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「裸でも生きる」 - 夢を実現するまでの現実的記録


以前から興味があったものの、なかなか手にしなかった本だが、読み始めてあまりの強烈さに本当に驚いた

こんな人が世の中にいたのか!という感じと、マジメモードで言うと「自分の夢を実現させるためには、どれだけの涙が必要なんだろうか?」という率直な感想だ。

ソーシャルアントレプレナーという新しい概念が出ていて、ビジネスで世の中を良くしていこうという、企業理念としては真っ当中の真っ当、正真正銘の王道という企業が出てきている。

この本で述べられている「マザーハウス」もその1つだろう。
筆者はこのバングラデシュ製バッグの製造・販売ビジネス立ち上げ、「マザーハウス」設立、それらを通じてバングラデシュを援助(というか国らしく)していこうというコンセプト。
その前にある若干25歳の人生の流れが、まさに想像を超えた「壮絶」なものなだけに「本当にこんな人が‥いるんだ‥」と思うのだ。

まず、いわゆる行動派の人なんだが、行動してから気付いたり足りない点に気づき、後から修正していく。これが行動派の行動派と言われるゆえんだ。

逆のパターンの伸張派だとして、考えに考えぬいて、計画を立て、事前調査を十分過ぎるほどやったとしたら、バングラデシュの大学院に行ったりビジネス起こしたりしないだろうし、偏差値40から慶応大学なんか受けなかっただろうし、中学から高校での柔道部へ入部しないだろうし‥‥。だから読んでいてビックリするを通り越していて「ノンフィクション小説」を読んでいる様に感じてしまう。

前のエントリで「20歳のときに知っておきたかったこと」というベンチャー育成プログラムの本の感想を書いたのだが、この本「裸でも生きる」もベンチャー企業起業の物語である。

全くの偶然にこの2冊を順番に読んだのだが、これらには実は関係性があったと気づいた………

前のエントリで「20歳のときに知っておきたかったこと」というスタンフォード大学で行われている授業のエッセンスを描いた本の感想を書いた。

そこでは基本的に「やってみないと分からない」「始めてこそ、人生が開ける」というものだったが、それを本当に全てを文字通り実践するとこうなるのか!と分かる。つまり、「20歳のときに知っておきたかったこと」が上巻だとすると、この本は下巻「実践編」だろう。(勝手に上下巻にしているが、勿論 この2冊には何ら関係ない)

それではチャレンジは恐ろしい事なのだろうか?確かにここに書かれているバングラデシュの体験をしたいとは思わない。ちょっとだけ運が悪かったら死ぬだろう。

だが「それだけ凄い事にはならない」と分かっていれば、ちょっとだけ気が楽になる。一方で、修羅場を抜けてきた人達は一様に、何でもなかった様に語るのだが、本当はこれくらい凄いんだと思えば思える。

いずれにしてもチャレンジの度合いが足りない自分と日本に対して、大いなるカツの入る本でした。







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