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みんながグルーポンを目指すわけ - ファンが何よりも欲しい時代


相次ぐグルーポンモデルのコピー
アメリカのインターネットビジネスの新しいものが、日本で流行ることを「タイムマシンモデル」などと言います。そのモデルの最も有名なのは、米国のYahoo!を日本へ持ってきたYahoo! Japanだと思います。

そんな新しいインターネットのビジネスモデルとして、「Groupon(グルーポン)」というのが出てきて、本当にあっと言う間に、クローンと呼ばれるよく似たビジネスモデルのサイトが沢山出てきました。

元祖であるグルーポンも日本のクローンビジネスを始めた企業を買収して、結果としてグルーポンジャパンを立ち上げています。

これほどビジネスモデルをクローン化して広まったサービス(ビジネス)もなかなか珍しく、それでも全体が成長しているので、競合同志が喰い合うという事にはなっていません。

そんなクローン登場の中で、ついに大御所であるFacebookも、グルーポンとよく似たビジネスモデルのサービスを追加してきました。

どうしてそれほどこのビジネスモデルに殺到するのか?

細かい理由はさておき、消費者は「安い」メリットを享受・店舗側は「集客」という双方Win-Winのビジネスになっている、とされているので、単純に納得出来る理由ではあります。

しかし、物事はそんな単純ではなくて、クローンでも負け組は当然いるわけです。どうしてそのような差があるのか?

ループス・コミュニケーションズの斎藤氏の記事にその詳細が記載されています。

結局は顧客満足度の高いものしか生き残れないのです。これはあらゆるビジネス(モデル)に共通という事ですね。


お店が割引で儲け抜きで欲しいもの

上に書いた様に、お店はお客さんが来てくれて、味やサービスなどを気に入って貰って、「ファン」になって貰えれば、何回も来てくれたり、他の人に口コミで広めてもらったりできるわけです。

ですので、店舗の人達は、何にもまして「来店してもらう」というチャンスが欲しくて、こうしたグルーポンにクーポンを出す事になります。

はからずも、上に書いてしまいましたが、結果として「ファン」が欲しいのですが、それを人伝(ひとづて)だけでなく、オンラインでも広めるという意味で、Facebookの登場となります。


こういったグループ購入モデルを活用した結果、CBHCやWalmartが手に入れたものは、新規に試してくれるユーザはもちろんのこと、それ以上に大きいのがFacebookのファン数。ホテルのCBHCは、ファンが10倍以上に増え たんだとか。また、このようなディールは顧客の手にパワーを与えることを可能にする。当然クーポン提供者にしてみれば、クリティカルマスを満たすほ どの需要があることを事前に確認することでリスク軽減にもつながる。

相次ぐグルーポンモデルのコピー

そう、この事例では「Likeボタン」が非常に重要なファクターになっています。Likeボタンを押した人に数が多ければ、その押した人の周辺の人に「○○さんは△△にLikeボタンを押した」となるので、広い意味でプロモーションになっているわけです。

この部分に新しいネット上の「価値」が表現されている気がしました‥‥‥

極論として書くと「いかにLikeボタンを押してもらうか」が最大関心事となり、「Likeボタンを押してもらった数」が強い威力を持つ時代が、もう既に来ているという事の現れだと思っています。

私だけが言っている事でもないので、極論とか目新しさは(実は)ないと思いますが、検索が最強の集客手段である現在は、SEO/SEMといった技術が発達しました。これはある意味で技術的な解決方法で、ある程度カバー出来た部分もあります。

しかし、「いかにLikeボタンを押してもらうか」は、全く技術的な要素は表に出せません。小手先系の技術はすぐにバレます。


なんとZapposに似た社風なのだろう。社員が仕事を楽しんでいる様はサウスウェスト航空にも通じる企業文化だ。これらの企業はソーシャルメディア上で圧倒的な人気を持つ、特筆すべき好感ブランドだ。

なぜ彼らはコスト度外視とも言える顧客重視の施策をとるのか。それは顧客接点でのコミュニケーションこそが、マスメディア広告より遥かに効率的なブランディング・チャンスととらえているからだ。

そして、このアドボカシー(顧客支援)の考え方、そこから生まれる感動や驚きの感情が、ソーシャルメディア上のクチコミ伝播効率を一気に高め、彼らのビジネスを強力にバックアップしているのだ。
 
GrouponやZapposは、本能的にソーシャルメディアに愛される術を知っている、ソーシャルメディア時代の申し子と言えるだろう。

Groupon隠れた成功の秘密は、Zapposと並ぶ超顧客満足にあった

背景にこうした企業文化を持っている事が、「いかにLikeボタンを押してもらうか」の背景だったり条件だとすると、これほど難しい事はないわけです。

ますます難しいけど、楽しい時代なのかも知れません。







 iTunes Store(Japan)

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