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イノベーション企業が自らのイノベーションを終わらせる


前回エントリから早くも1ヶ月、仕事は相変わらず忙しいのと、休みはテニスばっかりで忙しいので、どうも大事件でも起きない限りはブログの更新をしなくなりました。

そう、その大事件とは「HPがパソコン事業から撤退」という大事件だ。

その昔、DECという、現在のインターネットを支えるインフラを生み出した基礎となるVAXを生み出した企業があった。
これを買収したのがCompaqというPCメーカー。さらにそれを買収したのがHPである。

つまり、1つの時代の先頭を担ってきた企業だったわけだが、そこからクラウド事業社への特化を図る、という事である。

そうした1つの時代の終焉を目撃した様な深い感じを受けたのだった。そうした感慨を持ったまま、たまたま見たドラッガーの言葉が見事にマッチしていた。

イノベーションに優れた企業は 競争相手によってではなく 自らの手で自らを陳腐化させる

HPと言えばシリコンバレーを生んだ名門企業。PCやスマートフォンといったハードウエア/OS領域は、陳腐化させるべきと判断したわけだ。それよりもクラウドやサービスへの特化が今後のイノベーションの中心という事だろう。

しかし、このドラッカーの言葉はイノベーションを生み出した企業向けの言葉であり、現在のHPがその言葉に十分答えられるだけの企業かどうかは論を分かつところかも知れない。しかし、少なくともPC/スマートフォン本体などのハードウエアはイノベーションの中心にないと断言出来るだけの権利みたいなものはHPにあるだろう。

もっと気になるのは、次のイノベーションがどこにあるのか?という事である。それは同時に発表された内容が物語りそうだ‥‥


HPが次のイノベーション領域と見ているのは、(買収予定の)英Autonomy社にあるように、(クラウドに必須である)大容量データ解析技術なのだろう。

この部分は私個人的にも重要視すべきだと思っている。級数的にデータが増える昨今を「情報爆発」と呼んだりしている。つまり、爆発的に情報量が増加し、その中から「知恵」を抽出する技術が求められている。そこが次のイノベーション領域なのかも知れない。

いずれにしても、ドラッカー先生に言わせたら、HPがPC事業撤退ぐらいでは驚いてはいけないのかも知れない。企業家精神の原理とは、変化を当然のこととすることである。という事で、歴史が如何様であろうが事業撤退は「諸行無常」を旨とすべし、という事なのだろう。








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