まって、みんなチームでそれぞれ頑張る。という図式は日本人に非常にあったやり方。

「インクリメンタルイノベーションにフォーカス」
トヨタのカイゼンは世界レベルで工場のイノベーション。つまり、画期的でこれまでになかったものを生み出すよりも、インクリメンタル、つまり少しづつより良く粘り強く、こうしたものは日本人には合っている。

「だが独創性をもって」
この部分が本書の効果のある所である。

読み替えて、再度読み込んでみると、さらに面白さが増し。自分に当てはめながら、もう1回読むとさらに面白いだろう。








 iTunes Store(Japan)

« iPhone OS 4.0で広がる新しい使い方 - コンシェルジュ・アイデアの競争 | トップページ | 「裸でも生きる」 - 夢を実現するまでの現実的記録 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38989/48528230

この記事へのトラックバック一覧です: 「20歳のときに知っておきたかったこと」から分かったこと:

« iPhone OS 4.0で広がる新しい使い方 - コンシェルジュ・アイデアの競争 | トップページ | 「裸でも生きる」 - 夢を実現するまでの現実的記録 »