iPhoneにFlashが載らないのはAppleが全ての覇権を警戒しているから?


Adobe Flash on iPhone?


AndroidにFlashが搭載されたというニュースが流れていた。随分前から、iPhoneでFlashが稼働するか否かという話が出ていたが、未だにその稼働したという話は出ていない。

単に想像でしかないのだが、Flashはそれ単体でアプリが作成可能なほどクリエイティブなツールというか、「アプリケーション基盤」である。つまりアプリを独占的にiTunes Storeから提供しているモデルであるAppleとしては、バリエーションが出ると困るのである。

アプリに広告を載せるならまだしも、独自に課金する事も可能だろう。iPhoneらしいデザインインターフェイス以外のインターフェイスデザインも可能であるし、しかもそれがブラウザ経由で可能なので、Appleのコントロールはまず無理だろう。

さらにAndroid/Windows Mobileといった「競合」プラットフォーム上で稼働しているものも、ほぼそのまま動くだろうから、iPhoneの独自性や優位性を揺るがす可能性が出てくる。

さあ、これからどう動いていくのか、AppleにとってAdobeが憎いわけではないだろうが、iPhoneに必要であるわけでもないだろう。これが逆転の発想とされると……

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iPhoneをプロユースで使う − 生産性向上のキーファクター


ビジネスにスマートフォンを活用! などと言われ続けているが、実際にスマートフォンで生産性を向上させたり、作業効率を向上させたり、時間短縮になって良かったといった話はあまり聞かない。

強いて言えば、ソフトバンクCEOの孫社長が具体的な形で述べているが、残念ながら宣伝にしか見えない。

「平均的なビジネスパーソンにとって、デスクと会議室のちょっとした移動なども含めた『移動時間』がはオフィスアワーの約30%に上るという調査結果がある。年俸500万円の社員で計算すると約150万円分の無駄。セキュアで、いつでも持ち歩けるiPhoneを使ってこの時間も仕事できれば、端末や通信コストもあっという間に回収できる」(孫氏)。
ソフトバンク孫社長「iPhoneを生産性向上のための武器に」

なぜ、残念ながらと言ったかと言うと、こうした「生産性向上」「効率アップ」「ワークライフバランス」といった、分かりやすいメリットを説いて行かないと、いつまで経ってもスマートフォンやiPhoneといったカテゴリがテクノロジ好きな人のガジェットの域から抜け出せないからだ。

実際にこれを会社員が使う生産性という事もあるだろうが、最も強力な支援が出来るのは、フリーランスの人ではないだろうか?という事で以下に面白い記事を紹介する。

I've learned that working solo is 1 part thrilling, 90 parts horrifying and 9 parts educational. Also, I've found the best setup for my iPhone to help me through my self-employed day. Here I'll describe the apps, settings and hardware that I've found most useful. Feel free to share your own.

一人で働く(=独立)ということは、1パーセントがスリルで、90パーセントはハラハラ、残り9パーセントが教育的であるという事が分かりました。そして、私のiPhoneが自営の日々を支えるベストな設定を見つけました。ここに私のアプリやセッティングはハードウエアを記すので、気軽に参考にして下さい。

The Freelancer's iPhone: Productivity solutions for independent professionals
【意訳】フリーランスのiPhone:独立したプロのための生産性の高い機能環境

詳細項目は元記事を見てもらうとして、いくつか項目だけ挙げてみる。


  • クライアントの獲得・維持


    • メールクライアント(Mailchimp)

    • Twitterクライアント(Twitterrific 2)

    • 他、TypePadなどのブログ投稿ツール


  • プロジェクトマネージメント


    • プロジェクト管理ツール(Daylite)


  • 時間管理と支払い管理

元々、米国のビジネスマンはPC等を使った生産性の向上は非常に熱心であるし、環境的にも使う事が当たり前という前提があるのも事実である。

売上げ管理をエクセルに入れて、プリントアウトして報告。なんて事は絶対にあり得なくて、何らかの汎用的な管理ソフト(Salesforceなど)によって管理されているのである。

そうして前提を割り引いても、日本でもPCを使ってビジネスを進める事が前提となっている世代が中心となっている事や、携帯電話の操作習熟度が上がっている事を考えても、今後の中心となるのは(スマートフォンを含めた)在席や移動を問わず情報管理出来る基盤を使いこなす事にあるだろう。

特に今後どういう分野が(移動や在席といった)ワーキングシーンを問わず必要とされるのだろうか?

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iPhone 3.0の隠れた改良点


6月18日に早速iPhoneのOSバージョンアップをした。みなさんが既にアップデートを終えた時間だったせいか、特に何の問題もなくアップデートを終えた。

それ以来、なぜか以前よりも酷使している様な気がする。ボタンを押してスポットライト(検索)に行ってみたり、Safariで(写真共有サイトの)Flickrに行って現在地周辺の写真を見たり、そうした今回の機能がアップした部分を眺めている。

今回のアップデートで再起動したせいか、最初は非常にサクサクと気持ちよく動いていてとても気持ちよかったが、以前よりもバッテリーの減りが早い気がする。

さて、それはともかく、PC Worldに気になる記事が掲載されていた。

I have complied for you this list of the top 10 hidden gems within the iPhone 3.0 update, which are some of the most important undocumented features so far. If you find any more, make sure you leave them in the comments, so that everyone gets to try them.

私はあなたがたのために、とても大事だけど公表されていない、iPhone 3.0アップデートの隠れた機能トップ10を紹介する。あなたがこれら以外のものを見つけたらコメントに書いて欲しい。そうすればみんなが試すことができる。

iPhone 3.0 Update: 10 Hidden Features
【意訳】iPhone 3.0アップデート:10個の隠された機能

詳細項目は元記事を見てもらうとして、いくつか項目だけ挙げてみる。


  • メッセージングの特殊文字

  • スポットライトにアクセスするより多くの方法

  • メールにおける回答の中で断片を引用

  • Powerボタンは無反応アプリケーション中止操作にならず


「メッセージングの特殊文字」は、キーを押していると、キートップに書いていないキー候補が出てくるというもの。あまり使わないものばかりでちょっと便利になった程度か?

「スポットライトにアクセスする多くの方法」は、画面を右にスライドしていくと現れたり、Powerボタンを押すと画面がスライドしてスポットライトが出てくる。

ざっと見ると他にも色々とあると思うのだが、実は以前からあった機能なのかも知れないが、とても便利になった部分が2つある。

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大不況で産業が危ない時 − 新しいイノベーションの足音は…


The end of the Newspaper

冒頭のグラフは米国の新聞広告売上げの推移を示している。対前年比ベースの表現なので、絶対値ではなくマイナスへの幅が中途半端ではない、本格的に危ない状況を示している。
(グラフの元数値は、アメリカ新聞協会による

ドットコムバブルの時の落ち込みも相当ひどかったが、それでもー10%程度でなんとか持ち直したが、今回はー30%になってもまだ底が見えないような推移を示している。
もっと言うと、下落傾向は2006年から始まっており、下落傾向が加速したのは、2009年に入ってからという状況だ。

日本でも先日デロイトトーマツコンサルティングから発表された世界4カ国とのメディア視聴状況比較調査においては、日本の新聞定期購読率は65%と突出して高いものの、若年層は明らかに新聞離れを起こしている。調査によると、14-19歳層及び20-25歳層の新聞閲覧時間が圧倒的に少ない

こういった形で、明確にあるメディアが衰退していく状況を目にするのは初めてだが、それに代替されるメディアがあるとすれば、日本ではテレビであったり、米国ではネットだろう。だが、そうしたある種のステレオタイプ的な話ではなく、ここでは「そういうメディア交代」時代には、イノベーションが起こっているのではないか?と注視している。

そう、こういう時にひっそりとイノベーションの足音が聞こえているのではないか…

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新型iPhoneで加速するか - ロケーションブームとGPSの危機


iPhone 3G S
既に各誌・各メディアAppleのサイトで、新iPhoneがお目見えした。

新機能のウワサは百出したが、まぁ一種の「お祭り」だと思えば、愛嬌である。

意外かも知れないが、個人的には電子コンパス搭載が今回の最大ポイントかも‥と思っている。というのも、やはり「ロケーション」は今後絶対に来る市場だからだ。

ロケーション市場については「位置ベースのSNSは5年後に3500億円市場!?」という記事で、その世界的市場規模を記した。

単純に考えても、検索連動広告ならぬ「ロケーション連動広告」は、行きたい場所または、今現在居る場所に連携した、広告の体裁を取る「情報」足りえるからだ。

だから、その市場の源泉となるビジネスモデルとして「ハイパー・ローカル広告市場−来るであろうモバイル広告の本質」と題して、ローカル広告について記した。

そのためには地図に連動するとか、移動方向に連動する形とするのが単純で分かりやすいが、これまではコンパスがなくてそれが不可能だった。それが今回可能となるわけだ。

もう1つディザリング機能、つまりiPhone 3Gをモデムとして使って、(オプション費用は分からないが)PCからも3Gネットワークが使える様になる‥という機能は、ソフトバンクはサポートしない様だ。これは非常に残念。

あてつけのように、Apple社の発表ではディザリング機能が「インターネット テザリング」機能としてあるとしている。

さて話を戻してロケーション市場だが、ロケーションを支える機能には、実は危機が迫っているらしい‥

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新型iPhoneのウワサ百出 − ここでも楽しむファン層


All iPhone rumors
非常に一部のコアなファンネタだと思うが、iPhoneの新型が発表されるのではないか?と盛り上がっている。

ウワサではiPhoneの新型がWWDCというApple社の開発者向けカンファレンスで発表される、とされているが、真偽のほどは全く確かではない。

iPhoneの新型OSは既に発表されているのと、新型iPhone OSに対応しているiTunesが既に配布されているので、ファンはさらに盛り上がるわけだ。

それに拍車をかけるように、New Zealandの携帯会社が「3rd gen iPhone」の話をしたとか、32GBモデルの在庫情報画面があるとか、ウワサが本当に沢山出てきて、前夜祭のような様相を呈している。

そうしたウワサも出過ぎてしまうと、こんどはまとめサイトが現れる。こちらは確度付きで報じている

ウワサ百出の最高潮は、日本時間の明日(6/9)未明(AM 2時ごろ)になるらしいので、前夜祭が本当の祭りになるのも、もうあと少しだ。

こういう祭りは見ているだけでなく、こうして御輿に水をかけてやる記事でさらに盛り上げないといけない。

新型!新型!と騒がれると、私の様に既存機種利用者には非常に心配な事でもある。しかも2年縛りだから、もうあと1年以上は旧機種を使わないといけないのか…という事だ。

でも、それは何とかなるというウワサ…ではなく確認がされたらしい。

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ルールブレーカーと新しいルール作り


最近、ブログ更新を怠っているのは、やはりiPhoneを使っていると、パソコンに向かう時間が激減してしまうから…と勝手に理由付けている。

実際、ネット利用時間のほとんどは、情報参照時間なわけで、それがiPhoneで済んでしまうというのは、どこでも自分の疑問や思いつきを解決出来る幸せな状態なわけだ。

先日のエントリで、勝者がルールブレーカーになるときというタイトルで、顧客囲い込みの意味で存在していた「アカウント」を、その競争勝者がOpenIDで無意味化した時にどうなるのか?という話を書いた。

今回もある意味でルールブレークなのだが、面白い事に同時にルールメークでもあるという事だ。

In conjunction with the well attended Interop and Enterprise Cloud Summit conferences in Las Vegas this week, cloud infrastructure and service vendor 3TERA announced the 3TERA AppStore, an online portal containing a variety of "cloud ready" components for use on their AppLogic platform. This is the latest commercialization of cloud image stores, and another example of how cloud computing enables marketplaces that were difficult or impossible to do before

Enterprise "app stores" in the cloud

簡単に意訳するとこういう事だ。
3TERAというクラウドコンピューティング環境を提供する会社が、自社のプラットフォーム上で動作するアプリケーションの小売りみたいな事をするという。もちろん、アプリの開発社は3TERAではない。

iPhoneアプリをiTunes storeで販売する様に、3TERA環境上で動くアプリの小売り環境も提供することで、さらにプラットフォームとしての3TERAが賑わうという事になる。

これはビジネスモデルというか商売の仕方を(iTunes storeを) 巧みに真似て、そればかりでなく、それまでのサーバアプリケーションのビジネスのルールブレークと、新しい小売りのルールメークしているわけである。

これが今後のデファクトになるのか否かまでは確信出来ないが、ルールブレークとルールメークのセットとするというところが、新しい気づきという事になる。

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勝者がルールブレーカーになるとき


私の勤めている会社もそうだが、インターネット上でビジネス展開している会社は、そのサービス利用状況として「会員数」という言葉を使う。

電話で言えば回線数だろうし、携帯電話でも契約数だろう。つまり、物理的に勘定可能なものは、その数を競うことになる。

これがインターネットのサービスでも、会員数という表現が使われる。利用者数だったり、月間利用者数の方が、実態を指し示すのに正しいだろうに…

さて、それはともかく、そうした「会員数」というものが無意味となる、オープン化がインターネットの世界で展開しようとしている。以前から一部のサイトとサービスに使われている「OpenID」である。

ところでOpenIDと言われてもサッパリという方もいるので、簡単に解説すると、あるサービスの「会員」として登録すると、会員の証としてIDが割り当てられ、登録したサイト(サービス)へログインする事が出来る。ところが別のサイト(サービス)では、そのIDは使えないのだが、OpenIDであればそれをサポートしているサイト(サービス)は全部使えるのである。

ユーザにしてみると、1つのIDとパスワードで、沢山のサイト(サービス)を使えるので、管理が面倒でなくなる。事業者側から見ると、この方法では「登録会員数」というよりも「利用者数」の方が正しい表現方法となる。

このOpenIDを、米国いや世界最大のSNSサービスである、Facebookがサポートすると表明した。つまり、登録者数を競っていたルールの上では完全勝者が自らルールブレークするパターンである。

情報源:With Facebook, Has OpenID Moved Closer to Being the De Facto Login Standard?

米国で競っている主役達は、Google Yahoo! Microsoft(MSN/Live) MySpace AOL といった面々で、中でもFacebookはダントツで伸びている、主役中の主役である。

でも考えてみたら、何でルールが変わったのだろう、変えたのだろうか?

Facebookの考え方は分からないので、勝手に想像する部分もあると思うが、単純に言うと「ユーザが進化した」という事ではないかと思っている。その進化とは……

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危機的だからこそイノベーション


このところ、Kindle2の話をよく書いている。今年のクリスマスは日本でもKindle2か?とか、赤字ならば印刷せずに電子媒体に ...といった記事がそれである。

特に後者がNew York TImesに関する記事だったりするのだが、Kindle2はもちろん日本では入手出来ず、Kindleに限らずに電子ブックが好きだとか電子ブックに未来を感じるとか……そういった意図で記事を書いているわけではない。

漠然としたものだが、未来を感じるのである。そう、SF未来モノでは、ああした機器で本や新聞を読む「はずである」、というだけである。

さて、この経済危機を新聞が無事に乗り越えられるかどうかは定かではないが、新聞紙という媒体の形はともかくとして、新聞のメディアとしての存在は続いて欲しいと思っている。

media pubさんの記事で知ったのだが、存続がかなり厳しいという報道やうわさのあるNew Yourk Timesであるが、決して夢や未来をあきらめずにR&Dセクションが頑張っているらしい。

ネタ元:NYタイムズの“新聞2.0”プロジェクト,2040年まで延命するのかも

この存続も厳しいとうわさされる中で、このR&D、つまりイノベーションを追い求める姿勢が失わないのは、企業の「かくあるべき」の姿を見た気がした。

そう、「自分たちでちゃんと未来を作っていく」という姿勢である。

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いい気分になれるCF − 世界的不況だから こういうCFが欲しい


B3 Annexさんのブログで紹介されていた、いい気分になれる動画2種類 トラファルガー広場の大カラオケ大会とHappy Cloudsを見た。

なんとも不思議ですがいい気分になれますね。なんででしょう。という事で私も下にその動画を貼らせてもらいました。

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Kindleは静かにiTunesモデルを踏襲している



ちょっと前に「今年のクリスマスは日本でもKindle2か?」という記事を書いた。日本でもau by KDDIで使われている通信方式(CDMA)にKindleが対応するというウワサについて、日本で展開する際の社会的インパクトについて書いた。

そのAmazonのKindleの大画面版が先日発表された。発表したときの情報をざっと見た時には、これまでの(ともすると)簡易的と見えるKindleと比べて新型のDXは明らかに画面サイズの大きさから、狙っている領域が単なるペーパーバックぐらいの本「以外」を対象としている気がした。

これが489ドル、つまり日本円で5万円。コンテンツ代は別だが、通信料は込みである。それを経営が苦しい新聞業界は、ニューヨークタイムズを始めとして対応するらしい。いよいよ本当に電子新聞の発行となる。

個人的には電子新聞にはあまり興味はないのだが、例えばウォールストリートジャーナルが9.99ドル(日本円で1000円/月)という事は、日経新聞を月額1000円で読めると例えると、何より割安で読める環境として、1消費者としては大歓迎である。

しかしこれが新聞業界救済となるか?と言われるときっと「No」だろう。紙で読まないと気がすまない人達が多いに違いないからだ。

それに比べて「大学の教科書をKindle(DX)に入れてしまう」は、その意味ではかなり需要と実利が見込めそうな気がする。

Beyond being cooler and lighter than dead-tree books, if Kindle textbooks can be sold for significantly cheaper than paper textbooks -- stripping out shipping and printing costs should help -- then students have an incentive to pick the electronic copies. And publishers win by reducing the used book market.

これまでの「本」に比べて、クールで軽量となる先に、Kindleの教科書は紙の教科書に比べて、印刷費用や運送費用がかからない分、格段に安くできて、学生の電子版を使う動機となりえる。そして、出版社は中古本市場に勝つ事となる。

Amazon Testing Big-Screen Kindle With Six Universities (AMZN)

つまり、利用者である学生のメリット、出版社のメリット、Kindle(DX)のメリット、それら3者が極めて綺麗にバランス取れているのである。これは素晴らしいビジネスモデルである。

考えてみると、電子ブック自体がその保存性を除いて、素晴らしく代替性を持っていて、安いし、汚れや折れといった形状変化もなく、しかも検索性も提供できるというメリットが流行らない理由がない様に見える。

「何となく買ったものが形として残らない事が気持ち悪い」のであれば、iTunes & iPodがこれほどのヒットにならなかっただろう。常に好きな音楽に囲まれていたい人もいれば、常に読みたい本を手元に置いておきたい人だっているだろう。

でも日本での展開を考えると、さらに違う展開となるのではないかと思っている。

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日米のテレビ視聴中のネット利用状況の差 - 日本はすっかりモバイル王国に


広告、特にネット広告の技術やトレンドは、やはり広告先進国である米国の動向チェックが欠かせないと(勝手に)思っている。

日経ビジネスOnlineなどでもその動向は詳細に伝えられていて、一般的に関心度は高いと思っている。

ところで、私事だが高校一年生の長女の様子を見ていると、テレビを見ながらPCやケータイを操作して何か見ている。

テレビの情報では(自分にとっては)不足で、何とか自分の関心ある詳細情報を調べたいのかも知れない。それはネットの発展した地域のライフスタイルの変化を表している気がする。

米国でもテレビを見ながらPCを操作しているらしい。


米国では人々が月平均約151時間をテレビ視聴時間に当てているとし、そのテレビ視聴者全体の約25%は、テレビを見ると同時にノートパソコンなどでネットを利用しているという。これをさらに年齢層で絞り込むと、34歳では70%の視聴者がテレビとインターネットを同時利用するマルチタスキングを行っているという。

【ad:techリポート】恐怖と愛の時期に突入した広告業界

米国人口は軽く日本の2.5倍なので、その比率からしてもすごい時間が利用されている事が分かる。

一方で日本の状況は?と言うとPCではなく「ケータイ」なのである。

businessinsider.comより

利用者数が最も多いのは「休養/くつろぎ」、次いで「就寝前」となっている。こうしたことから、モバイルサイトを多く利用するユーザーは、移動中より自宅でのんびり使う方が多いということがいえる。
<中略>
モバイルサイトが利用されているのは、「テレビを見ている時」が圧倒的に多いことが分かる。先の結果と合わせると、モバイルサイトの利用者は「自宅でくつろいでいる時に、テレビを見ながらのんびり使うことが多い」ということになる。

 実際モバイルコンテンツの現場からも、テレビとモバイルサイトの相性がよいという声はよく聞かれる。例えばECサイトでは、テレビで紹介された商品がすぐ売れ筋になるという話も聞く。

モバイルサイトは移動中より“自宅でのんびり”








住宅事情なども左右しているだろうが、日本ではテレビを見ながらケータイなのである。PCの普及率やリテラシーなどもあるだろうが、日本人は元々こうした「細かい作業」が好きなのかも知れない。

ケータイを指して「ガラパゴス」と言う風潮もあると思うが、私は(国民性もあるだろうが)進化度合いの差だと思っている。

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新たなビジネスモデルが求められている


これだけ世間の不況のインパクトが強いと、当然の事ながら、既存ビジネスだけでなくその拡大が求められる。

さらに、日本国内の市場を元にしている様々な産業は、人口構造の変化もあって将来戦略を再構築しないと、市場自体のシュリンクに対応できなくなる。つまり、自然淘汰されてしまう事になる。

BeeTVのビジネスモデルは「月額315円で、地上波テレビ放送で見られないオリジナル番組を、いつでも携帯で見られる」というものである。

通常の地上波放送は広告を収入源とした無料放送であるのに対し、BeeTVはユーザーへの課金を収入源とするCATVと同じ有料放送なのである。実はこの点に先見の明があると評価できるのではないだろうか。

携帯専用テレビ局「BeeTV」は儲かるネットメディアになれるか

個人的な意見だが、米国で先行している、TV番組をそのままインターネットで配信して広告で何とかする。というモデルは少なくとも日本では成功していないし、今後もしないだろう。

BeeTVのモデルはそういう意味では「広告をアテにしていない」点でのみ、割り切った新しさを感じるが、コンテンツにお金を払う、特に携帯でちょっと300円払ってしまうレベル以上のものは、コンテンツの力そのものだろうから、どうか頑張って欲しいと思う。

昔、TVが出始めた頃には、コンテンツは「映画」しかなかった。だが、(当然だが)映画側は協力しないので、TV側がセッセと番組を作って、広告というビジネスモデルを構築していった。という。

ネットはマスでないメディアだと言われている事から、パーソナルなコンテンツを有償で提供する地盤を構築していっているのだろう。

つまり、言いたいのは「TVや映画という既存の資産によらない、インターネットコンテンツビジネスを立ち上げて欲しい」という事である。

だが、ちょっと思い出すと、この話の源流となる「ライブドア vs フジテレビ」や「TBS vs 楽天」という日本中を騒がせた話題があった。それは「TVや映画という既存の資産によらない、インターネットコンテンツビジネスを立ち上げるべき」という事を明確に示した教訓だったと言えるのではないか?

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ブログ・プロモーションで旨くいく方法は…


「ブログ」というWebツールも一般的で特に何という事もないものになっています。芸能人や社長といった人達もいれば、私の様に市井のブロガーも日々の気づきとか日記代わりに、とブログを色々な用途に使っています。

ちょっと堅い言い方をすれば、それらは立派な個人(パーソナル)メディアであり、マスメディアが伝えない大事なことが書かれているかも知れません。

米国の例になってしまいますが、Mom Bloggerといういわゆる「お母さんブロガー」の存在が、ネットやリアルを含めた「クチコミ」という意味で、とても注目されています。
日本でも、お母さんブロガーもいると思いますが、米国ではそれらの人達がある程度のトラフィック(ブログが読まれている=影響度が高い)を集めているらしいです。
そうした状況は広告の先進国としては見逃すはずがなく、Mom Bloggerを活用したマーケティングという面でも注目されています。

日本でもブログマーケティングが始まりつつあることから、こうしたMom Bloggerについての情報も大事です。「7 Things Mom Bloggers Want To Say To PR People(意訳:Mom Bloggerが宣伝業界に言いたい7つの事)」という記事が目にとまりました。Mom Bloggerに限らずに同感する部分もあるので、ちょっと引用しながら紹介したいと思います。

1."Get to know me." Mom bloggers are often sharing extremely personal things about their lives on their blogs, from helping a family member deal with a difficult illness to their own stories of juggling everything. Take the cues from their writing about whether your product or service is a good fit and when is a good time to contact them about it.

1. 私がどんな環境か知って欲しい
Mom Bloggerはブログで個人的な事を共有したくて、家族に支えられながら、彼女たちの様々なやりくりをしながら、ブログを綴っています。そういう意味で、どこの製品やモノがいいとかフィットするとかを書いたり、いつならコンタクト出来るか、といった点には配慮して欲しい。

6. "Don't try to tell me what to write." This should be obvious, but surprisingly easy to forget for some marketers. Mom bloggers, like any other bloggers, want to have their own opinions and share them. If this makes you uncomfortable, a mom blogger program may not be the best option for your product.

6.どう書くか私に言わないで
これは明確な事ですが、驚いたことにマーケッターの中にはこれを忘れている人もいます。Mom Blogger(他のブロガーも)それぞれの意見を持ち、それを共有しています。もし、これが気に入らないのであれば、Mom Bloggerプログラムはその企業のプロダクトの最良のオプションではないでしょう。

7. "Keep a relationship after your campaign." Nothing is worse than a campaign ending and all of a sudden everyone disappears off the face of the earth. Great blogger engagement is about the relationship. Don't let it die when your campaign ends.

7. キャンペーンが終わってもつながりは持とう
キャンペーンが終わったら突然の様にみんながいなくなってしまう、という事ほど悪いことはない。すばらしいブロガーとの結びつきは「つながり(relationship)」です。キャンペーンが終わった途端に消えるのはやめよう。

7 Things Mom Bloggers Want To Say To PR People

一部の引用で、特に子供に関する部分は引用していませんが、お子さんをお持ちの方ならちょっとは分かるのではないでしょうか?
それ以外でも、特に6のブログに書く内容に関して触れてはいけませんね。ブロガーのプライドに関わりますので。

Mom Bloggerに限らず大事な事だけ引用したつもりですが、もう1つ大事かなぁと思う姿勢がありました……

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ソーシャルメディアを企業が利用して生活者に還元されてくる


日本でも徐々に使われはじめていると言われている、SalesForce.com のサービス。ここにはCRMデータから営業管理といった様々な顧客指標が管理出来るので、どこにデータがあるのか不安ではあるものの、流行りつつあるという事は、活用して成果を出している企業があるという事だと思う。

いつも読んでいるRead/Write/Webに、面白い記事が掲載されていた。

Read/Write/Webより

When Gmail failed a few months ago, I tried using Google to find out what was going on. When that did not get me an answer, I tried Twitter and did find some answers. That alerted me to the power of real-time search in one specific usage case. It was a relatively minor problem for me. But what if I ran customer service for a SaaS firm that just had a major outage? How would I find and monitor the conversations going on out there? That is what today's announcement by Salesforce.com about Twitter integration is all about.

数ヶ月前、GmailがダウンしたときGoogleで検索しても何が起きているのか分からなかった。試しにTwitterを検索したら原因が分かった。その時に特定事象においてはリアルタイムサーチの威力を感じた。私にとってそれは小さい問題でした。
私がメジャーだがサービス停止したSaaS会社で顧客サービスを運用したらどうなるでしょうか? 私は、どのように顧客がする会話を見つけてモニターしたらいいでしょうか? それは本日、Salesforce.comが発表した、Twitterを組み込む発表です。

Salesforce.com Integrates Twitter

他にも、FacebookやLinkedInといったメジャーなソーシャルメディアを観測するものの様です。

以前に「Never Trust a Computer You Can't Lift − WhiteHouseもChange?」「ソーシャルメディアは広告媒体としてまだ十分生かされてない」といったエントリで書いた「Grandswell」の動きそのものという気がします。

そして、Googleがクローラーで見つけるその前(検索しても何も出ていない状況)に困っているお客を見つけてフォローするのが、顧客に対する最善のサポートというワケです。

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Downloadの方がDVDより高いのはなぜか?


このところ、iPhoneとかApple社の話し書いておらず、どこかブログタイトルとの乖離してきた。

ちょっと軌道修正しないといけないが、何にしてもiPhoneで割と用事が足りるので、PCに向かう時間が減った事で、相対的にブログを書く時間も減っている。そのせいで記事にも偏向が見られるというわけである。

先日、Apple社はコンセプト倒れがウワサされているApple TVに対して「高画質(HD)規格の映画配信サービスを開始する」とアナウンスした。(詳細、下記引用)

Now you can buy or rent films in HD on the iTunes Store March 19, 2009

Starting today, you can purchase box office blockbusters for download from iTunes in HD for $19.99, and films will be available as iTunes Movie Rentals in HD for $4.99 within 30 days after release. Pre-order Twilight or Quantum of Solace today, and you’ll be able to download them when they become available on March 21 and March 24, respectively. Transporter 3, Punisher: War Zone, and other select titles are available in HD today.

Hot News

著作権が絡むトレンドは、音楽しかり、iTunesを立ち上げたApple社が先行するのか?と思っていたら、意外な事が書かれていた。

I really don't get the thinking from the studios when they think they can make a business model out of charging $19.99 to download Quantum of Solace from iTunes when the average price to buy the physical DVD, from retailers like Amazon, is $16.99.

この"Quantum of Solace: 邦題『007/慰めの報酬』"のDVDをAmazonから買ったら16.99ドル(1700円)なのに、ダウンロードで19.99ドル(2000円)もする。こうした映画スタジオのビジネスモデルが理解出来ない。

With digital downloads, studios don't have to pay to produce the DVD or any of the packaging. The bandwidth cost to download a two hour movie costs pennies and online promotion of digital content is a lot less expensive than other forms of marketing. Yet even with all those savings, the studios charge more for digital downloads. While one could say this is an iTunes issue, it's not. Looking at CinemaNow or any of the other online movie services and you'll see that digital movies cost between $3-$5 more than buying the actual DVD.

デジタルダウンロードなら、映画スタジオはDVDやパッケージを製作する必要があなくなる。ダウンロードするためのブロードバンドのコストは数十円で、デジタルコンテンツのマーケティングコストも低減できるだろう。そうしたコスト低減が出来るにも関わらず、映画スタジオはより多くお金を取ろうというのだろう。

This Is Just Stupid: Digital HD Downloads Still Cost More Than DVDs
意訳:本当に愚かなこと。デジタルHDダウンロードが未だにDVDより高いという事

顧客の求めるものが、顧客自身も「モノ」(CD/DVD)ではなく「中身(コンテンツ)」であるという気づきが出ていると、私自身は思っているが、価格設定側か気づいていないのかも知れない。

さらに、いつでもどこでも、その場で買える「デジタルコンテンツ販売」はマーケティング的にも圧倒的に有利。さらにDVD同様のコピープロテクトがApple TV等には施されている。何でなんだろうか?

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YouTubeが生んだシンデレラ


YouTubeの検索数がYahoo!のそれを超えたという話を聞いた事があるが、いずれにしても地球上のあらゆる動画を収容していくのではないか?と思えてしまうほど、巨大な媒体になっている。

話はずれるが、私も自宅で暇な時にiPhoneでYouTubeの猫の動画をよく見ている。特に理由はないのだが、猫は癒される感じがするからだ。自宅でMacやPCでYouTubeを見てもいいが、さっと取り出せる利便性がそうさせるのだろう。

そうした猫の動画で「ねこ鍋」というのが流行った。(たぶん、今でも流行っているだろう)猫が土鍋に入って寝るというだけだが、何とも癒される感じがするのだろう。今では写真集も含めてクロスメディア・コンテンツになっている。

そうした「思わぬ」媒体力を発揮するYouTubeの強大なパワーにより、日本での「ねこ鍋」と同様に「シンデレラ」となったストーリーがあるようだ。

NEW YORK (AdAge.com) -- In the summer of 2007, Lauren Luke was an unknown and unassuming young single mother from Northeast England selling makeup on eBay, just getting by. Fast-forward 18 months: The 27-year-old pens a beauty column for The Guardian, has a global cosmetics line slated to launch April 27 and is a star on YouTube.

2007 年夏、Lauren LukeさんはeBayで化粧品を販売する、イギリスはNortheastからの誰も知らない、そして、ただなんとかやっているだけの、気どらない若いシングルマザーでした。
18カ月後、27歳の彼女は、Guardianのためにビューティー・コラムを書き、グローバルな化粧品ラインアップを4月27日に始める予定の、ユーチューブの星です。

Ms. Luke embodies the self-made, skyrocketing potential of user-generated content. She started her climb to fame by posting pictures of herself wearing the makeup she was trying to sell. Viewers were eager for help, advice and practical guidance. So she ventured onto YouTube, uploading short, unedited makeup tutorials and gaining a global following as user Panacea81 -- despite the fact that she'd never had any formal training as a makeup artist.

Lukeさんはユーザ生成型コンテンツの自作をしていて、すばらしい可能性を具体化しました。彼女は、彼女が販売しようとしていた化粧品を自分に使いながら、自分を写した動画を掲示することによって、名声を得始めました。見た人は(そうした)補助や、アドバイス、および実際的な指針を待ち望んでいました。
それで、彼女にはメーキャップ・アーティストとして何も正式なトレーニングがなかったにもかかわらず、彼女はYouTubeと、アップロードされた短くて、編集されていないメークアップ・チュートリアルと「Panacea81」ユーザ に対してグローバルにフォローしていました。

From YouTube Videos to Your Makeup Bag
意訳:ユーチューブからあなたの化粧ポーチへ

2年間の夏、メイクアップの仕方に関してYouTubeにアップし続け、eBayで化粧品を売るだけの若い女性が、ものすごい注目を浴び、コスメ系にポジションを得ていくというシンデレラストーリーです。

このシンデレラストーリーには、広告代理店で働いていた人の参加があったり、その関連で化粧品系の企業と契約を結んだり、様々な飛躍ステップを踏む事になります。

そして、上記引用にあるような、自己ブランドの化粧品ラインアップを(まずは北米中心に)展開する事になったようです。まさに絵に描いたようなシンデレラストーリーです。

思わぬ方向で強大な媒体力を発揮するYouTube、つまりソーシャルメディアの強大な媒体力が、それを支えるソーシャル(社会)基盤として、ユーザに還元されている好例という気がしてなりません。

以前のエントリ「ソーシャルメディアは広告媒体としてまだ十分生かされてない」に書いた様に、媒体としての認知度も低いが、さらにそれを活用する企業も(ほとんど)いない。

その原因の1つには「広告媒体のコントロール性」にある様に思う。コントロール出来ない媒体は媒体として使えない。そんな企業の声が聞えそうです。でも、なんとなくですがコントロール性というか法則が見えている気がしてなりません。

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「顧客の選別」というプロモーション


PROMOより


以前のエントリ「ご利用をお断りします」で、「ハイ・メンテナンスな顧客」の利用を企業が断るケースを書いた。

この不況で企業の存続のために、従業員の整理もいとわない企業が出始める中、ハイリスクな顧客に対する整理を行う企業が出始めたようだ。






【情報源】


クレジットカード会社American Expressは、あまり購買活動のない顧客に、300ドルのギフトカードを提供し、必要ならそれを使って残金を支払い、そのカードアカウントを閉じてもらうプロモーションを開始した。

AmEx、お金を払って顧客にクレジットカードアカウントを閉めてもらう

こうした金融、特に米国のカード業界では、限度を超えた利用をする人がいて、この不況で一気にその状況が悪化した人が相当な量 発生していると聞く。そのために企業側もこうした対応をせざるを得ないのだろう。

こうした「anti-promotion」、日本語では「逆宣伝」とでも言うのだろうか?は、場合によっては文字通り企業イメージを損ない、顧客離れを引き起こし、結果として企業の首を絞める事になる。

ただし、これが高いブランドロイヤリティによって支えられている企業だと、話は違うのではないだろうか………

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Microsoftのスマートフォンアプリ市場参入は28年前と同じ戦略?


The iPhone blogより


今月にiPhone OS のメジャーアップデートが発表されるらしく、噂では「Bluetooth や USBに何かつながる‥」とか「MMS(マルチメディア・メッセージング・サービス」ではないか?などといった話が出ているあくまでウワサですので、ご了解下さい

6月などに新機種が出る事はほぼ確実と言われると、買ったばかりの自分としては、もうちょっと待てばという気にもなってしまう。

さて、これだけの関心の高さは、単にMacやApple信仰者だけでなく、革新的であるという事の証左だろう。その革新的という中には、当然 App Storeからのアプリ提供という事が上げられる。

そこには以前から言われている様に、マイクロソフトやノキアの参入が予定されています。

前回のエントリで、iPhone(iPod Touch)のアプリ審査が、遅い/レビュアーの恣意的判断/不透明、といった問題に対する声が大きくなり始めたと書きました。

Apple自身がiTunes Music Storeで、音楽業界のそうした独占的状況に対する、差別化として電子的に安価で販売するモデルで殴りこんだはずですが、今度はマイクロソフトやノキアといった巨人にアップルの「傲慢」「怠慢」が突かれるという状況が出てきた様です。

Microsoft Corp. revealed more details of its forthcoming Windows Marketplace for Mobile on Wednesday, promising developers 70% of sales revenue through the mobile application storefront.

Microsoft Corp.は水曜日、今度のWindows Marketplaceに関するその他の詳細を明らかにし、総売上高の70%を開発者に還元すると約束しました。

That's the same split Apple pays developers through its App Store. Like Apple, Microsoft will also charge app creators $99 a year to sell their wares in its store and allow them to set their own prices starting at 99 cents unless they choose to give them away.

これはAppleがApp Storeを通して開発者に支払うものと同額です。また、Appleのように、マイクロソフトは、1年あたり99ドルを装置クリエイターに請求する予定です。それは、彼ら開発者が、アプリの価格が99セントで始まるように設定するのを許容するためでしょう。

Microsoft, however, aims to distinguish itself from Apple in its openness with developers during the app submissions process. "Developers will be able to see detailed feedback during and after the certification process of their application on the Windows Marketplace for Mobile developer portal," according to Microsoft's announcement. "Ultimately this enables developers to devote more time to writing innovative applications, and less time trying to navigate the approval process."

しかしながら、マイクロソフトは、アプリ販売開始プロセスの間、アップルと風通しの良さでそれ自体を開発者と共に差別化することを目指します。
マイクロソフトの発表によると、「開発者は、審査プロセスと、Windows Marketplaceにおけるアプリケーションの認証プロセスを経た後に、その詳細なフィードバックを見ることができます」。
「結局、これは、開発者が審査承認にかける時間よりも、革新的なアプリケーションを書く時間の方を多くの時間をかけることを可能にします。」

IPhone developers have complained for months the approval process for apps has been too slow and less than transparent. Part of the problem has been the sheer volume of submissions Apple has received, according to Jeremy Horowitz, editor-in-chief of iLounge, which tracks iPhone- and iPod-related news. As it is, the App Store offers more than 25,000 apps and Apple says more than 500 million have been downloaded to date.

iPhone(アプリ)開発者は、アプリケーションの承認審査が遅過ぎて何カ月もかかり、透明性も低いと不平を言っています。iLoungeの編集主任であるジェレミー・ホロビッツ氏(iLoungeはiPhoneとiPod 関連のニュースをフォローしています)によると、現状では、App Storeは2万5000以上のアプリケーションを提供して、Appleはこれまで5億件以上ダウンロードされたと言っています。


Microsoft Details Plans For Windows Marketplace

元々台数としては圧倒しているWindows MobileやNokiaは、iPhone アプリ市場としては、本来的に脅威だとは言え、そう簡単にはiPhoneのアプリ本数や提供する品揃えの差を詰められるとは思えません。

しかし、脅威はないと言い切れるのだろうか‥‥‥

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iPhoneアプリのApp Storeは立派な市場に成長


このところのソフトバンクのiPhoneセールスに負けて、今までのauからMNPでiPhoneユーザになった。そのあたりの話はまた別にするとして……

つい先ほどAmazonがKindleに該当するソフトを提供して、iPhoneをKindleと同じく電子ブックプレーヤーにしてしまう、という発表がされたと報道されている。

さらにその話に関連して、技術書で有名なO'Rellyで、The Fastest-Growing Category in the iTunes App Store: Books(意訳:iTunesのapp storeにおいて、最も高い成長を遂げたのはbookカテゴリである)という記事が書かれていた。

radar.oreilly.comより

このグラフでは確かにゲーム/エンターテイメント/ユーティリティに次いで、本のカテゴリがランキングされていて、その伸びは3ヶ月前に比べて3倍ぐらいになっている。

まさに今回のAmazonの発表は絶好のタイミング。つまり、市場が待ちに待っていた状態だった事になる。












でもこのエントリのさらに下にあるグラフを見ると、もっと面白い事が分かる。

radar.oreiloly.comより

この図ではやはり売れているアプリの比率としては、「無料」が圧倒的に多い事は自明の事だと思う。それにしても一定比率で有料版が売れているという点が大事である。

ざっと目視レベルで計っただけだが、約30%ぐらいは有料なんではないだろうか?それでいてアプリ全体はかなりの急勾配で成長している、1つの市場と言えないだろうか?

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今年のクリスマスは日本でもKindle2か?


どうも最近情報源が偏っている気がするが、またまた Silicon Alley Insiderより、Amazonが最近発売したばかりの Kindle2 の新ネタの話。

元ネタ:Amazon Hiring Engineers For International Kindles?
(アマゾンはKindle2の海外展開向けにエンジニア募集中?

Nice catch by CrunchGear's John Biggs: Plenty of job openings at Amazon's (AMZN) Kindle subsidiary, also known as Lab126. Several job descriptions hint that international editions of the Kindle e-book reader could be in the works.

CrunchGearのジョン・ビッグズによるナイスな情報キャッチ: Amazonのの多くの求職がまた、Lab126として知られている、子会社が沢山の人材募集を開始した。そのいくつかの職務記述書が、Kindle(電子書籍リーダ)の国際版が計画中なのではないか示しています。
(訳注:Lab126はKindleを設計するAmazonの子会社。本社はカリフォルニアのクパティーノにあり、AppleやPalmOneから移籍したエンジニアが多数在籍すると言われている。)

For instance, one radio engineer must be familiar with GSM and UMTS cellular products, which Amazon would use for an international Kindle, but not for its U.S.-based Kindle, which runs on Sprint Nextel's (S) EVDO 3G network. Also: "This position will require international travel."

例えば、 1人の無線技術者が、 GSMとUMTS携帯機器になじみ深いのですが、米国ベースのKindleのために詳しくある必要はありません。(Amazonは国際的なKindleを作るつもりでしょう)。(KindleはSprint NextelのEVDO 3Gネットワークを使っています)。 また: 「この職は海外出張を必要とするでしょう。」

A wireless software manager must also know HSPA wireless technology, which Sprint doesn't use. That job will require international travel, too.

また、 ワイヤレスのソフトウェアマネージャはHSPAワイヤレス技術を知らなければなりません。(Sprint NextelはHSPA技術を使用していません)。 その仕事も海外出張を必要とするでしょう。

Amazon Hiring Engineers For International Kindles?
(アマゾンはKindle2の海外展開向けにエンジニア募集中?

当然ウワサレベルなのだが、職務条件から製品を推し量るというのは、随分と高等なインテリジェント活動だと関心してしまう。

それはさておき、EVDO 3Gのキャリアというと日本では au by KDDI なのだが、アジアのキャリアは意外と多くが(同様の)CDMA2000-1x EV-DO」技術を採用しているので、必ずしも日本だけとは限らない。(韓国・中国をはじめ、ベトナムやインドでも採用されている)

それでも、媒体は異なるものの「電子書籍」がそこそこ発売されている国と言うとある程度限定されてしまうだろう。(ただし、Amazonが独自に現地に電子書籍業務を開始しなければの話だが)

さて、肝心の現在の電子書籍市場はどうなのか?2007年度調査で古いのだが、インプレスの発表によると‥
市場規模を355億円と推計しており、前年度の182億円から2倍近くに拡大した。このうち携帯電話向けが7割を占めている。

市場の内訳は、携帯電話向けが283億円、PC/PDA向けが72億円。前年度は携帯電話向けが112億円、PC/PDA向けが70億円だったため、特に携帯電話向けの伸びが前年度比2.5倍と大きい。

 市場拡大の要因としては、出版社がコンテンツの電子化に対し積極的に取り組み始めたこと、取次サービスの整備による流通の円滑化、タイトル数の増加によるコンテンツの充実、3G携帯電話やパケット定額制の普及によるプラットフォーム整備などが考えられるとしている。

2007年度の電子書籍市場は355億円に倍増、ケータイが7割占める

つまり、ほとんどが携帯コンテンツとして流通しているもので、デジタル化した書籍という流通ではない。つまり、この領域を掘り起こしから始める必要があるという事になる。

果たして可能性はそれだけだろうか‥

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iPhoneアプリの価格下落 - 単なる不況の影響であればいいけど


businessinsider.comより


Silicon Alley Insiderによると、ここ数ヶ月でiPhone App Storeのアプリ群の価格が下落傾向らしい。

ネタ元:iPhone App Prices Tanking(iPhoneのアプリ価格がダメだ‥)

記事によると、クリスマスのあたりにトップ100にあった、9.99ドルのアプリケーションが全くなく、EAのシムシティーや、Ngmocoのロランド、GameloftのフェラーリGT、スパルタの英雄、ぐらいしか残っておらず、さらに、1月25日には、9.99ドルには 2つのアプリケーションしかなくなったそうです。(シムシティーは根強い人気がある様です)

Apple (AAPL) is famous for keeping its gadget pricing steady. But the iPhone app store is a much different market: App developers have cut prices significantly in the last few months. And the market for $10 premium apps seems to have evaporated.

Appleは装置の価格設定を安定させることで有名です。 しかし、iPhone App Storeは全然違った市場です。アプリ開発者はこの数か月にかなりの値下げをしました。そして、10ドルのプレミアムアプリケーションの市場は霧散したように見えます。

The top 100 paid apps in the iPhone app store have dropped 19% in average price over the last two months, according to AppShopper sales charts we analyzed. Today, the average top-100 app sells for $2.55. A month ago, it was $2.78. Two months ago, it was $3.15. (The 50 most popular apps have dropped in price even faster: The average top-50 app now sells for $2.39, down 34% from $3.63 two months ago.)

AppShopperのセールスチャートを私達が分析したところによると、ここ2カ月 iPhone App Storeのセールストップ100のアプリケーションは、平均価格で19%低下しています。本日、平均したトップ100アプリは2.55ドルで売られています。1カ月前には2.78ドルで、2カ月前には3.15ドルでした。 (最も人気がある50のアプリケーションが価格をさらに下がっています: 平均したトップ50アプリは現在2.39ドルで売られています。それは2カ月前の3.63ドルから34%下がっています。)

<中略>

What does this mean for Apple? Not much. The company is running the App Store as a break-even service, so fluctuations in app pricing shouldn't affect Apple. All that matters is that iPhone and iPod touch sales stay strong. If that changes, then Apple has problems.

これはAppleに対して何を意味するのでしょうか? 原因はそれほど多くありません。会社(Apple社)が損益なしなサービスとしてApp Storeを運営しているので、アプリ価格設定における変動はAppleに影響しないでしょう。重要な事のすべては iPhone そして iPod Touchの販売は依然好調に推移しています。もし、それ(iPhone/iPod Touchの売上)が変化するなら、Appleに問題がある事になります。

iPhone App Prices Tanking(iPhoneのアプリ価格がダメだ‥)

この記事では現象のみを報じていて、本体(iPhoneやiPod Touch)の販売には翳りはないので、本質的な問題ではない。と記しています。

しかし、この記事を読んでいる人は分かると思いますが、短期的にはAppleにとって本質的問題にならなくても、アプリ開発者(開発社)は短期的影響が、Apple本体にとっても長期的影響が出るのは明らかです。

原因を「100年に1度の大不況」とすると簡単なのですが、それだけでしょうか‥‥

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Appleは徹底的に自社を設計者として位置付ける-iPhone次世代チップのウワサから考える


先日のエントリで「iPhoneには沢山のウワサがある」という話のついでに「どうもAppleはiPhoneにマルチコアチップの導入を検討しているらしい」というウワサを簡単に紹介した。

以下にその記事を簡単に紹介するのですが、読んでいて思うのは「Appleは徹底的に設計部隊である事にこだわっている」と痛感した次第です。

いかに高い製造技術を持とうが、そうした製造技術自体をも、コンピュータの部品の様に組み合わせて、他社が絶対にマネ出来ない差別化を生んでいるという話の裏側の話として読むと面白いと思います。

ちょっと長いですがマルチコアチップ周りの話を引用方々意訳して記載します。

Next-generation iPhone chips
As good as Apple is at designing trick hardware, they Cupertino-based iPhone maker isn’t a one-stop manufacturer. Apple still needs the help of third-party component integrators and suppliers to turn a particular tech-vision into reality. Case in point, Apple taps Samsung as its supplier for the iPhone’s ARM-based processor.

次世代のiPhoneチップ
Appleはハードウエアのデザイントリックにある様に、クパチーノ(Apple本社所在地)ベースのiPhoneメーカはワンストップ(全てを自社で賄う)製造者ではありません。Appleはサードパーティの援助を必要としている。ここでのポイントはAppleはサムソンからARMベースのプロセッサを購入している点にあります。

And, therein lies the next piece of our next-generation iPhone puzzle. Samsung recently entered into a manufacture-only licensing deal with Imagination Technologies. The deal allows Samsung to incorporate the PowerVR SGX graphics core into their ARM-based chips. Samsung provides Apple with the processing chips for the iPhone and iPhone3G, and Samsung’s PowerVR SGX license bodes well for Samsung’s future as the processing-chip supplier for the next-gen iPhone. Keep in mind, Apple licensed the rights to use PowerVR SGX technologies as they see fit and Samsung is positioned to manufacture the actual chips.

そして、そこに次世代iPhoneのパズルのピースが存在します。サムソンはImagination Technologiesという会社のライセンス生産を開始しています。これはサムソンがARMベースのチップにPowerVR SGXのグラフィックコアを内蔵することを示しています。サムソンはiPhone及びiPhone3G向けと自社向けにこのグラフィックコア内蔵チップを提供します。気をつける点は、AppleはPowerVR SGX技術の利用ライセンスを持っていて、サムソンはそれを製造できるという点です。

Chip design
So, how is all this going to come together? Let’s answer that question with another question. Remember Apple’s acquisition of fabless chip-design firm PA Semi? Right, of course you do. It’s been long known that Apple wants to go in-house for designing customized chip architectures. The company’s acquisition of PA Semi allows Apple to design their own customized processors and send the designs to a chip-maker - which is where Samsung comes in.

これらはどういう事なのだろうか?他の質問に答えよう。AppleはPA Semiという一体成型チップメーカを買収している。そう、Appleは自社で特殊チップ構造設計が出来る様になりたかった。PA Semiを買収し、Appleは自社の特殊チップの設計が出来る様になり、チップメーカにそれを送付できる。そこにサムソンが来るというわけだ。

Is Apple working on a next-gen iPhone with customized multi-core chips?

iPhoneの用途としてゲームマシンとして使うとか、様々なグラフィックス処理を伴う(使いやすい)インターフェイスというものがあると思います。

その強みをさらに強化するためには、高い次元のグラフィックス処理を実行できるコアが必要である。それがAppleがカスタムチップ設計企業(PA Semi)を2008年4月に買収した理由というストーリーです。

カスタムチップ製造メーカは(現在は)サムソンで、方向性が合っているのですが、自社設計という事は、サムソンと心中するつもりではない事を示しています。

マルチコア
Appleがチップデザインのコントロールを求めるモチベーションの重要性は何だろうか?Appleは単純に内製でマルチコア機能を将来のiPhoneチップに入れたかった。そして唯一の方法はそうした企業を買収し、自社チップを出す事だろう。カスタマイズチップはiPhoneのモバイル市場における差別化となるからである。

Apple recently announced their new multi-core, parallel-processing technology called “Grand Central.” The technology was developed to help future version of Mac OS X (like SnowLeopard) to more effectively leverage the multi-core processors that are used throughout Apple’s computer lineup. But, it has more far-reaching implications for the iPhone. The iPhone’s iPhone OS is based on the Mac OS and will likely work with Grand Central technology.

Appleは最近「Grand Central」と呼ばれるマルチコア・並列計算技術を発表している。この技術は次期Mac OS X("SnowLeopard"のような)によりAppleのラインアップに効果を発揮する。しかし、それはよりiPhoneのための遠大な意味を持つ事になります。iPhoneのiPhone OSはMac OSをベースとし、よりGrand Central技術に取り組むでしょう。

There’s also talk of Apple pushing to bring OpenCL to the iPhone. OpenCL was developed to help parcel out data into bite-sized chunks for processing by the hundreds of parallel processors inside a GPU (possibly provided by Imagination Technologies). Leveraging OpenCL technology could be another way for Apple to introduce multi-core computing to the mobile space. And, with Imagination Technologies’ high-tech graphics core in play, Apple is well positioned to pull the multi-core trigger.

AppleがOpenCLをiPhoneへ導入するために押しているという話もあります。 OpenCLは、処理においてGPU(Imagination Technologiesによって提供される?)の中で何百台ものパラレル・プロセッサで分割したサイズの塊にデータを分配するために開発されました。 OpenCL技術を利用するのは、Appleがマルチコアコンピューティングをモバイル領域に導入する別の方法かもしれません。 そして、マルチコアのトリガーを引くには、Imagination Technologiesのハイテクグラフィックスコアが稼動状態にある事で、Appleは非常にいい位置にあります。

It’s not a question of if Apple will launch a multi-core iPhone, but when Apple will unveil their multi-core iPhone with advanced graphics performance.

それはAppleがマルチコアiPhoneをローンチするかどうかは問題ではありません、Appleがいつ高度なグラフィックス性能でマルチコアiPhoneを公開するかです。

Is Apple working on a next-gen iPhone with customized multi-core chips?

マルチコアチップをiPhoneに適用する事のウワサを記すのではなく「Appleの取りうる戦略」として語っているあたりがこの記事を面白くしています。

もうちょっと深読みしている部分を読み解くと‥

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iPhoneアプリにマーケッターは注目 − ブランド広告の新戦略


以前のエントリ「iPhoneにおいてアプリはマーケッターが注目すべきコンテンツである」でも書いたのだが、iPhoneのアプリはブランド広告媒体としてとても大事だ、という記事の現実版の話。

日本だとチーズで有名なクラフト社が、レシピ集のiPhoneアプリを発売していて、それがとても評判がいいらしい。

One of the coolest apps on the iPhone isn't Pandora or Facebook: It's recipes and shopping lists for Kraft singles, Jell-O gelatin and Minute Rice.

iPhoneのもっともクールなアプリの1つは、PandoraやFacebookのアプリではない。それはクラフト社のレシピとショッピングリストアプリである。


With its endeavor, Kraft is pulling off a rare trick: getting consumers to pay a one-time 99-cent fee for the app and also sit through ads on it. And in the process, it's collecting useful data for targeting them more closely.

その努力で、クラフト社はみごとにトリックをやっています。それは消費者が99セントのアプリ料金を払い、その上の広告が出るのを見ます。それからそれらの課程でより密着したデータを集めています。

Kraft Hits on Killer App for IPhone Marketing

つまり、アプリはユーザに対してとても有用なデータ(この場合はレシピデータ)を提供し、さらに広告まで表示し、さらにさらに有用なデータも収集しているという、1粒で3度おいしいモデルだという事です。

お客様とWin-Winの考え方で、有効な情報を提供する代わりに広告が表示され、マーケッタにとって重要な情報まで収集する。さらに、アプリ代99セントまで取ったら、普通はお客さんが怒りそうなものですが、それに勝るデータを提供しているという事でしょうか。

つまり、魅力的なアプリは、それすなわち最強のマーケティングツールという事が言えるでしょう。そう考えると、以前のエントリ「iPhoneにおいてアプリはマーケッターが注目すべきコンテンツである」に書いた進化形として、こんな次世代の広告の形が考えられる…

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ソーシャルメディアは広告媒体としてまだ十分生かされてない


100年に1度の大不況シリーズなのだが、ネットの広告出稿にも影響が出ているのではないか?相対的にネットの方が効率がいいので、逆に他メディアの広告予算がネットに来るのでは?と期待と不安が様々に出ている。

その一方で、私が時々利用するFacebookやmixiなどでも、バナー広告以上の広告効果が期待出来そうなものはあまり見かけない。特にmixiは、バナー以外に広告らしいものが出ていない。mixiの運営者側が(勝手に)「お客様は基本的に広告が嫌い」といったステレオタイプに陥っていない事を願うばかりだ。

さて、そんな今後のネットトレンドの中心にあるソーシャルメディアに対して、英国のFinancial Timesは、ソーシャルメディアへの変化に対応出来ていない広告代理店が2/3にもなる、と報じている。

The Institute of Practitioners in Advertising, which will publish the “Social Media Futures” report compiled by Future Foundation next week, has warned that advertising agencies face growth of just 1.2 per cent a year by 2016 if the industry fails to tackle the changes to the media created by sites such as Facebook, YouTube and Twitter.

Future Foundationがまとめた「ソーシャルメディアの未来」と題したレポートによると、広告代理店はFacebookやTwitterなどのメディアへの対応に失敗した場合、2016年までに1.2%しか伸びないという危機に直面している。

“The current downturn will accelerate these trends in agencies as everyone is looking to innovate and stand out from the crowd,” said Moray MacLennan, IPA president and chief executive of M&C Saatchi Worldwide, an agency.

現在の経済下降傾向は、こうした(ソーシャルメディアへの広告展開の)トレンドを加速するでしょう。誰もが革新的な頭1つ抜けたものを探しています。と、広告代理店の幹部は話しています。

“As people are being more considered about purchasing, they want to go out and find information themselves rather than just receiving it,” he said.

人々は購入に際して慎重です。人々はただ受け取るだけの情報よりも、自ら情報を探しにいきます

Social networks threaten advertising growth

つまり、不況下においては、人々の購入はとても慎重なので、もうネット上にバナー貼った程度では購買に結ぶつかない。そういう意味ではネット上の知人やコミュニティで話題になった、もしくはよく読むブログに書かれた、といった「推奨」(に近いもの)があると大きく違うわけです。

しかし、実際に何をすればいいのか?という点においては、具体的解決策は非常に難しいものです。こんな人に頼んではいけない?という例がたまたま書かれていたので、ちょっと紹介しておきます。

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2009年は2008年の戦略のままではいけない ー 真のブランド構築方法


100年に1度の大不況が来ていると沢山のマスメディアが報道している。事実、派遣社員の方々や一般の社員の方々が解雇や減給という状況にもなっている。

雇用や企業自体を守るのも経営者なら、これをチャンスと捕らえて攻める経営者もいるだろう。いずれにしても2009年は2008年の戦略のままでは、過ごせそうにない。では、どういう観点で臨んだらいいのだろうか?

1. Don’t force a comparison between 2009 and 2008.
1. 2009年の事を2008年と比較をしない。

2. Find a way to embrace your accidental spokespeople.
2. あなたのブランドのスポークスマンを抱き込む方法を見つける。

3. Measure effectiveness, not volume.
3. 量ではなく効果を測定する。

4. Do whatever it takes to listen more.
4. もっとお客様の声を聞く事なら何でもしてください。

Letter To The CEO: 6 Ways To Help Your Brand Survive In 2009

「自分のブランドを2009年も生き残れる様にする6つの方法(筆者意訳)」というタイトルのエントリから4つだけ引用させてもらったが、読んでみて思う事は、顧客の声を良く聞き、2009年は厳しい年だから(単純に) 2008年と比較してはいけない。という事になる。

特に量ではなく質を評価する部分が、とても難しい事に見える。昔で言えば視聴率みたいなものだろうが、もうそんな単純な図式では通用しないのだろう。TV-CFだって「購買転換率」なんか求められてしまう時代かも知れない。

だがこの引用した4つのうち、鍵は2なのかも知れないと思っている。

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年初から厳しいニュースが続くが - なおもスキルを磨かないといけない


新年初のエントリが厳しい内容となってしまいますが、やはり100年に1度と言われる、この世界同時不況の中、派遣を切られた方をはじめとして、降って湧いた様な不幸に見舞われた人も多いと思います。

シリコンバレーを中心としたWeb関連の情報を見ていて、明るい話題よりも目に付くのはやはりlayoff(レイオフ:一時解雇)の話題。あのGoogleやMicrosoftでもlayoffが出るのではないか?等と、今回の不況のインパクトがいかに大きいかを示しています。

弊社の社長も「余人を持って換えがたい人=プロである」という話をしていました。(いくつかの新聞に載っていたので見た方もいるでしょう)つまり、自分がReplaceable(置き換え可能)でない事が重要という事です。

ちょっと前の記事になりますがRead/Write/Wedにちょうどいいタイミングの記事がありました。

Whether you are let go or you leave on your own, there is an impact. Of course conventional wisdom says that everyone is replaceable. That may still be true, but the really important question is: at what cost? Is the cost of replacing someone today the same as it was 10 years ago? Just because technology is cheaper and more abundant it does not mean that it is cheap to replace people.

あなたが開放(解雇)されるか、またはあなた一人がいなくなる(退職する)ことにかかわらず、そこには影響があります。 もちろん、一般通念的には、皆が代替可能であると言います。それはまだ本当かもしれませんが、本当に重要な質問は以下にある事です。何のコスト(費用)に? それは10何年も前であったのと同じようにだれかを取り替えるのに費用がありますか? まさしく、技術はより安くより豊富であるので、それは人々を代替する事が安いとは限りません。


The fact is that we are increasingly becoming a real-time information processing society. Because of that, each one of us processes an increasingly large amount of unique information on a daily basis. Knowledge-based workers are very different from workers on a factory line, and the cost of replacing them is also very different. While companies save money in the short term, the longer term impact of losing a person is not so clear. In this post we look at the impact cutting jobs has on modern companies and try to figure out: are YOU replaceable?

事実は、私たちはますますリアルタイムの情報処理社会になっています。 そのために、私たちは日課の様にして、ますます多量でユニークな情報を処理しています。 知識ベースの労働者(ナレッジワーカー)は工場のライン労働者と異なっており、また、彼ら(ナレッジワーカー)に取って代わる費用も非常に異なっています。会社は短期にお金をセーブしますが、長期に渡り人的資源をを失う影響はそれほど明確ではありません。この(ブログ)ポストでは、私たちは、仕事を削減する事による現代の会社への影響を見積もろうと思います: あなたは代替可能ですか?

Are YOU Replaceable?

ここでは旧来の工業社会を支えた、主に工場ライン従業員に対するlayoffと、現代社会を支える高度情報処理ナレッジワーカーとでは、会社及び社会に対するインパクトが違うはすである、という論旨が展開されます。

それでもオリジナリティやロイヤリティのない製品は、たやすく代替可能である事と同じく、会社員でも同じく代替可能な人はコストの安いモノに置き換えられてしまうでしょう。

では、何がそのオリジナリティや差別化要因となるのでしょう?私はたまたまですが、エンジニアの端くれなので、こうした意識を持つべきという意味で、いい記事を紹介したいと思います。

  • いろいろなものの「仕組みを理解する」ということ。仕組みが変わらなければ,それは10年でも100年でも通用する。応用もつまるところ基本の仕組みの組み合わせでしかないのでは?
  • さまざまな状況に置かれたプロジェクトで,関係者を巻き込み推進していくスキル。いわばプロジェクト推進の勘所。それからチームの能力を最大限に引き出すスキルや,業務改善/改革における問題の本質を見極めるスキル。
  • 技術革新が進んでも,その多くは過去に現れたコンセプトに類似しているものがほとんど。技術のトレンドをその時々で押さえていれば,ベテランほど新技術の意義や強み・弱みをいち早く理解できるはずだ。そのための条件は,
    1. 分野は問わないがしっかりと基礎を学習した領域を持つこと,できれば二つ以上の領域で「プロ」になっておくこと
    2. 自分の得意領域以外の技術トレンドにも関心を持つこと,特にバズワードになってしまった技術こそその評価を自分なりにしておくこと
    3. 新しい技術やコンセプトが何を得たら主流になるかのシミュレーション(あるいは夢想・空想)ができれば,よく似た技術が復活してきたときに本物かどうかを切り分けることに役立つ。

こんなご時勢に身につけたい 10年後も通用するスキル

ほんの一部を抜粋したのだが、こうした「時々のトレンド技術」ではない、もう少しメタレベルでの技術スキルというものが重要で、それこそ「代替可能でない」要素なのかも知れない。

それでも私も40代の半ばを超えた人間なので‥なんて気弱な事を言ってしまいそうだが、ちょっと勇気付けられる言葉を頂いた‥

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Resolution Marketing - 気持ち新たなマーケティングチャンス


新年あけましておめでとうございます。

この記事が2009年最初のブログエントリとなります。
思い起こすと、ブログサービス担当マネージャを外されて、がっかりした気持ちを切り替えるべく、2007年中盤より「毎日ブログ記事を書く!」と再開したものが、もう400本近くのエントリになりました。

読者の方も1日に2桁ぐらいいらっしゃる様になり、書くモチベーション向上になっています。今後ともよろしくお願い致します。


さて、新年らしく「今年の抱負」に関連したエントリ。

"New Year's Resolution"というと、直訳すると「新年の誓い」とか「新年の抱負」でしょうか。これをマーケティング的に言うと、自分ブランドのポジショニングやブランド戦略について考える、という事ですね。

さて、これに関連して「新年の抱負」の「抱負マーケティング」というものがあるそうな。「抱負マーケティング」という言葉自体は、私が勝手に"Resolution Marketing"を直訳しただけですが、それに関してなるほどと思うエントリがあったので、それを引用しつつ考えたいと思います。

1.Help break a bad tradition - There is no better time to attack a competitor that your potential customers may have been doing business with for a long time and get them to switch. Utility services like home telephone service or car insurance are often things that people have chosen some time ago and stuck with more out of convenience than any long term loyalty. Target those customers with a compelling reason to break their old (and therefore outdated) tradition and consider switching to you.

1.悪い慣習を断ち切る機会
長い間行われてきたビジネス上の慣習などを切り替えさせる最大のチャンスです。電話サービスや自動車保険のようなサービスは、人々が先に選んでいて、長期間 ロイヤリティという感覚なしに忠実であった(契約を続けていた)ものです。この古くて(時代遅れ)の伝統を破って、あなたのサービスに切り替えると考えるような、顧客を狙ってください。


Offer small "resolution victories" - Many surveys being promoted in media this week could tell you the major resolutions for most people in the US and likely around the world. They range from common things like losing weight and working less to more niche dreams like finally buying that yacht or taking a trip to the Pyramids. No matter what the resolution, people want to feel good about moving towards their goal. Nothing does this as effectively as a "resolution victory." These are the small steps along the way to fulfilling a resolution. This could mean purchasing a Lonely Planet guide on Egypt, or choose Subway for lunch instead of that slice of deep dish pizza. Neither is about achieving the resolution, they are just small steps along the way, but still offer a powerful bonding moment with your brand if you can offer them.

2. 小さな成功を提供する
この週のメディアでは、世間の人のよくある抱負や誓いが伝えられる。そこにはダイエット(減量)であるとか仕事が楽になりたいといったものから、ヨットが欲しいとかピラミッドを見に行きたいといったものまである。どんな希望であっても、人々はそのゴールへと行き着いた感じを得たいと思っているものである。
これが何に増しても効果的な「小さな成功」である。たとえ、大きな希望に対する小さな一歩でも、エジプトのパーソナルガイドを買ったり、ピザからSubway(サンドイッチ)へ切り替えさせる事を意味する。どちらも希望に近づくものであり、小さな一歩には違いないので、そこにあなたのブランドを訴求すべきである。


Create useful how-to content - Many resolutions are about education or optimization - in other words, how can I learn to do something new or do what I'm already doing more effectively? Both are perfect opportunities to use content to deliver a useful message that links back to your brand. So if you're selling tea, for example, don't just talk about your new flavor, offer some education on an afternoon tea ritual that can be done in a cubicle and transform your afternoon. As long as the content you're creating is useful, it will be relevant and likely to be passed along.

3.役に立つハウツー・コンテンツを提供する
多くの抱負(希望)が教育か最適化に関するものです--言い換えれば、どうすれば新しい事を学べるか?(教育) 自分がより効果的に今やっている事が出来るか?(最適化) ともに、コンテンツを便利なメッセージとともに伝えあなたのブランドにやってくる絶好の機会です。
例えば、紅茶を販売しているなら、新しい風味に関してだけ話すような事はしないでください。アフタヌーンティーの儀式におけるちょっとした 何らかの教育的な内容を(一緒に)提供してください。 あなたが作成している内容が役に立つ限り、それは、関連していて重要性を持つ事になるでしょう。

3 Ways To Use "Resolution Marketing" In The New Year

我が家には受験生がいる関係もあって、正月休みの間はいわゆる「巣篭もり連休」でした。本当は「読んでおきたい本を数冊読む」なんてカッコいい休みにすべきでしたが、正直テレビばっかり見てました。

先の紹介したエントリにある様に、「新年の抱負」マーケティング観点で思い起こすと、確かにテレビで良くみたCMは、「禁煙補助ガム(パッチ)」「通信教育」だったりします

今年こそタバコをやめようとか、今年は○○の資格を取る!といった誓いに直結しますよね。なるほど なるほど。さらに言えば‥

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ハイパー・ローカル広告市場−来るであろうモバイル広告の本質


最近、iPhoneをはじめとしてモバイル系の話ばかり書いている。個人的なブログだから何を言おうと勝手だが、自分自身は、2009年以降は完全モバイルシフトした方がいいと思っている。というかモバイル、つまり移動する事前提に色々と考えた方がいいと思っている。

だから「来年こそモバイルの年だ」とか、世界的なトレンドとしてのモバイル関連市場が立ち上がるという話を書いている。(単なる狼少年ではないつもりhappy02) そこで毎度の事だが市場の重要な牽引であるビジネスモデルの1つとして広告市場は見逃せない。
本当はペイドモデル、つまり料金を払ってユーザに使ってもらった方が、提供者側も(結果として)利用者側もいいことだと思うのだが、一方で「有料」という言葉を見た瞬間に客が離れてしまうのも現実なので、ここでは広告も重要と位置づけている。

こうした世界的不況はあらゆる市場を困難な状況に陥れているが、こういう時こそ新しい事が起きるチャンスの時期でもある、という事は歴史的にも示されている事だそうだ。

Why Local? According to The Kelsey Group, more than 80% of American consumers purchase goods within 20 miles of where they live and work, representing a critical market for Madison Avenue. Forrester Research estimates that online-influenced offline sales will accelerate to $1 trillion. Likewise, eMarketer estimates that by 2011, nearly 10% of the $100 billion spent on local advertising will migrate to the Web.

なぜローカル広告なのか?
Kelsey Groupの調査によると、80%以上のアメリカ人の消費者は、住んだり働いたりしている周辺20マイル以内で商品を購入します。フォレスター・リサーチ(調査会社)は、オンラインに影響されたオフラインの売り上げが1兆ドルまで加速すると見積もっています。 同様に、eMarketerは、2011年までには、ローカル広告に費やされる1000億ドルのおよそ10%がウェブにわたると見積もっています。

Build It and They Will Come
One challenge for local sites is the dearth of original content available outside major metropolitan areas. The Internet's solution to that shortage is the same as it has been with other problems of scale: Let the people build it themselves. User-generated content and commentaries are taking off in local markets. Similar to Wikipedia, the Open Directory (which I helped found) and Usenet, truly local content is going to be provided by the people who live there.

建てれば、彼らは来る
ローカル・サイトへの1つの大きな課題は主要な都市エリアの外におけるオリジナルコンテンツの欠乏です。 インターネットによるその解決策は、インターネットがスケール的な問題にあったのと同じです。
人々にそれを自分たちで建てさせてください。ユーザ生成コンテンツと論評はローカル市場で急増しています。ウィキぺディア、オープンディレクトリと同じです。本当のローカルコンテンツはそこに住んでいる人々によって提供されるでしょう。

Hyper-Local Advertising

モバイルの広告で、これほど待ちこがれている新市場機会として、一向にローカル広告が来ないのは、まだモバイルが広告媒体としての真の地域性を持っていないせいだろうか?それともポータルはまだ生き残っても、地域性の高いサイト(メディア)だけではどうなのだろうか?‥

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やっぱり2008年はモバイル広告が来なかった−でも諦めちゃいけない


以前のエントリ「来年こそ(欧米では)モバイルの年だ」として来年の2009年には、欧米でもモバイル広告市場が立ち上がるのではないか?と書き、そのココロは「Web技術トレンドと日本の技術」に記した通り、携帯に関して先進国である日本の技術をいよいよ生かす時が来た。と書いた。

だが、残念ながら今年はモバイル広告なんて市場はまだまだで、一気に不景気がきたので広告自体がかなりヤバイ感じになっている。

7. 2008 WILL BE THE YEAR OF MOBILE ADVERTISING You've been hearing that prediction since 1996, and every year people trot it out again. Sure, there were lots of advertising milestones this past year: Apple's 3G iPhone and App Store changed the way people think about mobile devices; the much-anticipated Google phone debuted; and touch screens became a staple of new phones everywhere. But mobile advertising remained a blip on the total marketing radar. Maybe 2009?

7. 2008はモバイル広告の年になるだろう
あなたもご存じの通り1996年から毎年言われている事だ。ここ何年の間に沢山のマイルストーンとなる事が起きた。Apple社のiPhone 3GやApp Storeによって人々がモバイルデバイスについて考える事となった。さらにGoogle Phoneがリリースされ、タッチスクリーンはどの新機種でも必須である。しかし、モバイル広告は全然来なかった。もしかして2009年?
Digital Predictions That Didn't Pan Out
当たらなかったデジタル系の2008年予測

これほど待ちこがれている新市場なんだが、欧米で一向に来ないのは、まだモバイル広告媒体としての絶対数、つまり広告が表示可能な携帯電話自体が少ないのかも知れない。

まぁ、この調子では2009年も市場として立ち上がらない気もするが、このあたりで「欧米は遅れていてダメだ!」と乗り込むのを辞めた日本企業も(実は)あるのではないか?と思う。そんな時にITproに関連記事が掲載されていた。


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iPhoneは携帯ではなくNetbook-ネットワークの使い方からの見え方


ちょっと面白い記事があったので(今週、全然更新していないので)それをネタに書いてます。

iPhoneのモデム機能開放?という記事と、iPhoneがPCの機能を包含しているので、結果として安価なパソコン機能として売れている、という2種類の記事を書きました。

ここでは「iPhoneはやっぱりPC≒Netbookである」という話。

According to the latest report from AdMob, 42% of all requests from iPhones to Admob's partners worldwide are coming in over WiFi instead of through the networks of mobile operators. This puts the iPhone in a league of its own, given that on average, AdMob is only seeing about 10-20% of all requests from Wifi capable phones actually coming in from WiFi networks. From T-Mobile's Android phone, for example, only about 10% of all requests were made on WiFi.

AdMob(注:携帯広告配信会社)からの最新のレポートによると、iPhonesから世界中のAdmobの広告パートナーまで接続のうち、42%は携帯電話会社のネットワークに代わり、WiFiが使われています。AdMobはWiFiのできる携帯電話からのすべてのトラフィックの平均して10-20%しかないと思っていました。 例えば、T-モバイルのAndroid携帯電話からは、すべての接続要求のおよそ10%だけがWiFi経由でした。
<中略>

Steve Jobs once said that the iPhone is Apple's netbook, and this usage data does lend some credence to this. Most of these WiFi requests probably come from people using the iPhone on their couch at home or in a coffee shop, and often, these users might be quickly checking their email or the weather from their phone instead of booting up their netbooks or laptops.

スティーブ・ジョブスは、以前に「iPhoneはアップルのnetbookである」と言っていて、この利用データがそれを裏付けるものです。これらのWiFi接続の大部分はたぶん人々から家において、または、喫茶店などで彼らがカウチの上でiPhoneを使用することを指しています。そして、これらのユーザはすぐに彼らのnetbooksかラップトップのコンピュータを起動する代わりに携帯を使ってメールや天気をチェックしているのかもしれません。

The iPhone is Apple's Netbook: Almost Half of All Traffic from WiFi Networks
【意訳】iPhoneはアップルのNetbook:大半のトラフィックはWiFi経由

Read/Write/Webより

実際のデータを見ても、iPhoneは他のスマートフォンと比べて、ダントツにWiFi利用が多い。つまり携帯電話としての利用よりもPCとしての利用の方が多い事になります。


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世界で一番厳しい日本の労働環境?−でも生産性はどうなんだろう


偶然だが「ヨーロッパ人」「シリコンバレーで働く人」「日本のサラリーマン」の働く状況について、相対的に比較できそうな記事を見つけ、ひょっとして日本人サラリーマンが一番キツイのかも?と思ってしまった。

ヨーロッパ人は2時間のランチを主張する―それではスタートアップはやってられない」というTechCrunchの記事はヨーロッパ(特にパリ)の働く様子が伺えて面白かった。

カンファレンスの主催者、Loic Le Meur (フランスの起業家で、彼の最新のスタートアップ、Seesmicを運営するためにシリコンバレーに移住してきた)は、シリコンバレーは夢中で働きすぎだと述べた。ヨーロッパ人は生活の楽しみを求めてランチに2時間はかけるというのだ。
<中略>
2時間のランチは楽しい。しかし起業家は投資家と従業員(そして、その家族)に責任がある。何かを犠牲にしなければならない。ヨーロッパでもっとも仕事熱心で、もっとも成功した起業家の多くがシリコンバレーに移住してくるのはそれが理由だろう。こちらに来ればそういう働き者の仲間が大勢見つかる。

ヨーロッパ人は2時間のランチを主張する―それではスタートアップはやってられない

つまり、ヨーロッパ人からすればシリコンバレー人は「働き過ぎで余裕がない」と見えてしまうのだろう。逆にシリコンバレー人からすれば、ヨーロッパ人は働く真剣みに欠けると見えてしまうのだろう。

私もネット系企業に勤める身なので、どちらかと言うとシリコンバレー・スタイルだと思っているので「それじゃぁ、ヨーロッパでネット系企業が大きくならないよ」なんて思ってしまうものの、2時間のワイン付きランチは正直「羨ましい」気がする。

さて、それと偶然同じ日に見たブログエントリに、こんなのがあった。

ここではシリコンバレーから着た人が、日本人サラリーマンの「過激な」働きぶりに、とても驚いている様子が書かれている。

Here is the schedule of my colleagues in Japan, and this is entirely typical in Japan: come in to work at 9 AM, on the dot, after a standing-room-only commute on a very crowded train lasting an hour or more, often changing 2-3 trains along the way. Lunch around 12:30 to 1 - usually a quick affair, often at their desk, so it is not even much of a break. Work till at 8 to 9 PM, with many folks staying in the office as late as mid-night, catching the last train, another hour spent commuting (trains are crowded even at 11 pm on week days!). If it is an important customer, you go out to dinner with them (add 3 hours!), and that means last-train-if-you-are-lucky and the last train is usually even more crowded. Yet, they are back at 9 AM next morning, impeccably dressed. I estimated that most of my colleagues cannot be getting more than 6 hours of sleep a night, and that’s assuming they do nothing at home after work other than sleep - which is what I did most of last week. I was so exhausted every day, all I could do was get to my apartment and just sleep.

【意訳】ここに私の日本での同僚のスケジュールを紹介しよう。ただし、これは日本の典型的なものだと思って欲しい。9時から働き始めている。立ち席しかない、とても混んでいる通勤電車に2〜3回乗り換えて、1時間かそれ以上かけて出社してくる。12時30分から1時まで昼食で、とても急いで机の上ですます事が多い。午後8時か9時まで多くの人がオフィスにいて、ついに深夜にまで至る。終電になんとか乗り込み、11時だと言うのにとても混雑している電車で帰る。
もし重要な顧客がいたら、外出して3時間ぐらいはディナーに行き、運が良ければ終電に乗れる。そして翌日朝の9時にちゃんと出社しているのだ。
私は同僚が6時間程度しか寝ていないのだと推測している。もう私は毎日がウンザリで、私はただ自分のアパートに戻って寝るだけなのだ

Silicon valley works hard? Try Japan …
意訳:シリコンバレーはとても厳しい?じゃあ日本で働いてみたら?

この後にインドからの同僚の様子なども交えて紹介しており、いかに日本のサラリーマンがタフであるのかが伺える記事になっている。

つまりシリコンバレーから来た人でも音を上げるぐらいハードな労働なのが日本人サラリーマンなのだろう。これは先のヨーロッパ人等と比べると「日本人サラリーマンは最強」 という結果になる。

だが、冷静に考えれば最強でも何でもなく、単に異常なのではないか?などと考えてしまう。特にこのブログのコメントも秀逸だ…

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なぜ高くても買ってしまうのか−これほどラグジュアリーが大切な時代はない



この本もかなり以前にヒットした書籍だと思います。内容は今でも色あせない内容ですので、これも格安中古本を入手して読みました。

この100年に1度と言われる大不況で、ノキアは日本から実質的に撤退しました。これは日本の携帯電話市場が世界に比べて特殊であり、市場規模も飽和しつつある。と言われている事も一因だという「ガラパゴス論」もあるでしょう。

でもここで注目すべきなのは、NTTドコモの回線を借り入れて開始する予定のMVNO携帯電話サービス事業は残すという事です。つまり「プレミアム・サービス」は(むしろ)やるという事が強調されることになります。一体これは何が・どういった考えが背景にあるのだろうか?
そうした答えの1部がこの本には記されています。

一般に、機能的もしくはデザインの差異が商品と特徴付けていたとしても、さらに消費者に思い入れが生まれる「ブランドや価値」がラグジュアリー商品となると言われている。(本書P19ベネフィットの階段より。例としてスターバックスが挙げられる)


今回の「Vertu(ヴァーチュ)」はカタログ的にはハンドメイドの超高級携帯電話で、例えば「Vertuの携帯電話端末には必ずコンシェルジュボタンが配置されており、利用者はボタンを押すだけでユーザー専用のコンシェルジュに電話をかけ、様々なサービスを受けることができる。」(Wikipediaより)とあるほど、デザインと機能(コンシェルジェなどの根本的な機能も)が圧倒的に違う。

こうしたラグジュアリー製品の提供企業を支える8つの鍵とは、項目としては以下のものとなる。
(1) 決して顧客を侮らない
(2) 価格−数量の需要曲線を崩壊させる
(3) 真の「ベネフィットの階段」を創出する
(4) 絶え間ないイノベーションと品質管理により、完璧な体験を提供し続ける
(5) ブランドの価格帯やポジショニングを拡大する
(6) バリューチェーンをカスタマイズして「ベネフィットの階段」を提供する
(7) 従来とは異なるマーケティング手法を用い、ブランド信仰者を通じてヒットの種をまく
(8) アウトサイダーのように当該カテゴリーを攻め続ける


項目を見てみると、富裕層向けの商品を提供する、ともすると老舗の古いイメージがある様に思っていたものと、かなり違う事が分かる。日本のブランド=老舗、はその力で高級感を生みだし、内部はかなりのイノベーション企業である、と言われる。それと同じく、こうしたニューラグジュアリー製品を支える企業はイノベーション企業である。


本書の話に戻ると、概論説明の後の個別企業のケーススタディは、欧米の企業の事情通は分かるだろうが、私も含めそうでない一般読者は全く分からないという事もあるだろう。逆に言うと、ニューラグジュアリー製品を支える企業は、かなり個別に掘り下げて行った結果そうなったという事なのかも知れない。


そうした個別企業のケーススタディ後に、総括として成功企業の3プロセスとしてまとめている。3プロセスとは「ビジョン」「翻訳」「実行」としている。


ここでやっとちょっと驚く話がやっと展開される事になる。

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SaaSは本当にコストが低いのか−それとは別の大きな分岐点


マーケティング的に売り言葉になってしまっている感がある「SaaS」というソフトウエア提供/利用形態がある。これに加えて、最近流行りの「クラウドコンピューティング」という、グーグルに代表されるような、インターネットのサーバ側ですべての仕事をしてしまい、ユーザが使っているコンピュータ側は表示するだけ、というのが次世代の形と言われている。

インターネット側のサーバで全ての仕事をした方が、個別の企業などで利用するよりも、様々なコストが安く済むはずというのが、ここでのポイントだ。さらに企業がコンシューマ製品のソフト(サービス)を使った方が、ソフトの利用料分だけ格段に安くなる「はず」という点も見逃せない。

だが企業がそうしたコンシューマ向けサービスを実はなかなかつかいたがらない。それはセキュリティの問題を始めとした情報管理という面で危惧されることが多いからだろう。

しかし、先日(11月初旬)にJTBグループがGmail(グーグルのメールサービス)の有償版を使うという報道があった。(報道では「検討中」というものだったが)

同じ次元での比較ではないが「SaaSは実は安くない」というレポートもあるようだ。
Gmailに代表されるサービスで安くなる理由としても、以下の要素があるだろう。

Hardware costs: You have to either buy machines or add your software to existing servers and manage them. If it is a mission-critical application, you will probably need dedicated machines and back-ups.

ハードウエアのコスト:マシンを購入し、既存サーバを含めてソフトをインストールするといった管理が必要となる。もしその機能が非常に重要だったら、専用のマシンとバックアップマシンを要する

Additional software costs: You will most likely need an OS, application server software, a database, monitoring software, etc. Many of these products are open source now, but there are still associated costs.

追加ソフトウエアコスト:おそらく御社ではOSやアプリケーションサーバソフト・データベースソフト・監視ソフトが必要でしょう。それらの多くは今ではオープンソースになっていますが、連携させるためにはコストが必要です。

Implementation costs: In my experience, the implementation costs associated with a behind-the-firewall solution are always higher than those of a SaaS application. There is simply more to do. You will either pay consultants or use your own valuable resources and time to worry about installing software, integrating it, building servers, configuration, etc.

実装コスト:経験上、社内システムの実装コストは、SaaSアプリケーションのそれよりも高価です。御社はコンサルタント料を支払ったり、御社の貴重なリソースをそうしたサーバやソフトウエアのインストールといたものに割り当てる必要があります。

Maintenance labor: If you have in-house software, there is going to be some level of effort required to keep it happy. Your IT people will need to take care of it, which will keep them from doing more value-added activities.

メンテナンス労力:御社が自社でソフトウエアを構築している場合、それらを維持する労力が御社を幸せにします。御社のIT担当はそれに注意が必要ですし、その価値以上の活躍をするでしょう。

Is SaaS Cheaper Than Licensed Software?

さらにここでは場合分けして1年目と2年目以降のコスト試算で比較しています。それらは初年度は安いものの、2年目以降は高くなるという試算です。

まぁ、これもケースとしての試算なので、ケースが異なれば本当に安くなる事もあるかと思います。でもここでちょっと考えたいのは、その「コスト」以外の面です。

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ハードディスクメーカーのプロモーションビデオがイケてる


Seagateラッププロモーションビデオがかなりの話題だ。

ラップというからには、その歌詞にミソがあって、残念ながら私の英語力では一部の単語が分かるだけ。でも私が一部でも分かるという事は、かなりギークな単語が並んでいる模様。

渡辺千賀さんのブログによるとサビは「1.5 terabytes, stack the memory to the sky」(意訳、1.5テラバイトものメモリがパーに?)

頭の部分にある「Macのデスクトップはいいコンピュータ。キラーマシンだぜ。G5で2Gのメモリで‥‥‥レストアしなくちゃいけないけれど‥」なんて歌詞が続く。

Seagateなんてメーカー知っている人が誰か?を考えると、こうした企画と(私が想像する)ターゲティングはかなりイケてる気がします。

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Yahoo!の5つの失策 − 誤算の研究


インターネットの第一創世記を支えたYahoo!の創設者の1人であり、CEOだったジェリー・ヤン氏がCEOを退任した。創設者と言えども、取締役会の決定に従うのがルール。個人的な思い入れはないのだが、インターネットの創世記を支えた人が追いやられる感じがして、ちょっと悲しい。

さて、Forbesという雑誌のオンライン版に、そのYahooの5つの失策という記事が掲載されていた。

だいたいこうした記事は後付で誤算だった事柄を挙げていくので、その時々の経営判断とその環境を見ないと失策とは言い切れないとは思う。だが、何か失敗には学べないか?という感じがつきまとう。

1. Aborted Projects Yahoo! is rife with projects that have been started, with great fanfare, only to die quietly months, sometimes years, later. Rank and file employees don't deny it: "They wasted a lot of money on projects that have been scrapped," one engineer said of the company's management.

1. 中止になっているプロジェクト
Yahoo!はかなりのファンファーレを鳴らして始められ、その月、時々は数年して静かに死んだプロジェクトの数がおびただしい。一般従業員もそれを否定せず、 「彼らは中断されたプロジェクトに沢山のお
金を浪費した」と、1人の技術者が会社の経営について言いました。

2. Missing the Google Express
Yahoo! had the chance to buy Google in 2002. Then-Chief Executive Terry Semel reportedly balked at the $5 billion price after months of negotiation. In retrospect, that was clearly a mistake.

2. Google急行に乗り遅れました
Yahoo!には、2002年にGoogleを買う機会がありました。 伝えられるところによれば、次に、CEOだったTerry Semelは何カ月もの交渉の後に(googleが)50億ドルの価格となった事に躊躇しました。 結果として、それは明確に誤りでした。

3. Hiring Terry Semel
Another commonly cited mistake: hiring former Warner Bros. studio honcho Terry Semel as chief executive. Yahoo! stumbled in the wake of the tech bust early in the decade. It brought in Semel to turn things around. In retrospect, however, Semel was just riding a powerful rebound that other managers, such as the boys at Google, were playing far more skillfully.
Semel declined to buy Google; at the same time, he funded a push into media that has largely foundered.

3. Terry Semelを雇った事
他に一般的に引用される誤りとして、最高経営責任者として前のワーナーブラザーススタジオ指導者Terry Semelを雇ったことが挙げられます。Yahoo!は10年間ぐらい、科学技術でつまずきました。
Semelは、Googleを買うのを断りました。 同時に、彼はメディアへ膨大な資金を提供しました。

4. Failing to Click With DoubleClick
Another deal Yahoo! missed out on was DoubleClick. The advertising network specialized in the display ads that had long been Yahoo!'s strength as it struggled to hold back a surging Google. But when Yahoo! didn't move quick enough to purchase the ad network, Google pounced,
helping to close the gap.

4. ダブルクリックのクリックに失敗
Yahoo!が逃した別の取引はDoubleClickでした。 Yahoo!の広告ネットはGoogleを抑えるように戦ったとき、長い間Yahoo!の強さであったディスプレイ広告を専門としました。 しかし、Yahoo!が広告ネットワークを購入できるくらい迅速に動かなかったとき、Googleとの差を縮めるのを助けてしまい、Googleは飛びつきました

Yahoo!'s Five Biggest Mistakes

最後の5つめの失策と書いてあるのは、Microsoftの買収を断ったという点を挙げているので、その理由は数合わせの感じが否めないので、ここでは単に割愛します。

こうやって見ると、やはりインターネットの黎明期から高いポジションにいる事で、沢山のチャンスがあった事が分かります。そのチャンスをチャンスと見極められなかった経営者を迎えてしまったのが、今日の敗因であると言えるでしょう。

さらにこれらの理由の中でジェリー・ヤン氏が関わっているのは(割愛した5番目を除き)ないのではないでしょうか?

それよりも後々ボディブローの様に効いてくる失敗が先にあった事になります。

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彼女がニューヨークで一番の花屋になれた理由 − 意外と脳科学だったりして



かなり前に気になっていた本。実はWebookというもの凄い量の本を読んでいる方の書評を見て、読もうとおもっていて、かなり長い間 そのままになってしまっていた。

花屋をまかされる事になった女性が主人公なのだが……この本のメインストーリーは、あちこちに既に書いてあるので、ここで私が書くまでもないでしょう。自己暗示をかけるような様々な新しい生活習慣をしてみる、それで……というシンデレラ風な物語。

実は、私は何かビジネス的な収穫が得られることを期待していたのですが、読んでいて、先日書いた「白いネコはなにをくれた?」と似た部分を感じて、ビジネス系の収穫は諦めた。つまり、そういったビジネス戦略だとかそういったものとは違うという事です。


しかしながら、ちょっと元気になる言葉が色々とありました。
何もしなければ、なにも変わらない。
なにかアクションを起こした人にだけ、変化が訪れる。

そう、「今日がつまらなければ明日もつまらない」、だから何かの変化のアクションをしていくというものだ。基本コンセプトは、先の「白いネコは何をくれた?」と似ている部分がある。さらによみすすめていると、意外と脳科学と関連性があるのか?と思えてきた。

この本の前半は(先に書いた)シンデレラ的ストーリーなのだが、後半がその内容の解説編である。その解説は、ある程度科学的な感じのする解説だった。単なるシンデレラ的な中身ばかりでなかった。

古い脳(自律神経系)は、想像と現実の区別がつかない。その古い脳に働きかける一番効果的なことが、割と単純な「言葉の魔法」なのだ。といっても内容は単なる「口ぐせ」みたいなものだ。
それと印象的な言葉がもう1つ。
夢は"映像"でイメージする
自分の夢や目標は具体的な映像が描けるほどに具体的に考えることが必要。そのイメージに向けて努力していくということでしょう。この2つの点はとても印象的でした。

サブタイトルには「アメリカ大富豪に伝わるお金持ちになる魔法」とあります。この「古い脳への働きかけ」と「夢は映像でイメージする」はそのキーファクターかも知れません。

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iPhoneから見るビジネススマートフォンの未来


J.D.Power社が発表した最も高い顧客満足度のビジネススマートフォンにiPhoneが選ばれた件でニュースサイトが様々な報道をしている。

この報道に絡んで別のところにも寄稿したのだが、中身を見ると「いかにもアメリカ人」なのである。

例えば「ビジネススマートフォンユーザの69%はハンド・フリー・ヘッドセットを所有しており、うち74%の人はワイヤレスヘッドセットを使っている。(J.D.Power社発表より)」などと言われると、日本で街中をハンズフリーで(しかもワイヤレスで)使っていたら「かなり変な人」に思われるでしょう。

調査の中では、かなりの頻度でフリーズしたり、リブートしなければならない状態となり、ともかく不安定である点も指摘されていた。

The study finds that one-fourth of users report experiencing at least one software-related issue or problem with their current smartphone device. The software-related issues reported most often include the need to reboot the phone, application malfunction/freeze and issues related to touch screen malfunction. Among those owners who have experienced a software problem, 44 percent report having to reboot their device at least once on a weekly basis during the past 12 months, while 34 percent report experiencing either an application malfunction or application freeze at least once per week.

調査によると、ユーザの1/4が、彼らの現在のスマートフォンに関して、少なくとも1件のソフトウェア関連の問題を経験している事がわかります。 報告されているソフトウェア関連の問題は電話、アプリケーション不調/フリーズ、およびタッチスクリーンの不調に関連する問題で、それらはリブートする必要性を含んでいます。 ソフトウェアの問題を経験した所有者の中で、44%は過去12カ月(1年)、毎週のペースでデバイスを少なくとも一度はリブートしなければならないと報告しています。34%のユーザは、1週間単位でアプリケーション不調かアプリケーションのフリーズを一度は経験すると報告しています。

iPhone Manufacturer Apple Ranks Highest in Business Wireless Smartphone Customer Satisfaction

今、iPhoneをはじめとするスマートフォンに手を出している人は、かなりの「アーリーアダプタ層」だろうから、いわゆる「人柱」なので、ある意味ではそれも「ネタ」になるだろう。

さて、本題はそれではなくビジネススマートフォンの未来という意味では、面白い記事があった。

Citrix lets users remotely log into their corporate networks, so they can access their data—as well as applications at the office—remotely. Citrix has been available to both Windows and Mac-based machines, but this will be the first time iPhone users will be able to log in remotely to a Windows-based machine.

Citrix社の(クライアント)製品は、ユーザに彼らの企業ネットワークにリモートログインさせることができるので、それによりオフィスのアプリケーションと自分のデータに対して、リモートでアクセスできます。 CitrixはWindowsとMacベースのマシンの両方で利用可能ですが、ここで指摘しているiPhoneアプリは、ユーザがWindowsベースのマシンにリモートでログインできる初めてのiPhoneになるでしょう。

Apple iPhone Gets The Business From Citrix

Citrix社コミュニティページより

つまり、ここではiPhone(を例に)Citrixの仮想クライアントをモバイルで利用する事で、会社のデスクトップの業務を、そのままiPhoneで出来る。という事になります。

リモートで仕事出来るか否かというレベルではなく、あらゆる場所が自分のデスクになるという事が現実となるわけです。しかもデータは持ち出さないので、漏洩対策も完全です。


このCitrix社にはコミュニティページがあり、そのコミュニティページでの投票では、この機能についてどういうシーンで使うか質問していて、53%の回答者(11/13現在)は自社の社員に使わせたいと回答している。
(17%の回答者は使いたいけど会社が許可しないだろう、とも回答している)

さて、ビジネススマートフォンにより、ユビキタスオフィスが実現出来たとして、さらにその先には何があるのでしょうか?

このビジネススマートフォンの先にある発想は、Citrix社によると、"Nirvana Phone"という究極のモバイルクライアントのアイデアに行き着くそうです。

これはかなりのイノベーションとなる凄いアイデアです。 しかし‥この名称は‥‥

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デジタルネイティブとMac


最近Macが流行っている」というエントリを書いたのは7月ぐらい。あまり他人のパソコンを見る機会はないのですが、カンファレンス等に行った時に、公式シェア以上に利用者数を感じます。

TechCrunch(Japan)より

さて、TechCrunch(Japan)に、次期大統領やサウジアラビアの王様もMacを使っているという記事が掲載されていました。

まぁタマタマつかっているという程度なのかも知れませんが‥

時の人という意味ではかなりのインパクトがある事は確かだと思います。
おっと、タイトルの「デジタルネイティブ」とは全然関係なかったですね‥



NHKスペシャルより


さて、先日(11/10)にNHKスペシャルで放映された、「デジタルネイティブ」という番組がありました。

この番組ではタイトルが「デジタル」というから、PCネイティブのように「機械に詳しい若者」という事ではなく、インターネットの本質であるネットワークを前提とした生活や感覚といったものを、既に備えている若者という事を特集のテーマとしていました。

特に、ウガンダの青年は世界的なネットワークを構築して、世界エイズ対策会議で若者をまとめてしまうといった活動拠点としてしまう点などは、まさにデジタルネイティブというかネットネイティブな世代と言える気がしました。

いとも簡単にネットの本質を活用する。しかも(言っては何だが)ウガンダという辺境の地。そうした距離やおろか国さえも飛び越える事が、頭では分かっているのだが、画像として見て驚いてしまうのは、自分はきっと「ネイティブ」なのではないのかも。

例えると「頑張ってTOEIC 800点取りました!」というレベルでしょう。

この番組の中でも、とある投資家がデジタルネイティブ世代のエンジニアに無償でアパートの部屋を貸し与え、そこで新しいインターネットサービスを作る、というシーンがありました。

そこでのMacのシェアも相当異常な状況でした。ほとんどがMacという状況でした。

そこで気が付いたというか、ちょっと思った事ですが‥

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iPhone 3Gのデータ通信でソフトバンクは儲けられるのか?


iPhoneのモデム解禁は3Gデータ通信は儲かるから?」という先日のエントリで、iPhone 3Gがモデム機能を公開する(と、AT&Tの経営層が言った)話を書いた。

それは、iPhoneに関心の高いコミュニティに紹介頂いたせいか、寂れたブログには珍しいトラフィックを頂きました。ありがとうございます。

本当はもっと前に書こうと思っていた事なのですが、関連する情報と、「3Gデータ通信で本当に儲かっているのか?」といった、補足的な話を書こうと思います。

・儲かっているか?
AT&Tの2008年度第2四半期(4月~6月)決算の発表が7月にありました。その後の2008年度第3四半期(7月~9月)決算の発表も10月にあったのですが、解説記事が見当たらないので、その前の記事を参照します。

無線事業による売上高は120億ドルで,前年同期比15.8%増。サービスによる収入は110億ドルで同14.8%増。データ収入は25億ドルで同 52.0%増と急伸した。とりわけインターネット・アクセスによる収入が目覚ましく,前年同期の2倍以上に成長した。また電子メール,メッセージングなどの収入も前年同期と比べ50%以上増加した。同社は米Appleの「iPhone 3G」などが,今後もデータ・サービスの売上高をけん引するとみる。無線加入者の純増は130万人を超え,合計7290万人に達した。

AT&TのQ2決算は29.9%増益,iPhone効果で無線データなどが好調

つまり、データ収入=3Gデータ通信による収入が52%増と、急激に伸びており、一方でAT&Tの3Gネットワークの速度や飽和しているのでは?という不評が多いわけではなさそう。(単に伝わってきていないだけなのかも知れませんが‥)

という事は、心配していた設備はまだ大丈夫。データ通信は利益取れるので推進していくという話に見えます

AT&Tも日本のNTT同様に携帯依存体質になっていて、固定電話系の有線サービスは現象傾向である事から、(当然の事ですが)今後もこの無線通信の領域を延ばしていく傾向でしょう。

そうした傾向はサービスにも現れます。

・サービスへの影響は?

Orb today updated their OrbLive client for iPhone and iPod touch. Today’s update enables the ability to watch Live TV (streamed from a host PC) to iPhone over 3G and EDGE connections.

Orb社は今日(11/9)、iPhoneとiPod TouchのためのOrbLiveクライアントソフトをアップデートしました。 今日のアップデートは3GとEDGE接続したiPhoneでLiveテレビを見る機能を可能にします。

Previously, Apple has blocked such uses of the 3G network, forcing people to use Wi-Fi for such connections. For example, VoIP providers are required to force their applications to use Wi-Fi before submitting them to Apple for approval. In addition, the first release of OrbLive for iPhone also had this restriction.

以前、そのような(iPhoneでライブテレビを見せる)接続にはWi-Fiを使用させていて、アップルは3Gネットワークのそのような使い方を制限しました。 例えば、アプリケーション承認のためにアップルにアプリを提出する前に、Orb社のアプリケーションにWi-Fiを使用させるVoIPプロバイダーが必要でした。iPhoneのためのOrbLiveの最初のリリースには、こうした制限がありました。

OrbLive Update Enables 3G & EDGE Live TV Streaming on iPhone, on App Store

要するにアップルのポリシー(AT&Tのポリシー?)が、3Gネットワークの利用拡大を許可しているという事です。

一方で単に「見逃しただけ」という事も言えるかも知れない、と記事では書いていますが、3Gネットワークの保護レベルが変わった、と言う方が正しい気がします。
(これは私の勝手は憶測です)

このOrb社のアプリ自体はよく知らないのですが、昔FOMA出始めの時に、テレビ電話機能が出来る!と宣伝したものですね。本当に皆がテレビ電話機能を使ったら、ネットワークがパンクしてしまっただろうに‥と考えると、その進歩は素晴らしいものでしょう。

一方で、ソフトバンク・モバイルですが、その3Gネットワークはどうなんでしょうか?持ってない私が心配してもしょうがないのですが‥

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ポータルサイトの原点回帰とメディア化戦略


米国ではインターネットにおける主導権が変わりつつあるのだろうか?Googleがものすごい強力で、マイクロソフトはそれに関して(かなりの)危機感を持っていることから、Yahoo!の買収提案となったのだと思う。

また、世界最強のパワーを持っていたAOLも、Yahoo!との統合に関する交渉をしているとの報道もあるので、今後とも、かなりの勢力地図の変化が予想される。

これまでのポータルサイトの位置付けは、インターネットに接続したが、その先を案内するガイド/地図のようなものが必要なので、それを「まとめて」提供することに価値があった。

もはや現代のインターネットは、そうした「ガイド」のレベルで済むものではなく、Googleが提供する「探す」必要が生じていることになる。
探すのも苦労だから、ポータルの役割が終わったとは言わないが、それでもパワー減衰は否めないのも事実だろう。

また、現代のインターネットを語る上で、ソーシャルネットワーク、いわゆるSNSを抜きに語れず、特に米国のFacebookやMySpace、英国のBebo(これはAOL傘下)のパワーが世界的にも強い。

そうした時代の変遷を経た、インターネットの勢力状況変化を、いち早く取り入れたとも言える現象が、AOLで始まった。

As part of its open strategy, AOL today unveiled a new feature allowing users to access social networks including MySpace, Facebook and Bebo directly from the Web portal's redesigned home page.

AOLは今日、オープン戦略の一部として、ユーザが直接ポータルサイトのデザイン変更後のトップページからMySpace、Facebook、およびBeboを含むソーシャルネットワークにアクセスできる新機能を公開しました。

The "My Networks" feature lets AOL visitors post status updates to multiple social networks at once as well as provide profile activity information such as new friend requests and mail notifications from third-party social sites. The move follows AOL's step last month to offer direct access to outside e-mail services including Gmail, Hotmail and Yahoo Mail via prominent links on its home page.

「My Network」機能により、AOLユーザは、外部(AOL以外)のソーシャルサイトから新しい友人などのプロフィールや活動の情報を提供することで、すぐに複数のソーシャルネットワークに状態アップデートを通知できます。移動は、トップページの目立つ位置のリンクを通してGmail、Hotmail(マイクロソフト)、およびYahooメールを含んでいます。これは、AOLのサービス外のメールに直接アクセス可能とする(先月の)AOLの方針に従っています。

AOL Opens Up Site To Social Networks
【意訳】AOLがソーシャルネットワークへオープン戦略展開

AOLのトップページを見れば、既に右上のメールには選択肢が掲載されているのが分かると思う。GMail(Google)やYahoo!のメールサービスへのリンクが載っているのである。

ポータルの位置付けとしての、ガイド/地図といった役割を原点とするならば、メールサービスの選択肢を掲せたり、ソーシャルネットワークとのリンクを掲載するのは、本来の役割を見直して、顧客が便利なものを提供する、原点に立ち返ったとも言える。

一方でそうした原点に立ち返るとともに、もう1つ(主にビジネス面での)立ち位置の明確化だと理解出来る、次ぎの様な発表もされている。

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スーパーシティ東京を感じてグローバルを想う


先日、丸の内にオフィスというか「書斎」をお持ちの高名な先生と、プロジェクトが一段落ついたタイミングということで、丸の内にある「グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン」で軽い打ち上げを行った。

この「グランド・セントラル」はニューヨークに本店があるお店のデザインテイストで、丸の内の「重要文化財」である明治生命館の地下にある。建物もそうだが、内装も味わい深い雰囲気を出している。

実はメニュー自体は、食の荒野であるアメリカを元にしているので、好みの分かれるところだと思う。フィッシュ&チップスは大事だと言う人はぜひとも行った方がいいと思う。

さて、そのレストランで気付いたのは、その店の一番のウリである生カキは世界中から取り寄せて出している。北海道はもちろん、ニュージーランドなどの世界中からである。ワインにしても世界中から取り寄せてワインセラーに置いてある。

この時にニュージーランド産の「SILENI」というのを頂いたのだが、これは本当に美味しかった。機会があればぜひもう一回味わいたいと思った1本だった。

さて、そういった「世界」が東京で味わえるのは、このお店だけであるわけがなく、グルメサイトを見て貰えれば分かる様に、世界中の「味」を東京で味わう事が出来る。

もちろん、現地の方が美味しいのかも知れないし、多くの場合は現地の方が美味しいことが多いのだが、ちょっとした気まぐれとか思いつきで「世界の味」が味わえるのはすごい事だと思う。

また、先のカキやワインにしても、東京は世界中から食材を吸い上げるだけの、スーパー引力を持っている数少ないスーバーシティなんだという感じを持った。

日経の「海外赴任」に関する小コラム」と題した、日経に掲載された「魅力薄れた「海外赴任」」という記事に対するコラムも、本論としては出展の明確でないデータや意見によって記事が構成されているというユルイ点を指摘しているものだが、そもそもガラパゴス化する要因の1つ(かも知れない)、世界に対する関心が薄れつつあるという事象に対して、原因(遠因)として「あえて世界に出て行く動機が薄れている」という事が挙げられている。

つまり、東京でも「ほどほど(日本人には)ちょうどいいぐらいの国際化」が味わえるので、それで十分じゃないか?という雰囲気である。

その「東京の ほどほど(日本人には)ちょうどいいぐらいの国際化」具合では不足している、との指摘も以下の様にある。国際都市を東京のウリにすべき、という論旨である。

 そう考えてみると、東京の場合、外国人比率が高いといわれる夜の六本木でも圧倒的に多いのは日本人であり、人間の国際化はまだまだ後れているということかもしれない。
 やや暴論のように受け取られるかもしれないが、誤解を恐れずに言うと、私は東京はもっと国際化すべきだと考えている。もはや、東京は日本の他の都市とは違う位置付けにある。それならば、もっと東京らしい独自の文化を創り上げ、もっとグローバルになるべきではないかと思うのだ。
地方に従来型の公共事業などいらない(東京は「国際都市」の道を歩しかない)

ここでの指摘は良く分かる。だが現状認識として、もう東京はスーパーシティになっていて、その東京という「スーパーシティ」にいると、その「東京の ほどほど(日本には)ちょうどいいぐらいの国際化」が実に、本当に気持ちいいのだ。

逆にグローバル化と称した、そこ(東京)を脱するだけのモチベーションって何だろうか‥

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脳に効く広告の時代


最近はあまりテレビを見ないし、それほど広告は意識していないのだが、それでも四六時中広告に関して考えている方々がいるのは知っている。

広告都市、シブヤを歩け(日経NBonline、スダシン氏)」では様々な広告と様々な年齢層の人々との関りについて澁谷という地域を切り抜いて報じています。
まぁ「iPhone売れていない」という部分に関しては、緊急入荷を告げる対象者がまるで違うという部分で、iPhoneの存在自体が既存のケータイでない感じを強くしましたが‥

それはともかく、今 広告先進国では「広告と脳」について研究が進んでいるらしい。

ネタ元:Google: This Is Your Brain On Advertising

Madison Avenue is increasingly turning to neuroscience to refine the art of crafting successful ad campaigns. The Nielsen Co. jumped into the field earlier this year by investing in Berkeley, Calif.-based research firm NeuroFocus, which applies neuroscience to advertising research.
マディソンアベニュー(訳注:広告業界の意)は、うまくいっている広告キャンペーンを作る技術を洗練するために、ますます神経科学に入れ込んでいます。 ニールセン社は、今年より早々、バークレー、カリフォルニアを拠点とする調査会社NeuroFocus社に投資することによって、この分野までジャンプしました。(NeuroFocusは神経科学を広告調査に適用できます)。

Now Google is applying "neuromarketing" to video advertising. In a study released Thursday, Google and MediaVest used NeuroFocus findings to show that overlay ads appearing in YouTube videos grab consumers' attention and boost brand awareness.
今、Googleは、ビデオ広告に"neuromarketing"(脳神経マーケティング)しながら適用しています。 木曜日にリリースされた研究では、GoogleとMediaVestは、YouTubeビデオに現れるオーバレイ広告が消費者の注意をつかんで、ブランド認知を上げるのを示す、NeuroFocus社の調査結果を使用しました。
Google: This Is Your Brain On Advertising

Googleは傘下としたYouTubeの広告手法としてオーバーレイ広告(番組の上に広告が表示されるもの)を実験しはじめています。YouTube自身はそうした高度な広告ではない手法で2億ドル(200億円)と、期待よりも低い収入しか得ていません。その一方でオーバーレイ広告について「脳神経系実験」は続けていていたという事です。

それで話を戻すと、このNeuroFocus社の調査によると、オーバーレイ広告は高い魅力をもった広告効果がある、という結果が出たそうです。画面上部などに大きく張られるバナー広告が6.6ポイントに対して、オーバーレイは6.6ポイントですから、バナーよりも高い効果が実験結果として得られているわけです。

この結果と脳神経科学とどういう関係があるのかまでは書いていませんが、「神経科学のテクニックを適用した」とあるので、何か公開されていない手法が存在するのかも知れません。

違う(広告系)記事にも新刊書の紹介方々、同様の調査結果が載っていました。

ネタ元:Anti-Smoking Warnings Make You Want to Smoke, Claims Study
研究によると、禁煙の警告によって喫煙したくなる

In a bound-to-be-controversial book released today, ad-industry pundit Martin Lindstrom busts commonly held beliefs about marketing, asserting that subliminal advertising does exist and maintaining that cigarette warning labels make smokers want to smoke more, not less.
今日リリースされた、コントロールされうる本が一般的に売り出され、その中で、広告業界の学者のマーチン・リンドストローム氏の意見として、サブリミナル広告が存在すると断言しており、喫煙家がタバコ警告ラベルによってより多く喫煙したくなると主張しています。
Anti-Smoking Warnings Make You Want to Smoke, Claims Study
研究によると、禁煙の警告によって喫煙したくなる

この記事によると、リンドストローム氏が購買行動における脳神経科学とMRI等を利用した調査を行い、どうも潜在意識も購買行動に係っているという事が分かったらしいです。

つまり、先のスダシン氏のコラムにある様に「iPhone」という関心語が(欲しいかどうかは別だが)潜在意識にあり、それと奇異な店員の宣伝が重なって、より強い意識を生んだ‥という事が言えるかも知れません。

では例えばブランドといった広告宣伝に非常に重要なファクターはどうなるのでしょうか?もっと言うとクチコミマーケティングはどうなんでしょうか?

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現実味が増すとドンドンと面白くなる


Copyright(c) Julie Dermansky @Flickr


将来を可能な限りを見通して物事を進めないといけない場合、それを人に伝えようとすると、ちょっと難しいところがある。

なんとなく全体に真実味に欠けた話をしている様に聞えてしまうのである。

マーケッターでもあるSeth Godin氏のブログに、何故そうなのか?のキーが書かれていて、自分の「気づき」になったので共有しておきたいと思い、このエントリを書いている。


Marketers spend a lot of time describing a future and making it real. The more general you are in describing it, the farther away people imagine it is. "We're going to launch a new product next year" sounds a lot more distant than handing someone a prototype and saying, "this launches on January 3rd at 2 pm at CES."
マーケターは未来について説明して、それを本当にするのに多くの時間を費やします。 一般的に言えば、あなたがそれについて説明する時、(聞いている)人々はより遠いところに想像するということです。 「私たちは来年、新製品を発売するでしょう」は、だれかにプロトタイプを手渡して、「これは1月3日の午後2時にCESで発表します」と言うよりはるかに遠方に聞こえます。
Making it real by making it closer
【意訳】より近づく事で本当になる

「要するにそれは"いつ"なのか?」という事が明瞭にされないまま話をしても、かなりピントがはずれた話に聞えてしまう、という事だ。

同様にして、例えば自動車とか旅行とか、そういったものは買ったり/行ったりするよりも、その準備や選ぶ過程が楽しいという事がある。段々と具体化すると、現実味を帯びてきて、ますます楽しくなってくるものだ。

こうして考え見ると、全ての仕事ってそういう面があるのではないか?と思った‥

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コンテンツ制作者が強いと、世の中もっと面白くなる


TechCrunchを読んでいて、ちょっと面白い記事があった。
ネタ元: AOLの不運なTVSquadのブロガーたち居残って競合サイトをロンチ

Piccliqueclack_2
話の筋としては、以下の状況らしい。
Yahoo!/MSN/AOLといった、かつてのトップポータルでも、今は厳しい状況なのだが、その中のAOLが自社のポータルサイト「AOL Television」で、ブログ記事を集めた「TV Squad Bliog」というコーナーがある。(AOL Televisonの左サイドバーの下の方にリンクがある)
厳しい状況を反映してか、そのブログコーナーのブロガー達は色々と不満を持っているらしいのだが、その不満が高じて、自分達でサイト「cliqueclack」を立ち上げたという事である。

さらに追記すべきは、この新しいサイトは、以前のサイトとはデザインは異なるものの、趣旨としては同じに見える。つまり、完全に競合サイトを立ち上げたという事である。
左の画像は、その競合サイト側の「cliqueclack」のキャプチャである。

ここから言えることは、ブロガー=コンテンツ制作者は、自由であり強者でもある。ポータルサイトがそれらのブロガーの記事を取り扱わないと決めれば、ブロガーは収入を失うものの、競合であれ独立して頑張る、という図式である。

よく言われる事で、私自身は本当かどうか確認していないのだが、同様のモデルが他にも存在する。(例示としては、必ずしもコンテンツ制作者だけではないのはご容赦を)

・記者は基本的に新聞社(もしくは他メディア)所属なので、取材をした内容は所属先に帰属する。
 自分で取材して記事を買ってもらうスタイルとはかなり異なる
・テレビ番組制作では、制作会社が企画・制作するが、TV局系列があり、安く買い取られる
 企画および制作内容から放映(メディア)が個別に買い取り

私もサラリーマンだから、日本での下請けモデルは「安定している」事が(ある程度)保証されている事が明快だから、とても住み心地がいいのはとてもよくわかる。だが、その地盤となっている新聞にしてもテレビにしても、(危機的とは言わないが)地盤沈下が懸念されている。

つまり「茹でガエル」状況なのではないか?という疑問提示である。

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iPhoneは黒船なんかじゃなくてi-Modeの真似じゃないか?


いきなりセンセーショナルなタイトルで始めてみましたが、話のネタとしては つい先日、グーグルがついに「Android」携帯電話 "T-Mobile G1"を発表しました。それとiPhoneとの関係を記してみます。

今回の発表された「Android」ですが、インターネット端末として見た場合、3Gネットワーク+WiFiネットワークのアクセスラインと、オープンなLinuxベースのOS上に「オープンな」アプリケーションが稼動する、まさに夢の様な環境です。

それ以前にアップルはiPhoneで「夢の様な環境」を提供し始めていて、日本では売れ行きが危惧されていますが、世界的にはかなりの数が売れています。

どちらも多少の違いはあるものの、既存の携帯プラットフォームとの大きな違いは何かと言うと、「みんなが自由に携帯アプリを作れる」というオープンプラットフォームにあります。作り方や作るためのツールも公開されていて、腕(技術)さえあれば誰でもアプリを作り、有償で売ればお金になります。

さて、そんなアプリ環境についてWiredを読んでいたら「iPhoneを追い出された連中もAndroidでは歓迎される」という、ちょっと変なタイトルの記事がありました。
ネタ元:Android Welcomes App Store's Rejects With Arms Wide Open

端的に言うと、iPhone上で稼動するアプリは、アップル(もしくは3G携帯ネットワークを提供しているAT&T)の認めたものしか提供されないので、面白いアプリを作った作者がアップルから追い出された、ということです。

該当のアプリはPodcasting用のアプリと、iPhoneをWiFi/3Gネットワーク・コンバータにするアプリの2種類が記事にされています。まぁ、確かにアップル(もしくはAT&T)としては困るアプリなわけです。

擁護するわけではありませんが、アップルの立場として最大の目的は「質の維持」に尽きると思います。変なアプリが蔓延して、iPhone利用者の利益を損ねる事になっては大変です。

それ以前にアップルとしては「沢山のアプリ作成者が参加してくれる」事を見込んでいたはずです。質ばかり追及しても量がなければショボイですから。また、最初から必要だと思われるアプリ(地図やブラウザなど)は搭載しておいて、ミニマムラインをキープしています。

でもこれって、どこか日本人にはどこかデジャヴ(既視感)を感じますね‥

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御社がブログをやらない方がいい10の理由


このブログは、会社員の自分がイノベーションとか技術とかそういった「自分にとって気になったネタ」を、自分で消化するために書いているという意味合いが多い。多くの人に読んでもらいたいとか、有名ブロガーになりたいとか、そうした山っ気は全然ない。
それでもそれなりの数の人に見て頂いているのは、例えそれが通りすがりの方でも、それはとても励みになる。

これが企業の顔として、企業のメッセージチャネルとして、ブログを書かないといけない、なんて考えると結構辛い気がする。

そうした心情とは別に「企業ブログを始めよう」という機運が、御社のどこでどう盛り上がるか分からない。きっと個人ブログと違って、企業ブログには難しい問題があるはずだ。

そうした背景の中でAdAgeに面白い記事があったので、記事を紹介するというよりも「これに書かれた事の反対をやるには、どんな要素が必要なのか?」というアンチテーゼの観点で読んでみたい。

3. You need original content. The blogosphere is too much of an echo chamber already. What can you add that/s original? Or significantly better than anything else in your niche?
3. あなたにはオリジナルなコンテンツを必要とします。blogosphere(ブロゴスフィア=ブログ界)は既にあまりにエコー拡声器が多い状態です。 あなたはどの様にオリジナル性を加えることができますか? また、それはあなたのニッチな他の何よりも良いモノですか?

4. Blogging takes time -- lots of it. Let's even say a CEO is a great writer, who enjoys researching and crafting posts. And let's say he or she will write about what people want to hear about and not just write about what the company wants to say. And they he/she is willing to update a few times a week. All of that takes anywhere from two to four hours a post.

4. ブログは(多くの場合)時間がかかります。たとえCEO(最高経営責任者)がスゴイ著作者であったとしてもです。そのスゴイ著作者は、ポストする内容をよく考えて、作るのを楽しみます。 そして、その人が人々が聞きたがっているものに関して書いて、会社が言いたがっていることに関して、ただ「書かない」と言いましょう。 そうした人は、1週間のうち数回アップデート(投稿)しても構わないと思っています。 そのすべてがいずれも1ポストあたり2~4時間かかります。

5. You need to read constantly to be a good blogger. That includes blogs, but also media outside the blogosphere -- feeds, forums, mainstream media -- so you can keep your readers informed about your topics.

5. あなたは、良いブログを作る人になるように、絶えず(ブログを)読む必要があります。 それはblogosphere(ブロゴスフィア=ブログ界)の他にブログや(RSS)フィードやフォーラム、主流のメディアといったメディアも含んでいます、従って、あなたは、あなたの話題に関してあなたの読者に知らせ続けることができます。

7. A blog is not a substitute for advertising -- if you need to fill a new hotel, or sell a product by a certain date, advertise.

7. ブログは広告の代用品ではありません--あなたが、(新製品発表のために)新しいホテルをいっぱいにしているか、または決まった日までに製品を売る必要があるなら、広告を出して下さい。

9. Blogs are not cheap. A good one requires skilled programming to set it up, a professional graphic designer to make it part of your corporate identity, a talented and dedicated writer or editor, full-time.

9. ブログは安くはありません。良いものはそれを準備(セットアップ)するためにプログラムを作る熟練性を必要とします、しかもそれは、あなたのコーポレートアイデンティティの一部で、有能でひたむきな作家またはエディタにするプロのグラフィックデザイナーといった人達をフルタイムで必要とします。
10 Reasons Your Company Shouldn't Blog
【意訳】御社がブログをやらない方がいい10の理由

「企業ブログは、そもそもつまらないから読まれない」という一般的な評価が先立っているので、そのあたりは了解事項として引用からは省いています。それとは別に、企業ブログやブログ自身に対する一般的な誤解について個々に(しかも)丁寧に(その誤解を)解こうとしています。

特に私は強調すべきだと思うのは、「聞き上手は話上手」と言われる様に、多くのコミュニティ(特にソーシャルコミュニティ)を見聞きして、ブログ界に限らず、そのネットを構成している人たちはどういった人なのかを感じてから、企業ブログは始めるべきでしょう。

特に「企業のプロモーションではない」「何か特別なネタがあるのか?」(=面白いネタはあるのか?)「(そもそも)時間がかかるものだ」といった誤解は、ちゃんと伝えるべきでしょうね。
さらに最後に見ている人の多いサイト=トラフィックの高いサイトにするための、サイトプロモーションについて説明しています。

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社会起業家の志と改革者のコアコンセプト


先日、ご縁があって会社でお付き合いのあるベンチャーファンドの定期報告会に参加した。毎回、六本木の東京ミッドタウンで開催され、様々な起業家の方やベンチャーを立ち上げた方々とも交流出来た。

その中で少々変わったビジネスを展開している方のご紹介があった。「フォレスト・プラクティス」とおっしゃるその企業は障がい者ではあるが有資格者の方々を雇用し、企業に派遣するオフィスマッサージ「手がたり」という事業をされている。
このオフィスマッサージは、血行改善によりメンタルヘルスに効果があるという事もあり、様々な事業者に契約が取れていると報告されていた。先に「有資格者」と記した様に国家免許を保持されていることで、治療行為が可能となる。無資格者による単なる「リラクゼーション」ではない。このあたりが差別化要因という事になるだろう。

私が何より気になったのは「社会起業家」という言葉である。この「社会起業家」の本質とは、Wikipediaによると「社会の課題をビジネスの手法で解決するもの」とある。慈善事業だったり援助事業という事ではない。

ビジネス手法で解決するのであるから、当然「お金」を稼ぎ、ステークホルダーに便益を還元しないといけない。何よりもサービスや商品を買った人から満足してお金を頂けること。働いた人に働きに見合った賃金をお支払いする事。そして何よりも事業体としてきちんと成り立つこと。この3つは企業運営の基本原理で、何ら特別な事はない。


そういえば、全くの偶然だが、別のベンチャーインキュベーション組織の定例会で「株式会社マザーハウス」の方のお話を聞く機会を得た。この会社も社長自らが「社会起業家」としてバングラディッシュを舞台に工場を立ち上げ、日本で「かわいいバッグ」を販売するモデルを立ち上げている。
近いうちに大きな展開をしていくといった話をしている中で、社会起業家という面だけでなく社会改革者という面だけでもなく、1ベンチャースピリッツとして以下の様に語っていた。

途上国から世界に通用するブランドをつくるという理念を基本として、今まで途上国にある人材・素材の可能性を拡大し、援助ではなく産業として育てる事を進めてきた。バッグを販売するにあたり、こうしたストーリーをいかに伝えるか・伝えられるかが成否を左右すると思っている。 そして、世界に通用するブランドを作るというコンセプト、ではプレマーケティングなどのビジネス開発手順を踏むという事が大事かも知れないが、小さい会社にとっては、そうした手順を省いてでも早く失敗しておく必要がある。つまり、フロンティアのプライドは失敗するリスクを取ること、にある。
ソーシャルアントレプレナー(社会起業家)という位置づけや、その背後にある数々のストーリーが、厳しいビジネスの様々な条件を緩和させる効果があるとすれば、それはベンチャー企業の戦略なので、とてもいい生かし方だと思う。 また起業者という立場でなくとも、社会(世界)の問題をビジネスで解決する例は他にもある。

本ブログでも以前にダッカの例「沸騰都市ダッカはスゴかった」を取り上げた、これもBrac銀行のビジネスを通じた経済成長の物語である。これも社会(世界)の課題をビジネスで解決を目指すものであった。


そうした「熱い」言葉の中で以前に以前に呼んだ本に関連した内容をお話されていたので、引用方々ここで紹介したい。上杉鷹山という江戸時代の米沢藩主の話である。知っている方や多くのWebページに解説があるので、ここでは詳細を割愛する。
中でもその中の言葉に改革を進める者の基本的なコンセプトが記されている。

「藩主になった鷹山が米沢入りしたとき、初めて見る荒れ果てた領内に彼は絶望的な気分となり、何気なく駕籠の中にあった煙草盆の火の消えた灰皿をかき回した。そして埋もれていた火種を見つけた。「冷たくなっているようでも、底には火種が残っていた。それはこの米沢藩でも同じだ。残っている火種が新しい炭に火をつける。その新しい炭火がさらに新しい火を起こす。そういう繰り返しで藩政改革の火が大きく燃え上がらないだろうか」。鷹山はこう考えて江戸から一緒だった家来たちに火種から炭に火を移す姿を示し、「おまえたちが火種だ。心の中にある改革の火種を、それぞれが新しい炭、つまり他の藩士や領民に移してほしい」と訴えたという。 小説 上杉鷹山

こうした2つのお話と1つの話がフュージョンされて、私の誤解も含めたそれまでの考えがようやく分かってきた。

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リーダに求められるグローバル化の視点


随分と前から「国内市場の伸びはもう期待出来ないので海外市場へ展開する」といったメッセージが様々な企業から発信されている。具体的に発信しなくても、結果としてそれを目指している事が分かるストーリーもある。

考えてみれば、伸び盛りと言われた携帯市場も、機器普及の意味では飽和状態を迎え、もう機器としての機能差別化は難しいだろう。いよいよサービスの時代を迎える、と思っている。

その意味で、このDeNAのビジネス展開は非常に興味深い。今こそ米国の携帯「サービス」市場が立ち上がるチャンスなのだろう。
ニュースソース:DeNA米国法人、アバターを使ったモバイルコミュニティサービス「MobaMingle」開始(CNET Japan:2008/09/16)

さらに(カテゴリは異なるものの)日本の元気なベンチャー企業も、本場のシリコンバレーに殴りこんでいて、かなりの成果を挙げた模様だ。
ニュースソース:Tonchidot狂騒曲、ザ・ビデオ

先ほどの携帯「機器」という意味ではドコモ/au/Softbankも同じ事情を抱えていると思われ、そのままでは(これまでの様な)成長性は望めない。その意味でアジア・アフリカをターゲットとした展開をしないといけないのでは?と素人ながら思う。実際にドコモに関する報道ではインド進出について記されている。
ドコモに関するニュース:ドコモ、印タタ傘下の携帯事業者と出資交渉=関係筋(ロイター:2008年9月10日)

それ以外にも周辺も見渡すと、もうグローバル展開に舵を切らざるを得ない産業が結構ある事に気づく。主にハードウエア(一部ソフトも含まれる)がメインの展開となっているが、これは自動車産業の例を考えれば、適当なベンチマークが国内に存在する事も(情報源としては)助かるのではないだろうか?

世界市場へアクセル踏むトラック業界:NBonline(日経ビジネス オンライン:2008年9月12日)
TOTOが欧州市場に参入、10年後に売上高500億円目指す(ロイター:2007年12月14日)

ここから言える事は、当然の帰結として、今後の企業戦略ではグローバル展開を前提として考え、行動して行かないと、成長性は見込めないという事である。

一方で、既に世界展開している世界に冠たる日本の自動車メーカーや電機メーカーも、そう単純な戦況ではなさそうだと、クロサカ タツヤ氏の「韓国製ディスプレイで溢れる欧州」で記している。既に勝っていると思っている「先発組」さえ苦戦を強いられていて「国内市場がほとんどない韓国」の様に、世界展開が死活問題である「背水の陣 組」との差があるのかも知れない。

この時期ニュースを賑わしている、政権党のリーダを決めるこの時期に、くだらないボス猿論理よりも真剣に議論すべき課題だと思う。

私は自民党員ではないのだが、こうしたグローバル化が必須という視点から言えば‥

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印刷される広告にも味わいがある


この夏一番の広告を選んだという記事がAdAgeに掲載されていた。英語のニュアンスが掴めないと、恐らく意味が分からなかったり、面白みが分からないかなぁと思って見ていた。

For this look at the Best Ads of Summer 2008, MRI Starch considered 694 one-page and two-page ads with a minimum of 50 words. It then selected the top ads in each of 12 major categories. All selected ads were thoroughly read by over half of those who initially noticed the ad.
【意訳】2008年夏のベスト広告のために、MRI Starchは最低50語以上がある694の(1ページか2ページ構成の)広告を考慮しました。そして、12のカテゴリにおける最高の広告を選択しました。選択されたすべての広告は、広告に気付いた人の半分以上によって徹底的に読まれる結果となりました。
See What Print Ads Worked Best This Summer
【意訳】この夏一番の印刷広告を見よう

Pict2
それで実際に見てみると、言葉やニュアンスが分からなくても、けっこう意味が分かって面白いものもありますね。こういった広告は、私見で言うと「万国共通」という感じを受けるけど、特に勝手に私が選んだ2つは、万国共通に見えます。

この左の広告は「夏のバカンス」がキーワードである事はすぐに受け取れます。絵柄はいかにも欧米の雰囲気が漂いますね。

次の広告はもっとストレートに意図が見て取れるので、直感的だと思います。

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全国学力テスト − 測定したなら評価するのは当たり前


全国学力テストという全国一斉のテストが行われ、その結果を市町村別に公表すべきか否かで、大阪の知事と教育委員会とで揉めているらしい。一部の知事も市町村別に結果を公表したいという意見もあるという。 ソース:全国学力テスト:市町村教委、成績公表要請に波紋 文科省、当面は静観

これだけ大騒ぎになる理由が、あまりよく分かっていないのだが、全国学力テストの実施方法や詳細に何かあったのか? ひょっとして、そもそもの目的が曖昧なのか、そのあたりから紐解く必要があるのかも知れない。

Wikipedia:によると、世界に対する学力低下が懸念され、2007年から小中学校の最高学年全員を対象に行われる「全国学力・学習状況調査」となっている。
目的も「児童生徒の学力状況の把握・分析、これに基づく指導方法の改善・向上を図るため、全国的な学力調査の実施など適切な方策について、速やかに検討を進め、実施する」と2005年に閣議決定した事に基づくものとの事。

全国テストする事によって、ものすごい量の懸念点がWikipediaだけでも散見される。つまり、差別を生むとか、塾通いが進行するとか、私立校の不参加が問題だとか、山ほど指摘されているものらしい。

今年度の結果は、県別のものでは様々なサイトに公表されているが、必ずしも「進学塾の多い首都圏の学校は順位が良い」というステレオタイプでの結果とはほど遠い。秋田県が相当良くて、私の住む神奈川県はどちらかと言うと低い方だ。

だからと言って教育委員会に対して、神奈川をあげろとか短絡的に言うつもりはない。

私が言いたいのは、計測したなら、その計測結果から得られた結果から、改善のための仮説を立て、それを遂行すべき。2007年の遂行結果があるなら、その「仮説」を、この結果を持って「検証」すべき。という当たり前の事だけ。

もし、秋田県が良い方法(仮説)を実施したなら、他県(特に神奈川県や横浜市)の教育委員会と県や市議会議員はその仮説立案の方法と考え方/遂行方法を学んでほしい。意味があるのかないのかよく分からない海外視察するより、余程成果が想定出来る。

大阪府知事が(というかワイドショー系ヒステリックな一部メディアが)騒いでいるのを見て、もう一言言うなら…

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驚くほど正しい顧客にリーチする方法


マーケティングに関して為になるコラムを提供しているセス・ゴーディンのブログだが、今回は驚いた。ゲリラ的だが、まさにファン(正しい顧客)に対してリーチする方法を記していた。

What if your new rock group appeals to fans of the B52s? Or if your new book is just perfect for people who like Brad Meltzer? If you have a CD or a book or an idea that will appeal to a certain psychographic, it might not be so easy to reach just those people.
【意訳】あなたが仕事で担当する新しいロックグループがB52s(注:ロックグループ)のファンの好みに合うと思った場合、それらの人にアピールするにはどうしたらいいでしょうか? また、あなたの担当する新しい本が完璧にブラッド・メルツァー(注:サスペンス作家)好きの人達と合致しているとしたらどうでしょうか? ある顧客層の好みに合うCD、本またはアイデアがあっても、まさにそのターゲットとなる人々に届けるのはそれほど簡単でないかもしれません。

Dave came up with a super idea: go buy a bunch of B52s CDs. Then list them (brand new!) for sale on Amazon and eBay. Price them ridiculously low, like a dollar. The only people who are going to buy a copy are focused fans. Then, when you ship out the CD, include your new CD in the box as well. You've reached exactly the right people (purchasers! who spent money! who are fans!) at exactly the right moment. Why not include two or three in the box? Fans know fans, and they like spreading the good stuff around.

【意訳】デーヴは最高のアイデアを思いつきました。沢山のB52sのCDを買いに行きます。そして、今度は販売するために、それら(新品の!)CDをアマゾンとeBayに登録します。はじめは1ドルのようにばかばかしく低い値を付けておきます。コピー商品を買う様なところにファンが集中しているのです。 そして、CDを送るときに箱の中にあなたの新しいCDを入れてください。あなたはまさに正しい瞬間に、まさに正しい人(これを買った人です!ファンはだれですか!)にリーチした事になります。なんで箱に2枚か3枚入れないんでしょうか?ファンの人はファンを知っています、そして、彼らは良いものを広げるのが好きなのです。

Reaching the right people(【意訳】正しいお客にリーチする方法)

この荒業には驚いた。マーケティングやプロモーションを立案する際に、顧客像を明確化するために、ペルソナという具体的な人物像を描くだろう。そのペルソナがここで言う「正しい顧客」なのだが、その立ち回り先に商品を届ける確率が、その広告宣伝活動の成功指標となる。

そういう意味でこの手法は思い切り正しいマーケティング/プロモーション作戦という事になる。

無償でプレゼントする事についての投資対効果(ROI)については、次の様に語っている。

MJ points out that the few mainstream publishers that promote their books spend $10,000 or more on ads that don't work. Putting a book into the hands of 1,000 perfect fans may be a far smarter investment.
【意訳】MJは、それらの本を促進するために、数少ない主流の出版社が、効果のない広告に1万ドル以上を費やすと指摘します。 1,000人の完全なファンの手に本を渡すのは、はるかに効率的な投資であるかもしれません。
Reaching the right people(【意訳】正しいお客にリーチする方法)
先に記した通り、顧客像となるペルソナに宣伝効果がどれほどあるのか?がROIとなるが、かなり高い確率の宣伝効果となりうる、という事になる。

では、それを逆に商売にしたらどうだろうか?

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実は顧客宛の従業員宛メール


自社が提供しているサービスや製品に何かしら問題が発生した場合、企業の広報や(代表して)社長がお詫びをするという事があるだろう。
どうしても誠実味が感じられないのは、やはり いかにも「広報室が作りました」というお詫び文である。最近は社長のメッセージとするためにサインを付けたりといった流行がある様だ。

一方でこれを見た社員やステークホルダーはどう思うのだろうか?きっとお詫びのメッセージだとすれば、何かしら済まないといった気持ちになるだろう。社長は社内向けに別のメッセージを発信しているかも知れない。
Sn330225

カリスマだから出来る「従業員宛」なんだけど顧客向けメッセージの、しかもカッコいい例があった。アップル社のスティーブ・ジョブスCEOの発信したメッセージがそれだ。

iPhone 3Gと同時に「mobile me」というサービスを提供開始したのだが、どうも安定しないサービスらしく、評判が良くない。良くないどころか、ネットには沢山のクレームが溢れている。

そうした状況に対して、CEOが発信した社員向けメールは、決して社員の意気消沈を生むのではなく、きっと解決して見せるという形になっている。

(最初のmobile me の状況部分は割愛)

We are taking many steps to learn from this experience so that we can grow MobileMe into a service that our customers will love. One step that I can share with you today is that the MobileMe team will now report to Eddy Cue, who will lead all of our internet services – iTunes, the AppStore and, starting today, MobileMe. Eddy’s new title will be Vice President, Internet Services and he will now report directly to me.
【意訳】私たちは、MobileMeを、私たちのお客様がとても好きになるサービスに育てられるように、この経験から学ぼうとしています。私が今日あなたと共有できるワンステップは、MobileMeチームが現在私たちのインターネットサービスのすべてをEddy Cueに報告するということです。 iTunesとAppStoreと今日始まるMobileMe。 Eddyの新しい役割は副社長となり、インターネットのサービスと彼は私の直属になります。
Full Steve Jobs MobileMe e-mail

体制変更で責任者を明快にしている部分は、従業員のみならず、それを覗いた我々も(そのカリスマ性で)ある程度納得してしまう。

移行では、さらに、強い意志を従業員に見せています。

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毎日.jpの「祭り」に見るFiremanの必要性


先日のエントリに毎日.jpの事件の爪あとの深刻さを記した。
ある日の新聞に掲載されている広告が、全部その新聞社のものだったら異様なはずだが、それが毎日.jpで起きたという話だ。

今回は毎日.jpをどうこう言うつもりはない。大きな企業ほど、こういう事態になる可能性が高いのだから、企業のリスク管理上まじめに取り組む必要があるはずだ。

大手コンサルタントや(そこが連れて来た)怪しげなネット評論家の話を聞く前に、自社でする事があるだろう。そのあたりを考えてみたい。

「ゼロスタートコミュニケーションズ 専務取締役で“炎上アナリスト”を自称する伊地知晋一氏」が「<毎日新聞報道問題>おわびは「若手ねら〜社員」に任せろ 」に全般的な解説を(インタビューに答える形で)掲載している。

なかでも「まずは自社で行うこと」の観点で見ると、色々な事が分かってくる。
・誰が?

特殊な層ではなくフツーのネットユーザーだ。会社の若手・中堅社員の中にもいるはず。
<毎日新聞報道問題>おわびは「若手ねら〜社員」に任せろ

どこの会社にもいる、普通のネットユーザの協力を仰ぐという事が第一。

・何を?

記事内容に対するクレームは以前からあったようだし、まとめサイトを案内・誘導するコピペが2ちゃんねる内で5月ごろからよく張られるようになった。こうした動きを社内で察知していた人はいたはずだ。
<毎日新聞報道問題>おわびは「若手ねら〜社員」に任せろ

上記の社員ユーザが異常を感知した時に、どこに連絡するのか?連絡する先と連絡する基準を明確にした方がいいだろう。上司に口頭で伝えても、上司が理解出来なければセンサーにならない。

異常事態を検知し、確認されたら、会社のリスク管理体制に従って判断・行動する事になるだろう。
ただし、いくつか注意点がある。

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日本から「チャンビー」が生まれないのは萎縮感覚があるせいでは?


なぜ日本から「チャンビー」が生まれないのか」という、クロサカ タツヤ氏のコラムを読んで、ちょっと"iPod vs. Walkman"議論の延長のようなステレオタイプに見えたので、TB向けにエントリを書いてみる。

肝心の「チャンビー」についてだが、会社で部下が「チャンビー」を買って喜んでいた。ちょっとオジサン世代化している私は、それがどれくらい面白いのかあまり理解出来なかったのだが、それでも面白いと思う人は1割ぐらいいるんだろうとは思った。

通常、「1割の人向き」では市場に出しても割が合わないと考えるだろうが、これは単なるドメスティックな感覚。「世界中の1割の人向き」と考えると、ひょっとして‥という規模感になる(気がする)。

何で「世界中の1割の人向き」と言うかと言うと、こういう手合いのものを好きになる層は、何となく世界中に一定の比率でいる気がするから。米国内のみで販売されているものを、わざわざ日本で買おうという人がいるくらいだから、という「何となく感覚」で言っている。

まぁいずれにしても「肌感覚で市場規模を詠む」という部分が、経営者層には必要な部分もあると思う。意外なヒット商品というものの生まれる背景には、そういう部分が多いと思う。
「ベンチャーでもないのに、よくこんなもののGOサインを経営者が出したなぁ」というアレである。

 両者に共通しているのは、誰でも考えつくし、技術的にも難しくないということだ。だからこそ、ちょっとしたアイディアやヒネリを加えれば、それこそ子供にも使えるような安価さで、多くの人が楽しむことができる。そうしたおもちゃがこれまでは日本から続々現れていたはずなのだが、一向に登場しないばかりか、海外から続々出てくるということは、ひょっとすると日本はおもちゃさえも作れない国になっているのではないか。
<中略>
技術があるのに作れないというのは、むしろ病巣の深さを示しているとも言える。

 課題の1つは、枯れた技術たちを最終的に1つのモノとしてまとめる、インテグレーション(統合)技術の不足にあるように思う。あるいはそれは単に技術というよりは、統合することで何を生み出したいかという目的意識、あるいはどう統合すれば楽しくなるかというアイディアのことなのかもしれない。要素は揃っているのに最終的にモノ化できない、というのは、つまりそういうことだろう。
おもちゃに見る創造力の喪失

ここでは個別の技術的に問題はなくとも、インテグレーション技術に問題あり、と断じているが、私は技術的な難易度やインテグレーション技術に本質的な問題はないと思っている。

冒頭にも書いているが、以下にその理由を記してみる。

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位置ベースのSNSは5年後に3500億円市場!?


日本でのソーシャルネットワークの代表格と言えば、モバゲーとmixiだろう。そのmixiも、その利用メインは携帯経由ということで、要するに「日本のSNSは携帯からの利用がメイン」と言い切っていいだろう。

携帯端末は「どこでも使える」という事で、どこでもPCの欧米とは少々異なる、日本独特のSNSの使い方なのかも知れない。それはともかく、「どこでも使える」は「どこで使っているか?」という位置情報と組み合わせると、もう1次元面白さが加わる気がするのだが、そんな位置情報とSNSとの関係で、調査会社ABI Researchのとあるレポートが話題を呼んでいる。

According to a rather speculative report by research firm ABI Research,location-based social networks like Brightkite, GyPSii, Pelago and Looptcould reach revenues as high as $3.3 billion by 2013. The report,however, also warns that the business models might differ from what most analysts are expecting today. According to ABI research, most of these networks will make their money from licensing and revenue-sharing with network providers or handset manufacturers.
【意訳】調査会社ABI Researchによるかなり投機的なレポートによると、Brightkite、GyPSii、Pelago、およびLooptのような位置のベースのソーシャルネットワークは2013年までに売上約33億ドル(3500億円)ぐらいとなるかもしれません。
しかしながら、一方でレポートは、ほとんどのアナリストがビジネスモデルは今日の予想と異なるかもしれないと警告しています。 ABI Researchによると、これらのネットワークの大部分はネットワーク内の提供者(キャリア)か携帯電話メーカーと共に収入をシェアするでしょう。
<中略>
Still Limited(未だ限定的)
While we have little doubt that mobile social networking will become a big market in the future, today's reality is still rather bleak. Because of the limitations in the current hardware and software implementations, a lot of the location-based social networks like Loopt, WhosHere, Pelago's Whrrl, and others feel limited and at times rather gimmicky.
【意訳】私たちには、モバイルソーシャルネットワーキングが将来大きい市場になるという事に疑問はありませんが、今日の現実はまだかなり程遠いものです。 現在のハードウェアとソフトウェア実行における制限のために、Loopt、WhosHere、PelagoのWhrrl、および他のもののような多くの位置のベースのソーシャルネットワークが制限され、時にはかなり「見かけ倒し」であると感じられます。
<後略>
Location-Based Social Networking to Generate $3.3 Billion by 2013?

さらに面白い指摘が「SILICON ARREY INSIDER」にありました。

Location-based mobile social networking is just getting started in the U.S., and there's a lot of hype surrounding it. But will that hype turn into dollars? 【意訳】位置のベースのモバイルソーシャルネットワーキングは米国で既に開始しています。そして、その周辺には沢山の誇大広告があります。 たはして、その誇大広告はお金に変換できるのでしょうか?

Research firm ABI Research predicts the nascent industry will turn into a $3.3 billion market worldwide by 2013. Where will that money come from? Location-based mobile advertising "holds a lot of promise," notes ABI analyst Dominique Bonte, in a statement. But "the current reality" suggests licensing and subscription revenue-sharing -- like Loopt's recent deal with Verizon Wireless -- the most likely near-term revenue streams.
【意訳】調査会社ABI Researchは、初期の産業が2013年までに世界中で33億ドルの市場に変わると予測します。 どこから、そのお金は来るでしょうか? ABIアナリスト ドミニク氏は、位置のベースのモバイル広告が「大きな見込みがある」と述べています。 しかし「現在の現実」はベライゾンWirelessとのLooptの最近の取引のように、最もありそうな短期間収入源として、利用料のシェアを示しています。
<中略>
More interesting to us: Whether today's location-based mobile social networks -- like Loopt, Whrrl, etc. -- will be able to outlast more established social networks like Facebook, MySpace, Twitter, and maybe LinkedIn, once location becomes a feature on those platforms.
【意訳】我々にとって、興味深いこと: 今日のLoopt、Whrrlなどのような位置のベースのモバイルソーシャルネットワークよりも、位置情報が一旦プラットホーム上の特徴になると、Facebook、MySpace、Twitter、および恐らくLinkedInのような、既に確立したソーシャルネットワークより長らえるでしょう、
Location-Based Mobile Social Networking: A $3.3 Billion Market In 5 Years?

後半の「本当に位置情報が特徴になれるのであれば、既存のSNSが取り入れてもっと面白くなるはずだ」という部分が、市場規模よりも現実をよく見ている気がしました。

例えば、現在位置情報をウリにしているSNSサービス会社も、ある種のブームとか「それは面白いね!」などといった特定の世代を捕まえることが出来れば、Facebook, MySpace, LinkedIn などのメジャーSNSに「会社を買ってもらえる」可能性が出来るというわけです。

さて、日本に置き換えると‥

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クチコミの数値的裏付け


ネット上の新しい潮流とか、人々の新しい試みなどを紹介する時に、やはり数字を持って話をするのとしないのとでは、その伝わり方とか真実っぽさとかが全然違うと思います。

しばらく人前でプレゼンする機会がないのですが、そうした機会が多少でもある時にはネタ帳として、必ず「事実となる数字」をメモしておくことにしています。例えば「2007年3月から開始された…」と書いても、それはそれでいいのです。

さて、ネット上のクチコミ/評判について、様々なデータを集めたものを見つけたので、ここにシェアしておきます。

発見元記事

The Fresh Chat blog has compiled a list of great word of mouth marketing stats, and was even kind enough to include the research sources. This is a fantastic post to bookmark and remember the next time you need to prepare either an internal or external WOM presentation, preach the power of word of mouth to clients, or just to keep in your back pocket to show off your word of mouth marketing smarts.
【意訳】Fresh Chatブロッグは、すばらしい口コミマーケティング統計リストを編集し、研究元データを含んでいるほど親切でもあります。これはブックマークに追加して、あなたが、内外のWOM関連プレゼンテーションの準備をする必要がある時に口コミのパワーをクライアントに説くように使うか、またはあなたのクチコミマーケティングに感する知識を見せびらかすためにまさしくあなたの後ポケットに入れておくべき素晴らしい投稿です。
Get Your Word of Mouth Marketing Stats

そして参考となる記事
The Power of Word of Mouth

ここでは(ちょっと強引ですが)意訳を付けてピックアップした内容を転載してみます。


According to a global Nielsen survey of 26,486 Internet users in 47 markets, consumer recommendations are the most credible form of advertising among 78% of the study’s respondents. (Nielsen, “Word-of-Mouth the Most Powerful Selling Tool”)

47の市場での2万6486人のインターネットユーザのグローバルなニールセン調査によると、消費者による推薦は研究対象の応答者の78%のにおける最も確かな形式の広告です。 (ニールセン、「最も強力な販売がツーリングする口コミ」)

Online social network users were three times more likely to trust their peers’ opinions over advertising when making purchase decisions. (“Social Networking Sites: Defining Advertising Opportunities in a Competitive Landscape,” JupiterResearch, March 2007)

購買を決定にするとき、オンラインソーシャルネットワークユーザは広告に関してSNSメンバの意見を3倍信じると思われます。 (「ソーシャルネットワーキングサイト: 市場勢力図の中で広告の機会を定義する」JupiterResearch、2007年3月)

Consumers trust friends above experts when it comes to product recommendations (65% trust friends, 27% trust experts, 8% trust celebrities). (Yankelovich)

製品のリコメンデーションとなると、消費者は専門家よりも友人を信じます。(65%の人が信用できる友人を、27%の人が専門家を、8%の人が有名人を信じるとしています) (ヤンケロビッチ)

When asked what sources of information they are “very likely” to consult before making a decision about their entertainment options, 62% named Web sites with user reviews as their top choice, even beating out a knowledgeable friend (59%). (Marketing Sherpa, July 2007)

決定する前に消費者はどんな情報筋を参考にするか、彼らのエンターテインメント系の選択に関して、「非常にありそうである」と答えた人は、62%は記名式のウェブサイトのユーザレビューでウェブサイトと答え、59%は非常に知識のある友人となりました。 (マーケティングシェルパ、2007年7月)

64% of consumers reported wanting to see user ratings and reviews, based on a study of 5,000 online shoppers. (Forrester, 2008)

64%の消費者は、5,000人のオンラインショッパーの研究に基づいてユーザ格付けとレビューを見たいと報告しました。 (フォレスター、2008)

71% of online shoppers read reviews, making it the most widely read consumer-generated content. (Forrester)

消費者が発生している内容を最も広く読ませて、71%のオンラインショッパーはレビューを読みます。 (フォレスター)
The Power of Word of Mouth

まだまだ数値を伴った、プレゼンでぜひ使いたい「事実」は続きます…

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匂いも広告に使う時代


最近はちょっとご無沙汰だが、映画館へ行くと必ずポップコーンを買って鑑賞する。キャラメル味などの甘いものではなく、ごく普通のバター味である。ある意味で、私の中ではこのポップコーンの香りと、映画は密接に結びついている。

人間誰しも5感とか6感とかあるので、視覚や聴覚に割と偏った広告以外の刺激を、広告材料とする時代が近い。そんな感じのする記事が、広告系媒体AdAgeがあったので、思わずエントリを書いてみた。

A company called Cinescent is giving marketers the chance to pump out the scent of their brands in German theaters, where it first tested the technology for Beiersdorf's Nivea. For the test, a specially made 60-second spot showed a typical sunny beach scene, with people lying around on deck chairs or sunbathing on towels while waves crashed and seagulls cried in the background.
As people wondered what the ad was for, the scent of Nivea sun cream permeated the cinema, and a Nivea logo appeared on screen along with the words "Nivea. The scent of summer."
【意訳】
Cinescentと呼ばれる会社はドイツの劇場で、ブランドの匂いを汲み出す機会をマーケターに与えています。そこでは、最初にBeiersdorf(訳注:ニベアのメーカー)のニベアがないかどうか技術をテストしました。 テストのために、特に人工の60秒のスポットは典型的な日当たりのよいビーチ場面を示しました、人々がデッキチェアの周りに寝転がったり、波がクラッシュするシーン、タオルの上に日光浴していて、カモメがバックグラウンドで鳴く、といったシーンです。
人々が、広告が何のためのものであるかと思ったとき、ニベアSUNクリームのにおいはシネマを透過しました、そして、ニベアロゴは「ニベア」という言葉と共にスクリーンの上に 「夏のにおい。」として表示されました。
What's That Smell in the Movie Theater? It's an Ad

結果として出口調査では、匂いなしに比べて商品認知度が515%も向上したとか。さらにそれを今後ドイツからイギリスへ持って行く予定とのこと。(イギリスにおいては、映画興行は総合的には上向きとの事。)

昔から匂いの再生は広告やコンテンツの未来像として出てくる内容なので、これは色々な形に活かさない手はないなぁと思うと…

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企業運営のオンライン・コミュニティーを失敗させる3つの方法


日本では企業の主催、もしくは運営しているオンラインコミュニティはあまり聞いた事がない。これは主催する側も、変にクレームなどを恐れているという事と、利用側も(色々な意味で)ネットに慣れておらず、建設的な場に出来ず、時に単なるクレーム窓口と化してしまうからかも知れない。

そういう意味では利用者側のネットに対する習熟度が低い、と言ってしまえばそれまでだが、それとは逆に、運営する企業側の問題として、そもそも人がいないオンラインコミュニティというものがある。それは、時にその企業にとっては逆効果になりかねないのである。

オンライン・コミュニティに関して、一緒に仕事をしたことがあるWebプロデューサは、よく「寂れたコミュニティほどみっともないものはない」と言っていた。全くの同感である。

The Wall Street Journal「Why Most Online Communities Fail(【意訳】なぜほとんどのオンライン・コミュニティーは失敗するか)」という記事が掲載されていた。

今後、企業にとっては成長するネットの位置づけを変えざるを得ないと思うが、そのときにブランドロイヤリティ目的で、コミュニティを運営する事になった際には参考になる先進事例かも知れない。

【意訳】 ビジネスのための最近のホットな投資のうちの1つは顧客がブランドに密接になったと感じるためのオンライン・コミュニティーに対するものです。しかし、ほとんどのこれらの努力は、ほとんど人が訪れない飾りだけのウェブサイトを作る事になります。問題:ビジネス側は、コミュニティー自体ではなくオンライン・コミュニティー自身が提供できる価値に注目しています。
エド・モーラン(オンライン・コミュニティーと100を超えるビジネスに関する研究をちょうど終えたDeloitteコンサルタント)によると、驚いたことではないが、これらのサイトは顧客と誘導を得られませんでした。研究によると、オンライン・コミュニティの35パーセントは100人未満のメンバーしかおらず、25%未満のオンラインコミュニティは1,000人を超えるメンバーを持っています。
これらのビジネスの6%はそれらのコミュニティー・プロジェクトに100万ドル以上を費やしました。「心をかき乱すほど多くのこれらのサイトは失敗します」とモーランが私たちに伝えます。
Why Most Online Communities Fail
【意訳】なぜほとんどのオンライン・コミュニティーは失敗するか

米国という先進事例でも35%が失敗で、成功しているかも知れない1,000ユーザ以上を見ても25%しかいないという事だ。

この記事の続きでは、この失敗事例からしてはいけない事=失敗するためにする事、という観点で3つの指摘をしている。(ここではタイトルを捻った関係で、逆説的に失敗するための方法として書く)

1. 技術的/オプション機能を重視して巨額の開発費をかけろ
そう、何にせよ人の目を引くオプション機能、気の利いたサイドメニュー、技術的なアドバンテージを追い求めるべし。「最も最新の機能は○○で…」などと聞いたら、大枚叩いてでも導入すべし。間違っても、潜在的なコミュニティ・リーダーに協力を求めたり、人的ネットワーキング技術の高い人を仲間に入れたりしてはいけない。

2. オンラインコミュニティサイト運用者を置くな
もし運用者がどうしても必要なら、パートタイムの社員を当てて、片手間でやればいい。マーケティングやブランド、カスタマーロイヤリティなどを知っている人間を当ててはいけない。

3番目が最も簡単な決めごとだけで済むことである…

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Amazonがリビングルームになる日


リビングルームの王者であるテレビの主権は、現時点ではアナログ/デジタル問わず「テレビ番組」となっている。PCで過去の番組やYouTubeを見たりする事も増えているものの、やはりPCではその増加には限界がある。

このブログでもよく引用しているのだが、Read/Write/WebにAmazonの破壊的ビジネスモデルの話が掲載されていた。

【意訳】AmazonオリジナルのビデオストアであるAmazon Unbox(訳注:米国以外では提供されていない)は(Appleの)iTunesと同じく買った情報(音楽やビデオ)を自分のパソコンにダウンロードする必要がある。
多くの人にとっては巨大なファイルをダウンロードするのが目的ではなく、中身を見たり聞いたりしたいだけなのだ。そこでAmazonは新たなビデオ市場に打って出た。それはその情報をストリーミングで提供するというものだ。これは勝ち馬券になるのだろうか?
No More Downloads, Amazon Moves Its Online Video Store To The Cloud

ここでのポイントは、著作権管理の関係で、iPodもそうだが特殊なハードウエアが必要となり、情報そのもの(音楽やビデオ)をユーザが保持し続けなければならない点の解決になるという事にある。

ダウンロードしたり、保持したり、特殊なハードを使ったりというのではなく、ブラウザそのままといった形で利用可能となるのである。またIPTV(*1)の時代になれば、まさにレンタルビデオ店がテレビに内蔵されるという話になる。

さらに、ハイスピード・ワイヤレス・インターネットという世界が、もうすぐそこまで来ている事から考えて、iPodさえもその存在を陳腐化させる破壊的モデルなのではないか?

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人事を尽くして天命を待つ


先日のエントリ「Web2.0バブルを乗り越える方法」では、現時点のWeb2.0サービスでは儲けにならないので、その基盤を生かして先日ビジネスユースに展開することで、ビジネス面での収益が見込める。という話を書いた。

ちょっと夢のない話かも知れないが、楽しいサービスや沢山の人が使ってくれるのだが、ビジネスとして成り立たないばかりに姿を消すサービスも出てくるだろう。

だが、ユーザが付いたという事は、そのサービスアイデアは少なくともいいのかも知れない。問題はビジネスモデル(マネタイズ)のアイデアである。

ならば、そのアイデアをユーザから頂けないものか?そう考えるのも無理はない。

Seesmic(Michael Arringtonが同社の投資者の一人)のCEO、Loic Le Meurが読者アンケートで、あなたがうちのCEOだったら利用性を高めるために何をするか、と尋ねている。回答は、Seesmicのビデオやブログのコメント、Twitter、Friendfeedなどいろんな形で大量に押し寄せている。回答の内容は、辛口の皮肉から長い長い企画書までさまざまだ。でも意外なことに、ほとんどが、まともで参考になる意見だ。
Seesmic―大量のアンケート回答の中に貴重な経営資源を見つける

意外と参考になると書いてあるが、昔からユーザの声を生かして育った会社は沢山ある。それをネットでもやってしかるべきなのである。
もし、自分のやる事(人事)を尽くしていないのであれば、まずそれを尽くすべきだろう。いきなりお客様の声(天命)を待ってはいけない。それでも神(お客様)の声を真摯に聞き、それを懇切丁寧に会話しながら商品に生かしていく。
ネットに限らず王道だろう。

それが特に欧米で盛んなのだろうが、日本だって捨てたもんじゃない。まだWeb2.0なんて全然話題にすらならないけど、ブログなどが出てきてネットが変わりそうな雰囲気がある時代に、ユーザが企業のことを考える大イベントが行われている…

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新幹線ガール − 「好きこそものの上手なれ」の証明手順書


ちょっと前のベストセラーを(中古で値が下がったからというわけではないが)読んでみるというのをやっている。流行っている時代背景などがあるのだろうが、それでも純粋に面白いものは面白いはず。

さて、表題の本だが、この本のストーリーとしては、以下の3要素が合体したすばらしい本だと思う。
1. 「好きこそものの上手なれ」という言葉は真実だという事が明らかになる本
2. 自分のやるべき事を見つけるためのロールモデル探しに参考になる本
3. 顧客ロイヤリティとは何か?考えさせる本

そして、この本のメインテーマだが、自分が何故その仕事に向いているのか、どうしたらそれが分かるのかが順を追って書かれている。働く事への不安や勇気が必要な事、長続きするだろうか?といった心配に対して「まずは好きなんだと思ってやってみる」感じがとても素直で壮快だ。

梅田望夫さんの「ウェブ時代をゆく」の中に「ロールモデル思考法」という紹介がある。そこには自分の好きを発見する事の難しさと、その難しい事にいかに試行錯誤を繰り返して見つけ出すのか?根本的に「好きな事」を何故見つけ出さないといけないのか、が説かれている。

その一番のやりかたとして「人生のあらゆる局面に関するたくさんの情報から、自分と波長の合うロールモデルを丁寧に収集する」とある。本書でも、アルバイトから正社員に応募する時に「その仕事の嫌いなところを探してみる」とロールモデル思考法を実践している。

新幹線のパーサーには、お客様によってサービスの差をつけるなんて事はあり得ません。「自由席だろうがグリーン席だろうがお客様には変わりない。どんなときでも相手が誰でも同じように最高の接客をしなければならない」 研修でもそう学びましたし、実際に先輩もそうしています。お客様を大切にするところ、そして現場で働くパーサーたちが会社に意見を言えるような雰囲気が好きでした。何より、お客様との触れ合いが心から楽しいと思えます。「楽しく仕事ができる」というのはなにごとにも替えがたいことです。
新幹線ガール 第六章 フリーターから P162 より
お客様との触れ合いが何より好きというのは、その後の「顧客ロイヤリティとは」を考えさせるシーンでも生きてくる。その顧客ロイヤリティを醸造するシーンでは…

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Web2.0バブルを乗り越える方法


Web2.0のコンセプトは非常に素晴らしいもので、それまでのWebの世界と今後の大きな方向性を示した(ている)と思う。

一方でマーケティング用語的に使われている側面もあり、そうしたスタートアップ企業達は、驚くほど沢山のサービスが生まれては消えていった。

第二のGoogleを目指していたが、Googleは膨大なトラフィックからビジネスモデルを発見した貴重な企業な事は確かである。だが、他の企業は未だビジネスモデルが発見出来ていない。

「広告モデル」という非常に危なっかしいモデル、ある意味でWeb1.0的なビジネスモデルに頼っていては、それこそ「Web2.0バブル」と呼ばれ兼ねない

Everyone seems to want an answer to the question "When will Web 2.0 startups start making money?" The implication is that unless we can answer the question, the "bubble" of Web 2.0 will burst and all of us who believe in this stuff will be revealed as fantasists. The fact is, it's incredibly hard to make money as a Web 2.0 startup aimed at consumers.
【意訳】みんな「Web2.0スタートアップ企業はいつお金になるのでしょうか?」という質問の答えを求めている。そこに含まれる意味は「Web2.0というバブルがはじけ、これを信じてきた私達が皆、夢想家とされるということです。 実際には、Web2.0スタートアップ企業が消費者相手にお金を稼ぐのは非常に難しいのです。
The real business model for Web 2.0: corporate clients
【意訳】Web2.0の本当のビジネスモデル:法人市場

しかし、Web2.0のモデルからマネタイズに成功している企業は存在する。それはソーシャルアプリケーションと呼ばれる分野で、技術的には決して先端ではないものの、法人を顧客としたサービス群である。

上で紹介したエントリでは5種類の企業向けサービスについて紹介している。

1.Listening.(顧客の声を聞く)
ここでは顧客コミュニティを(企業向けに)提供をするビジネスモデルと、様々なコミュニティ(いわゆるCGMとかソーシャルメディア呼ばれる場所)から顧客の声を拾い上げるビジネスモデルが含まれる。

2.Talking. (顧客と対話する)
顧客対話はとても難しい領域。企業の顧客向けサイトの構築、ネット上のキャンペーンを実施するといったビジネスモデルが挙げられる。

あと3つを紹介する前に‥
ここまでの企業向けサービスを見て分かる通り、Web2.0的なサービス構築技術を使って、企業向けに顧客リレーション機能を提供するモデルである事が分かる。

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最近Macが流行っている


私事だが、PowerBook G4(Titanium)というパソコンから、最近 MacBook Proというパソコンに環境を変えた。同じMacintosh(マッキントッシュ)いわゆる「マック」である。 私もこの業界に長いので、MacやWindows及びunixやLinuxといった利用歴だけでなく、歴史や因果関係は一通り知っているが、不思議とマックは馴染みやすい気がする。 私の周りのいわゆる技術者(デベロッパ)でも、マック利用者がとても多い。

そんななか、米国市場でもマックの出回り方が目立って来たらしい。


So he went to an Apple store. The clean, simple and friendly experience convinced him it was time to consider a Mac, and now, six months after his first MacBook purchase, he has added a desktop Mac Pro and another MacBook Pro. (You can read more about his experience on his blog, www.davidalison.com.)
<中略>
And Mac sales overall are strong. Its market share has been growing steadily for several years, and now stands at more than 7% of all U.S. PC shipments, according to IDC's first-quarter 2008 calculations, up from 6% at the end of 2007. That's a growth rate of 51% year over year. The industry-average growth rate for that same period was 5%, said IDC analyst Richard Shim.
【意訳】(マック嫌いだった人が)アップルストアに行き、とてもきさくで気に入った。その6ヶ月後彼は最初のMacBookを購入した。その後デスクトップのMac ProとMacbook Proを買った。(このあたりの経験は彼のブログで読める)
<中略>
マックの売上げは強力で、マーケットシェアはここ数年確実に伸びている。現時点では米国市場の7%となっていて、2007年度の6%から確実に伸びている。その成長率は昨年は51%にものぼり、業界平均成長率である5%をはるかに上廻っている。
More Consumers Make the Switch to Macs
【意訳】沢山の消費者がマックに変えている


iPodやつい先日発売したiPhoneといった製品から、マックに切り替える動機になっているのかも知れない。また、記事中ではマイクロソフトのWindows Vistaがとてもダメで、みんな古いWindows XPを使い続けていて、マックが先進的に見えてしまう、という要因も指摘されている。

一般ユーザはそうした「使いやすさ」が大事だろうが、プロとなると基準はある程度違ってくる。次に紹介する米国の成長度のとても高い企業は100%マック利用者と言っている。

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その2秒をお客様のために


お昼時の飲食店は本当に忙しそうで、声をかけるのもかわいそうな時がある。本当は、お客を遠慮させてはいけないのだろうし、お客も躊躇してはいけないのかも知れない。が、見るからに忙しそうな店員には、ちょっとした共通点がある様に見える。

客「すみません」
店員「ちょっとお待ち下さい」
この客と店員の発言時間差は1秒に満たない。つまり店員は客に何か言われたら第一声として「待て」と言うのである。

先日から読んでいてなるほどと思う事の多い、セス・ゴーディンのブログに以下のようなエントリがあった。

Sometimes, busy people need to remind themselves (and us) how busy they are by shaving off the last two seconds of what would otherwise be a pleasant interaction.

At a restaurant yesterday, the maitred, who is paid to be busy, looked up our name in the reservations book and then said, "over there against the wall," while he pointed. He repeated this approach with at least three other parties.

How much longer to say, "Welcome, we'll be ready for you in just a second. Would you mind waiting over there please?" Amazingly, saying that while smiling takes precisely the same amount of time.
【意訳】時々、忙しい人達は自分を忘れて、お互いに心地よい最後の2秒さえも削ろうとしている。
昨日、レストランで支払いの対応に忙しい店員が、予約帳の私の名前を確認すると、「そこの壁の前」と彼は示した。そしてその後少なくとも3組はそうした対応をしていた。
どうして「いらっしゃいませ、お待ち申し上げていました。ちょっとそちらでお待ち頂けますか?」と言えないのだろうか?驚く事にそれを笑顔で言っている時間も結果として同じなのだ。
Two seconds

そう、その2秒が絶対的な何かを生んでしまうのだと思いました。

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北京オリンピックは壮大なクロスプラットフォーム効果測定実験


織田さんのAd Innovatorで知ったのだが、Nielsen調査による米国における各種メディアの利用率調査が発表になっていた。

概要
・自宅でテレビを見る:月間127時間(一日あたり4時間!)
・インターネットでビデオを見る(要するにYouTubeを見る?)が月間2時間
・携帯電話でビデオを見る(これもYouTube?)が月間3時間余
Nielsen Reports on TV, Internet and Mobile Usage among Americans

中身を詳細に見ると、年代を追う毎に従来のテレビ放送の受信者が多く、インターネット利用者は35歳以上の利用が高く、モバイルは若年層が多いという結果だ。

こうした調査結果がこのタイミングで出るというのは、やはりどんなにインターネットが隆盛でも、TVメディアパワー健在を示さないと、この夏の世界スポーツイベント「オリンピック」の中継料に合点が行かなくなる。

そのオリンピックの放映についてだが、米国では今回NBCが中継するらしいのだが、そうした「マルチプラットフォーム」の参照パターンについて調査するらしい。


Understanding viewers
The project will help advertisers and NBC "begin to understand how the viewer is thinking cross-platform," said Alan Wurtzel, president-research, NBC Universal. When sports fans can get updates and alerts via mobile device, watch an evening event while out at a bar, look at streaming web video and, yes, just watch good ol' TV, they will "experience [the Olympics] across a variety of platforms at different times of the day, depending on your life," he added.
【意訳】この(NBCのマルチチャネル配信)プロジェクトはNBC自身と広告主が人々がどの様にクロスプラットフォームでメディアを使うかという点について大変参考になる。
NBCの調査局長は「スポーツファンがモバイルメディアで最新情報をアラートで受け、(スポーツ)バーで夕方のニュースを見て、(インターネットの)ストリーミングで見て、(古き良き)テレビでも見る、というオリンピックの体験を多種類のクロスプラットフォームで人々が見る、と語っている。

Where Will We Watch Those 3,600 Hours of Olympics?
【意訳】我々はこれらオリンピックの3600時間をどこでどのように見るのだろう?

まぁ、要するにこれだけメディアが沢山叛乱してきて、多くのメディア参照者がどの様にクロスプラットフォームでメディアを使い分けるのか、まだメディアも広告主も分かっていないという事なのだ。

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ネットを制するものは国を制する


アメリカ大統領予備選の勝者の一人であるオバマ氏は、ネット戦略が非常にうまくやっていて、勝因の1つであるとともに、今後の選挙戦略に関して重大なトレンドを作ったと思う。

大統領予備選に見る、米国最大の広告宣伝作戦」という私のエントリでは、そのネット上の戦略展開を「広告展開作戦」の1つとしての分析記事を書いた。ちょっとポイントをまとめると‥


(1) UGCの圧倒的な勝利:FacebookとMySpaceで1億人、YouTubeでも圧倒
(2) TVキャンペーンはシンプルなメッセージ「Change」中心
(3) 選挙キャンペーンとリンクした寄付集金システム

つまり、ここでのポイントは何と言ってもFacebookの友人1億人である。そこにはFacebookの創業のうち1人がキャンペーンに参加している事が大きな要因のようだ。

Last November, Mark Penn, then the chief strategist for Hillary Rodham Clinton, derisively said Barack Obama's supporters "look like Facebook."
Chris Hughes takes that as a compliment.
Hughes, 24, was one of four founders of Facebook. In early 2007, he left the company to work in Chicago on Obama's new-media campaign.
去年の11月に、マーク・ペン(ヒラリー・クリントンのための当時の主要な戦略家)は、オバマ候補の支持者が「Facebookのようだ」と嘲笑的に言いました。 クリス・ヒューズ氏はそれを賛辞として受け取りました。なぜなら、24歳のヒューズ氏はFacebookの4人の創設者のひとりでした。 彼は2007年前半にFacebookを退社し、シカゴでオバマ候補のニューメディアキャンペーンに取り組んだからです。
Obama harnesses power of Web social networking
(【意訳】オバマ氏はWebソーシャルネットワークの手綱を握った)
記事では、こうしたニューメディア特に草の根運動のベースとなるソーシャルネットワークがなければ、キャンペーンは全くうまく行かなかっただろう、とヒューズ氏が語っている話が続きます。

こうしたネットを制する仕組みや方法はすぐにコピーされてしまうのでしょう。実際にはこうしたキャンペーンの各種技術自体は、2004年のハワード・ディーン候補の時に開発されたそうです。

そして、こうした圧勝の要因であるインターネット上の展開は、Blue State Digital社がこうした各種プロモーションの仕掛け人らしいのですが‥

この会社の現在や将来はともかく、この会社が政治的なプロモーターとしての実績を持つ人との「繋がり」があるという部分。つまり、先の新しい技術を「発明」したハワード・ディーン候補の参謀との繋がりという部分がポイントかも知れません。

オバマ氏がこの会社を選んだ時点である程度勝率が読めてしまっていたのではないか?と思ってしまうのは私だけではないでしょう。

From each presidential election emerges at least one consultancy credited with gaming the system in a new way: Political operatives who made their bones trying to get their candidates elected include Roger Ailes (Nixon) James Carville (Clinton) and Joe Trippi (Howard Dean).
いずれの大統領選からも、新しい方法でゲームを作ったシステムを持ったコンサルタントが、少なくとも1人はいます。その彼らの候補を選出しようとする戦略を作った政治活動家としてロジャー・エールズ(ニクソン陣営)・ジェームス・カービル(クリントン陣営)とジョートリップル(ハワード・ディーン陣営)があげられます。

This time around, it looks as if the winner will be Blue State Digital, the firm behind Sen. Barack Obama's ubiquity/dominance on the Web (1 million Facebook friends, $200 million raised online).
今回は、まるで勝者がBlue State Digital社(オンラインで2億ドルと、100万人のFacebookフレンドを集めた、オバマ上院議員の委託会社)であるかのように見えます。

Not surprisingly, there's a direct connection between Blue State and one of the previous pioneers of presidential campaigns: All of its founders learned at the knee of former Dean campaign manager Joe Trippi.
当然ながら、Blue State社と以前の大統領選キャンペーンのパイオニアのひとりとのダイレクトな繋がりがあります。Blue State創設者は皆、元ディーン陣営で選挙事務所長だったジョートリップルに学びました。

Among its achievements: Blue State built Obama his own social network, MyBO, which has 850,000 users and has organized 50,000 events. And they've done all this, BusinessWeek reports, while only billing the campaign $1.1 million.
この業績の中でBlue State社は自身のソーシャルネットワークに85万人のユーザがいて、5万回のイベントを組織化した陣営をオバマ氏に作りました。 BusinessWeekは、キャンペーンに110万ドル(1.2億円)かけていたと報告しています。
How Obama Won The Internet: Blue State Digital
(【意訳】オバマ氏はどの様にインターネットで勝利したか)

こうした歴代の大統領選で活躍したプロモーターの血筋というかブランドや技術を受け継ぎ、さらにそれを進化させているという点がとても面白いと感じました。

つまり、これは大統領選挙時に開発された技術を、Blue State 社を通じて一般のWebキャンペーン等をメインにした民生に適用されているわけです。

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インターネットがプロモータになる時代


2006年あたりだったと思うが、出張でサンフランシスコに行った時に、サンフランシスコ空港からBARTという地下鉄に乗り、ダウンタウンの中心にあるPowell Stという駅で降りた。(サンフランシスコ名物のケーブルカーの発着駅もこの近くにある)

その時、地下鉄から地上に出ると、一人サックスで音楽演奏をしていた。いわゆるストリートミュージックである。かなり上手で、時差ボケの頭でちょっと聞いていてBARTのお釣りをチップした。
その夜、チャイナタウンでの夕食後にホテルへ戻ろうと街を歩いていると、スティールドラムの演奏をしている人がいた。これもかなりのレベルだった。

前置きが異常に長くて恐縮だが、音楽が街にあふれている感じがあって、なんだかとても羨ましかった

このブログでも音楽産業自体の動きを書いているが、1つの流れとしてCD/レコードセールだけではダメになってきて、むしろCDは衰退の一途を辿るのは避けられず、CDはプロモーションの位置付けとして、ライブで稼ぐビジネスモデルが台頭する気配を書いた。(音楽媒体の変遷は意外と早いかも」「やっぱり音楽はライブが大事」「音楽のビジネスモデル・イノベーション」「音楽でも顧客体験の時代)

そんな中で、いわゆる「辻ライブ」を契約する動きが書かれていたので、軽く紹介がてらインディーズ音楽の新しい形を考えてみたい。

元記事
Where To Make Money In Music: Hotel Lobbies, Grocery Stores
(【意訳】音楽はどこでお金を得るか?ホテルのロビー、食料品店)

Once, indie labels spent a lot of time and energy courting DJs, independent promoters, and record store managers to get exposure for a new release. Now, they're courting grocery stores, hotel chains, and movie theaters.
【意訳】 かつて、インディーレーベルは新版のプロモーションのためにDJや、独立しているプロモーターなどに売り込むのに多くの時間とエネルギーを費やしました。 現在、それらは、食料品店、ホテル・チェーンと映画館になっています。

As the Journal points out, once, the corporate deal was anathema to the indie artist. Now, it's pretty much standard practice for those that have any hope of eeking out a living from making music.
Muzak, which handles music for Courtyard lobbies, used to be the place good music went to die; now, it's an important venue for exposing consumers to new music.

【意訳】Journalが指摘するように、インディーズの芸術家にとってかつて、企業との取引は呪われていました。 現在、それは音楽を愛して演奏する生活という望みを持っている人にとっては一般的な習慣です。
ミューザック社(ロビー等のBGMに使われる)は以前、良い音楽が死ぬ場所でした。 現在、それは、新しい音楽に消費者を親しむための重要な場所になっています。


Where To Make Money In Music: Hotel Lobbies, Grocery Stores


単なるBGMでなく、ミュージシャンが演奏する「辻ライブ」が、例えば近所のショッピングモールやホテルロビーで演奏される機会が増えれば、音楽好きの一人としてはとても喜ばしい事という気がします。

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不機嫌な職場 協力的社員を集める過程でプロジェクトの成否が分かる


先日、「不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか」の書評として、気が付いた点をエントリとして書いた。 「Google成功の秘訣はOfficeから出さないこと」のエントリに紹介したようにお互いを知らない事をなくすことから始めるという私案を呈したが、実は日本型成果主義の議論も相まって、各所で議論が起きているらしい。

例えば、「ポスト成果主義 スタンドプレーからチームプレーに」というタイトルで日経ビジネスNBonlineでは特集を張っている。

様々な識者による意見は門外漢の私でも色々と考えさせることが多い。単に日本型成果主義が原因だというだけでなく、様々な企業がその課題に取り組んでいる様がよく分かる。

その中の1つ、「“不機嫌な職場”は変えられる」ではちょっとした気づきを得られた。

 チームワークが改めて重要になっているのは、個人プレーの行き過ぎだけが理由ではありません。これはどの産業にも言えることですが、顧客のニーズが高度化して、求められる商品やサービスのレベルが非常に高くなっている。当然、1人では作れないので、チームで開発しなければならない。
<中略>
 例えば、「今度こんな面白いプロジェクトをやります」といった情報が同社のイントラネットの掲示板に掲載される。すると、世界各地から参加希望者が殺到します。そこで参加者を募った人がデータベースなどを使って希望者の技術的な強みなどを調べるわけです。
<中略>
つまり、ほかの社員の仕事に積極的に協力しなければ、仕事がなくなって会社を辞めざるを得なくなるわけです。
“不機嫌な職場”は変えられる

つまり、プロジェクト発足時に参加希望者を地域・組織横断的に募集する。その過程で非協力的な社員はだんだんとフィルタリングされていくというのが要旨である。

ここで意外なプロジェクト成否要因がある事に気づいた‥

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セス・ゴーディン流 ビジネス書の読み方


セス・ゴーディンと言うと「パーミッション・マーケティング」「バイラル・マーケティング」などのマーケティング界の有名人なわけですが、その人の本は以前に「紫の牛を売れ」を読んだことがあります。

そのセス・ゴーディンが、ブログで「How to read a business book【意訳】ビジネス書の読み方」というタイトルのエントリを書いていて、ちょっと面白かったので紹介。

このエントリの最初の部分がちょっと味がある。つまり、ビジネス書を読むのは手品の本を読むのと同じに読んでいないか?ハウツー本ではないよね?という書き出しだ。

【意訳】 私は手品の本を読むのが好きだ。私は手品はやらないし、うまく出来ない。しかし手品の本を読むのは楽しい。どのようなタネによって手品が行われるのか、効果的な見せ方とか笑顔でテクニックを見せるとか。ちょっとしたアドベンチャーの気分になれる。

多くの人はビジネス書を読むとき同じ事ではないだろうか?ケーススタディとか内情調査や例示とか、輝くような実績を持つ起業家や成功したCEOとか素晴らしい売上実績の想像を沸かせる。

これがハウツー本とビジネス本との大きなギャップである。このギャップとはモチベーションである。ガーデニングの本はあなたに何かさせようとはしない。

How to read a business book

で、それはともかくビジネス書を読むときの3ヶ条が書いてあったので、意訳を試みてみる。

1. Decide, before you start, that you’re going to change three things about what you do all day at work. Then, as you’re reading, find the three things and do it. The goal of the reading, then, isn’t to persuade you to change, it’s to help you choose what to change.

読む前に、あなたが一日の仕事で3つのものを変えると決めてください。 次に、読んでから3つのものを見つけ、それを実行してください。 読書の目標があなたを変化するように説得しないことであり、あなたが何を変えるかを選ぶ事の助けになります。

2. If you’re going to invest a valuable asset (like time), go ahead and make it productive. Use a postit or two, or some index cards or a highlighter. Not to write down stuff so you can forget it later, but to create marching orders. It’s simple: if three weeks go by and you haven’t taken action on what you’ve written down, you wasted your time.

(時間のような)価値ある資産を投資するなら前進してください。さらに生産的にしてください。 Postitを2~3とインデクスカードまたは蛍光ペンを使用してください。あなたが後でそれを忘れることができるようにものを書き留めるのではなく、行動できる様にを作成するのことが大事です。実はそれは簡単にチェックできます。つまり3週間が過ぎた後、あなたが書き留めたことを実行していないなら、あなたは時間を浪費したという事です。

3. It’s not about you, it’s about the next person. The single best use of a business book is to help someone else. Sharing what you read, handing the book to a person who needs it... pushing those around you to get in sync and to take action--that’s the main reason it’s a book, not a video or a seminar. A book is a souvenir and a container and a motivator and an easily leveraged tool. Hoarding books makes them worth less, not more.

これはあなたの事ではなく「次の人」に関してです。ビジネス書のただ一つの最善の利用方法は他の誰かを助けることです。あなたが何を読んだか共有して、誰かそれを求めている人にそれを渡すのです(周りの人に勧めて同調を得たらアクションする、それがビデオやセミナーでなく、本である主な理由です。本はお土産であり梱包であり動機付けであり簡単な投資です。本の買い溜めは、それらの人にとって悪い事はなくむしろいいことです。

How to read a business book

読み前の心構え読んでいる最中に行うべき事、そして自分自身のためでなく他の人のために行うべきこと。その3つが大切という事でしょう。

このうち「読み前の心構え」はなかなか難しいですが、自分自身のためでなく‥の部分は実はよく見かける行為です‥

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燃料高騰とインターネット


最近のガソリン価格の上昇にはちょっと驚かされる。高校生の頃に第二次オイルショックが来て、1リットル100円ぐらいだったのが、一気に倍ぐらいになってバイト代から大枚をはたいてバイクを満タンにした記憶がある。
最近のガソリン価格にはそれ以来驚かされたことはなかったが、今回もすごい。

だいぶ不謹慎だが「ガソリン価格が上がると(車の利用を控えて)環境にはいい」という意見もある。それとは別に「インターネットの父」と呼ばれるヴィントン・サーフ氏が「【意訳】急騰するオイル価格はインターネットを後押しする(Soaring oil prices could boost Internet)」と書いている。

【意訳】 急騰するオイル価格は世界経済へ影響しているが、Internetの効果を示すことは出来る ビデオカンファレンスや他の電子的メディアを使う事で出張しない様にしている。また計算能力として車や飛行機のルート最適化による省燃料化になっている。
Soaring oil prices could boost Internet

補足的ではあるが、ReadWriteWebではその記事を受けて以下の様に記している。

【意訳】 事実、在宅勤務の需要は燃料高騰同様に伸びている。全ての仕事が自宅から出来るわけではないが、ある研究では米国の全労働者が在宅勤務可能である場合、53%のホワイトカラーが週に2回在宅勤務するだけで、年間3800万ドル(4億円)低減出来る。

そしてWebがどうそれを助けるか?より多くの在宅勤務者とのコラボレーションをするマーケットが出来るという事になる。Google Docsをはじめとしたオンラインアプリが在宅勤務者の手助けになる。
Vint Cerf: High Oil Prices Could Help the Web

つまりは、ムリして(自動車で)会社に行くよりも、在宅で出来る仕事とインターネットの環境が整備されているだろうから、多少の給与削減があっても、在宅勤務もいいのでは?という論調である。

しかし一般的な世間の動向としては、燃料費高騰により給与や様々なコスト、特にIT系のコストがカットされ始めているのではないか?

So I was talking the a CEO of one of our portfolio companies today. He runs an enterprise software company, and we were reviewing his pipeline. During our conversation, he mentioned that he lost a $12,000 sale because of fuel prices. Yes, that's right -- the price of gasoline is now impacting enterprise software sales.
【意訳】とある投資先会社である企業向けソフトの会社のCEOと先日話していて、彼と一緒に輸送路の見直しを行っていたところ、彼はその打ち合わせ中、燃料高騰により12000ドル(125万円)の商談を失ったと言っていた。そう、燃料高騰は企業向けソフトへも影響しているのだ。
Gas Prices Hit Software Sales
恐らくはこのソフト会社は企業向けソフトを「売る」タイプだったのだろうなぁと思っている。

そう、関係なさそうなこの2つを結びつけると、インターネットの利用の仕方が変わりつつある状況で、この燃料高騰が後押しすることになるのではないか?という事だ。利用の仕方が変わるとは‥

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Facebookのイノベーションから学べること


今や飛ぶ鳥を落とす勢いのFacebookですが、ちょっと前から利用していて最近感じるのは「Facebookはプラットフォームである」という事。例えばFacebookの(自分の)HOME画面からブログにポストしたり(BlogIt)、文書作成をしたり(ZoHo)、もちろんFacebook本体機能ではない他のコミュニケーションツールを使ったりといった事が出来る。

また、世界的なコミュニティが沢山あり、その多くは自分の(Facebook上の)友人が入った事によって知ることが多い。入ってみると意外と面白いものだ。

さて、こうしたmixiを代表的にイメージされるソーシャルネットワーキングサービスとは一味違った展開を見せているFacebookのイノベーションを隣接する領域が学ばない手はない。

ここで紹介する記事は、AlwaysOnというITやマーケティングを中心としたサイトの「【意訳】ケーブル会社はFacebookから何を学べるか」と題した記事です。米国でのネット接続は大抵ケーブル会社(Comcastなど)経由で接続するので、そういう意味では日本のISPでの参考となる考え方かも知れません。

【意訳】 あなたが1500億円の価値を認めるか否かは別にして、Facebookは2つのイノベーションを起こしていて、それがソーシャルメディアの位置付けを大きく変えている。1つは個人の情報フィード、2つ目はプラットフォームのオープン化だ。

1つ目の個人の情報フィードはLinkedInのようなサードパーティに使われ、「Lifecasting」と呼ばれる企業群が創造されている。
2つ目のオープンプラットフォームは、1万を超えるアプリが開発され、まるでソーシャルネットワーキングアプリ界における培養棟の様になっている。

・TV視聴フィード [展開事例]
我々はデジタルTVの時代に突入している。ケーブルTV会社は我々が見てる番組などを知るべきだろう。つまり、それはあなたの特性を記録した上で、友人が見たTV番組をリコメンドするなどの方法での活用が可能だ

・プラットフォームの(てこの)力 [展開事例]
壁の中の景色を見せる代わりに、セットトップボックスにデベロッパ(開発者)が利用可能なAPIを用意したらどうなるか?BluetoothやWiFiにより様々な機器が接続可能となり、あなたのPCや電話及び自動車のAV機器に至るまで、同期していくでしょう。

ケーブル会社は、こうした無視出来ない傾向を(逆に)利用して、社会的なメディアスペースとしていく機会があるという事です。中抜きする技術ばかりを追っていると、自身の破滅につながって行きます。

What the Cable Companies Could Learn from Facebook

繰り返しになってしまうが、Facebookの2つのイノベーションである、オープンフィードとオープンプラットフォーム。この2つのオープン戦略が他及び隣接業界への展開、つまり水平展開できないものか?というのが今回の御題という事になる。

この水平発想とは?

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進化しすぎてガラパゴス化した時に真の敵が来る


先日「日本は先に行き過ぎてガラパゴス化する?」というエントリで、特異な市場環境によって携帯機器産業はガラパゴス化したのではなく、(特異な市場環境である事は事実だが)ユーザのニーズと技術レベルが高い次元で融合して3G携帯の全面展開という状況となり、要するに「早く行き過ぎてガラパゴス状態に見える」状態となったのではないか?と書いた。

こういうエントリを書く背景には、勿論iPhoneの上陸がある。上陸という言葉自体が島国的でアレだが、テクノロジ系のメディアでの期待感はかなり高い。このiPhoneについては私も高い期待を持ってエントリを書いた。
(3エントリでは、「iPhoneを触ってみると」では操作性を、「iPhone狂騒曲」ではアプリケーションを、「iPhoneを売るキャリアは単なる土管になる」ではプラットフォームビジネスについて記した)

さて、話を戻して3G携帯だが、国内メーカの弱体化、市場縮小ではないか?という懸念、高機能だが特異市場で世界に売れないというジレンマ、そんなメーカの弱体化(や弱体戦略)に警告となるかも知れない記事があった。

 約4億台の販売台数を誇るノキアにとってみれば、日本市場など無視してもよさそうなものだが、競合メーカー幹部は「日本だけに普及した高機能端末が、世界で当たり前となり、日本市場が異質な市場ではなくなったうえ、国内メーカーの弱体化が目立ち始めたため」と、その理由を推測する。

 二艘の“黒船”は、国内携帯端末メーカーの事業撤退・再編を加速することになるだろう。
国内携帯端末メーカー、真の敵はiPhoneではなく「ノキア」
(ダイヤモンドオンライン 2008年6月28日号)

確かにノキアは少ない数だが日本市場にも出ていて、世界的にはソフトも含めた先進的な機能を提供している。

例えばノキアのWidsSetsは、iPhoneのアプリの様に自分で好きなものやよく使う機能などを自分の携帯メニューに登録して使うモバイル向けWidget(ウィジット)を提供している。(この機能自体は無料)iPhone同様にデベロッパ(開発者)向けの各種機能提供も行われている。

日本のiモードのような、独自のアプリというよりも、PC向けインターネットサービスと同様のものを使うという形式である。さらに‥

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グーグル(Google)におけるスタートアップのジレンマ


インターネット業界では細かい事でもGoogleのネタは大きく取り上げられる。
以前のエントリ「Google成功の秘訣はOfficeから出さないこと」に書いた様に、その「昼食無料」ネタのシェフだけでも十分ネタになったわけです。

ここでは、Googleを辞めてMicrosoftへ転職するという人の話が、Techmemeの上位に掲載されていた、という話です。なぜ「悪の帝国」の様に言われるMicrosoftにGoogleから転職するのか?

端的に結論から書いてしまうと、Googleはもう既に十分大きな会社だが、Google自身が自分を大きな会社という認識がなく、そうした意味でMicrosoftと比較してみると欠けている部分がとても多い。

ではスタートアップの魅力を持ち続けているのか?というとFacebookやFriendFeedといった会社に比べて「熱い」スタートアップ企業ではもうすでにない。

そんなギャップを見たり経験して、経験豊かなシニアエンジニアがGoogleを去って、Microsoftに転職していくという事だ。

【意訳】
マネジメントがうまくなされていない。特にプロジェクト管理とマネジメントだ。マネージャはマネジメントに関してかなり課題がある。

プロジェクト管理は、人の目を引くプロジェクトが優先され、それが素早くリリースされるという効果の一方で、バグの発生が絶えずテスタの概念さえもない。
The GOOG->MSFT Exodus: Working at Google vs. Working at Microsoft


つまり経験のあるシニアエンジニアから見た、GoogleとMicrosoftの比較は以下のような事でまとめられる。

【意訳】
「Googleなんてくだらない」
1. 工学的でない
2. 既存の経験は無視(開発者見習いみたいに雇います)
3. Microsoftは全てがしっかりしている(ちゃんと管理されている)
Microsoftは組織化された開発工程などを持っている「プロの方法」で仕事をしている。一方でGoogleは幼稚園に似た楽しみに満ちた職場だ。
The GOOG->MSFT Exodus: Working at Google vs. Working at Microsoft
これはある種の「スタートアップのジレンマ」ではないだろうか?

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沸騰都市ダッカはスゴかった


NHKで放映されている「沸騰都市」シリーズは、変化の著しい都市について特集していて、特に21世紀に入りいよいよ高度成長を見せ始めた途上国の都市の様子が面白い。 恐らくは高度成長期の入り口に立った日本(東京)も、きっとこれくらいエネルギッシュで、前途には希望だけが存在して、頑張れば絶対に成長出来た時代だっただろう。

特に6/22に放映された、沸騰都市 第3回 ダッカ“奇跡”を呼ぶ融資は、抜群に面白かった。きっと60年くらい前の東京の人達は、希望だけが前にあるという、感じだったのかも知れない、と思った。

Brac銀行の仕組みが素晴らしく、5人組に無担保融資を実施。事業資金として使わせ、小額づつ返済させる。これにより商売の仕入れが廻ったり、小さい事業規模でも始める事が出来る。さらに、それが雇用を生み、さらに成長する事ができる。
ある意味で本当の「お金の使い方」を見た気がした。

インターネットの効用は説くまでもないが、ダッカにおいての情報格差はそのまま収入格差となり、貧富の差となる。このインターネットを展開しているのが、bracNETである。
このBracNETの出資者でもあり、世界的なレベルで活躍されているのが、『21世紀の国富論』を書かれた原丈人氏である。私も読んで、これはとんでもない人だなと思ったものだった。

実は、この原丈人氏にお会いした事があり、ご活躍は知っていたものの、その活躍の影響度を知らなかったので、この番組で目の当たりにして、感激してメールを送ってしまった。(その後、氏からお返事を頂けるという光栄にも預かった)

これはODAとか、そうした発展途上国援助といった20世紀モデルを超越した、イノベーションだと思った。

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音楽産業もお客様を見ないと


日本での展開は遅々として進まない気がする音楽産業のデジタル化ですが、世界的にはCD/DVDの落ち込みが激しい状況との事です。

私の過去エントリにある通り、このあたりの世の中の動きが、CD/DVD販売モデルからライブモデルに移行しつつあるのか?とは思っています。つまりデジタル販売は、ライブのプロモーションであるという位置付けです。
以前のエントリ紹介すると「音楽媒体の変遷は意外と早いかも」ではCD/DVD媒体の落ち込みを、「やっぱり音楽はライブが大事」「音楽のビジネスモデル・イノベーション」では収益の中心軸がCD/DVD媒体はおろか音楽の売上でもなく、ライブによる収益が今後の音楽の中心となると記しました

6/18付けヘラルドトリビューン(国際版)記事より

2007年の世界市場での音楽販売は8%落ちて194億ドルとなった。CD/DVDが13%落ちて159億ドル、ダウンロードなどは34%伸びて29億ドルとなった。
<中略>
一方で海賊版や違法ダウンロードが300億ドルに及び、その39%が米国の10代のファイル共有によるものだ。
CD sales falling faster than digital music sales rise
【意訳】CDの売上落ち込みがデジタルミュージック販売向上より大きい件

ステレオタイプな解説がされている様にしか見えませんが、いずれにしても音楽のデジタル配信化、さらにその先になるDRMフリー化というトレンドという存在よりも「公式発表では」違法によるものが大多数となるとの分析です。

【意訳】彼らがいかにインターネットのビジネスモデルに適応していくのか。昨年は DRMを落とすことだけにメジャーは注力した。訴訟のためにコストをかける よりも、ネット上での取引を再考してデジタル販売の伸びを素早く大きく する方がいい。 CD Sales Fall Faster Than Digital Music Sales Rise. Or Do They?
【意訳】CDの売上落ち込みがデジタルミュージック販売向上より大きいって本当か?

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ソーシャルメディアでの活動は自分のキャリアにプラスとなる時代


スタートアップ企業のCMO(最高マーケティング責任者)の条件と題して、以下のような記事があったそうだ。

"Wanted: Chief Marketing Officer for a Web 2.0 startup based in San Francisco. Candidate must have a blog with a PageRank of at least 5 and/or at least 800 followers on Twitter and/or 1500 friends on FaceBook or LinkedIn. Competitive salary, benefits and stock options."
【意訳】サンフランシスコのスタートアップのCMO募集!候補者はブログを持っていて、その(Google)ページランクがせめて5位で、Twitterのフォローする人が800人、FaceBookかLinkedInに友達リンクが1500以上あること。競争力ある給料とストックオプションが用意されている
Wanted: CMO for Startup - Must Have a Good PageRank
【意訳】スタートアップのCMO募集、ただし良いページランクであること

確かにこれくらい有名な人をネットで見た事はあるが、それがスタートアップのCMOとして合っているのかどうかは分からない。恐らく、それだけネット上のパワーを持っているので、それを利用する事を期待しているのだろう。

私の知り合いでも、かなりのパワーブロガーがベンチャー企業の役員となった例を知っている。決してブロガーとしての才能/実力だけで、そうなったわけではないだろう。だが、これからは(さらに)そうしたソーシャルメディアでのパワーが自信のキャリアにとって大事となる時代がやってくる

例えば、これを他の職種に置き換えた時にどうなのだろうか?

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クチコミ効果を計測する5つのシンプルな方法


インターネットでは、様々な新しいマーケティング手法が編み出されているが、一方で数値化しやすいせいもあって流行やブームが発生する一方で、廃れてしまう方法も出てくる。クチコミマーケティングと言うと、人間の心理的に高度な手法という気もする。

クチコミを発生させる手法は色々と論じられたり、一部に実施されているものと思う。ブロガーにサンプル品を配布したり、イベントに招待したりといった、顧客(の一部)を巻き込んだマーケティング手法が一番発想しやすいだろう。

クチコミマーケティングの効果測定」というエントリでも、その効果測定を書いたのだが、意外とシンプルな方法で、自社のブランドや商品に対するクチコミによって発生したトラフィックを計測可能だ、というエントリを見つけたので意訳で恐縮だが掲載してみた。

【情報源】5 Simple Ways to Start Tracking Word of Mouth Traffic

1. リファラーなしのダイレクトトラフィックをチェック
訪問者がどこでURLを手に入れたのか?ブラウザにダイレクトに入力したはずなので、あなたのブランドをより高めることで、このURLダイレクト訪問ユーザは増えていくだろう。
確かにURLダイレクトもしくはブックマーク経由だから、1つの指標としては大事

2. ブランド化されたキーワードによるトラフィックをチェック
訪問者はあなたのURLを知らない状況で、キーワードをたよりにやってきた人達。サーチエンジンのトップに位置づけられるだろう。あなたのブランドに関するクチコミ交流(カンバセーション)が、サーチエンジンからさらに訪問者を呼んでくるだろう。
ここから重要度がかなり高くなってくる。商品やブランドのキーワードでサーチエンジン経由で来ている量がまさに効果となる。このキーワードが頻出する様に交流を生むことで、さらに検索からのトラフィックが期待できる

3. ブログをチェックする
ブログ検索で特定の日付の(特定の単語を検索することで、その関連する)ポスト数を知ることが出来る。Google Alertはそれを予告的に受け取る事が出来る
日付指定でブログに書かれた日とその数をチェックする事で、クチコミマーケティングの効果測定そのものとなる。実際にやるとかなり面倒なので、専門の機能を使う事が多いだろうけど…

4. ブログと他の交流をチェック
有料ツール(Ex. Trackur)により、多くの企業はいかに決定的なクチコミがそのブランドについて語られているか。Trackurはとても有名になりました。あなたはログインするだけで、あなたのブランドの先進的なユーザがあなたのブランドについて語っているか見ることが出来ます。
上記3のステップを多少含むが、クチコミのHUBとなる人がどんなブログを書いているか?といった分析がその後のアクションのキモになるかも知れません

ここまでの方法に加えて最後の5つ目は、最も大事な測定方法だと思う。

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日本は先に行き過ぎてガラパゴス化する?


iPhone発表に関連したエントリ3つを書いたが、日本の大多数の携帯利用者はiPhone以外のi-Mode端末とかSoftbank端末を使っている事には変わらないだろう。 (3エントリでは、「iPhoneを触ってみると」では操作性を、「iPhone狂騒曲」ではアプリケーションを、「iPhoneを売るキャリアは単なる土管になる」ではプラットフォームビジネスについて記した)

携帯サイトを運用している側は、携帯3社のモバイルブラウザの仕様に準じて作成せねばならず、場合によってはサーバの使い分けをしないといけない事になってコスト高となってしまう。

時々見かける広告などで、携帯のURLが「NTT DoCoMo」と「EzWeb」などに分けているのを見かける。自動的にホストが判別する仕組みでないところは、結果として利用者にちょっとした不便を強いていたわけだ。


iPhoneに続くモバイルプラットフォームのイベントとして、Googleが昨年末に発表した Android(アンドロイド)というものがある。
このAndroidにせよiPhoneにせよ、ユーザの目に触れるものは「メディア」として考えねば‥というエントリ「iPhoneにおいてアプリはマーケッターが注目すべきコンテンツである」を書いたが、先に記した通りキャリア毎(機種毎)にサイトの作りが違っては大変だ。3キャリア以上の切り分けをするとなると、携帯サイト提供者自身がお手上げとなる。
これに関連して、ReadWriteWebに、以下の様なエントリが記載されていた。

【意訳】 Androidデベロッパに関心のある事で言えば、AndroidはApcheライセンスなので、携帯電話会社にとって(ある意味)自由に機能を追加削除可能となる。Google自身も携帯メーカ自身が機能を付け加えたり、削除したりできると言っている。プラットフォームがオープンになったので、ユーザも機能を付け加えたり、削除したりできると思っている。

つまり、これはOHA(Open Handset Alliance)等の団体もあるが、Androidアプリケーションの互換性問題を危惧する声もある。

(互換性がないという事は)最悪のシナリオだとして、現状でもモバイルプラットフォームはバラバラな状態であるという事だ。キャリアと電話機メーカが仕様をいじらずにいる、唯一で最も重要なのはデベロッパにモバイルプラットフォームを与えるという目的だけだ。

それはiPhoneと同じWebKit(モバイルブラウザ)を搭載するという点である。ノキアもWebKitを自社のモバイル端末に搭載する予定だし、そのWebKitが唯一で最大のWebアプリケーションの種別を分けずに済むというメリットなのである。
How Google Plans to Win the Wild West of the Mobile Web
(【邦題】どうやってGoogleはモバイルWebの荒野を勝ち抜くつもりなのか?)

そうか、なるほどモバイルブラウザの仕様統一がなされていればアプリケーションの作り方とか機種独特の操作性があったとしてもいいわけだ。

さらに言うと、これは世界的にはWebKitがウェブブラウザの主流になるのではないか?という事を意味しているのか?また日本にとっては新たな「ガラパゴス化」課題が出たのか‥と写ってしまう。

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IT部門の革新(IT2.0)


何でも「2.0」ブームが続いているタイトルだが、「新世代」とか「新○○」よりは何か全体に(怪しくなく)新しくなっている感がある言葉だ。(この部分は完全に個人的な印象だが)

さて、表題の「IT2.0」というReadWriteWebのエントリだが、副題として「How Changing Technology is Having Big Impacts on Business(【意訳】いかに技術の変化がビジネスに大きな影響を与えるか?)」という事で、ここで述べたいのは、2.0ブームでなく色々な面で社会を支えているIT部門に関する影響である。

ギークが大事

This next big shift is on the horizon, but you can see it coming. Today, there still may be plenty of businesses employing "classic geeks" in their I.T. Department, but that's about to change. Don't misunderstand - the world will always need a good engineer, but the I.T. leaders of tomorrow - the ones guiding the business in the use of their computer resources, the ones working with the CEOs to execute the vision and direction via information technology
【意訳】次世代の変革が地平線にあっても、あなたには来るように見えない。今日「古いギーク」であるエンジニアがIT部門に雇用されている。しかしそれは変革のためではない。勘違いしない様に言えば、世界は常に良いエンジニアを必要とし、明日のITリーダはコンピュータを利用する方法についてその人を使う。ギークはCEOと一緒に情報技術を使ってビジョンやディレクションを行う。
IT2.0

他にも「Enterprise2.0」とか「Cloud Services」といった、現在 最も注目を集めているIT分野についての「地平線にある動き」について記されている。社会に与える影響としては「モバイルワーカーの出現」と「自分でコラボレーションツールを使いこなす人達」という2つを例示している。

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Twitterで刺されずに講演する方法


講演のスタイルとしては、講演者がテーマに準じた内容を(自説や各種データなどに基づいて)話を行い、Q&Aのタイミングで視聴参加者から質問をするというスタイルが一般的であろう。

ネット、特にモバイルが普及してからその様相が変わりつつある。ちょっと前に聞いたのでは、パネルに出演している複数の講演者に関する話(議題に沿っているかどうかは分からない)を、参加者がオンラインの「チャット」で行い、パネル出演者が激高するという事件があったらしい。

さらにネットのイベントとしてはかなり影響度の高い、South by South West(略称SXSW)では、そのためにTwitterが大ブレークしたキッカケともなった。

そうした背景の中で、講演者が「Twitterに刺される」という事象が発生してきて、「講演」というもののスタイルも見直しが必要となっている。

ここではN.Y.でのソーシャルメディア関連の講演を前に、筆者が「Twitterに刺されない」方法として、いくつか方法を挙げている。

So with all this focus on social media from "mainstream" marketers, it seems like the perfect time to write about something I've been thinking about since being on an ill-fated panel at SXSW earlier this year ... how to speak at an event where the feedback channel is instant, unfiltered and sometimes brutal.

Not that I'm any kind of expert about not getting skewered (I've had my fair share of negative tweets directed at me), but for any other speakers attending events where there is likely to be an active and vocal "back channel" - here are a few things I've picked up about how to avoid getting skewered (or deal with it if it happens):
【意訳】従って、ここでフォーカスするのは、今年の初めにSXSWの不運なパネル上にあって以来、メインストリームたるソーシャルメディアにおけるマーケッタから、ちょうどいいタイミングに私が考えているものに関して書くようにします...いかに即興のフィードバック・チャンネルがフィルタされずに時々残忍な状況のイベントで話すか?です。

だからといって、私が「刺されないこと」に関するエキスパートであるわけではありませんし、活発な会議で、音声の「Backchannel(バックチャンネル)」があるかもしれない場合のイベントに出席している他のスピーカーのためのエキスパートであるわけでもありません。
ここに、「刺されないように」(あるいはそれが起こる場合、それに対処する)する方法に関して私がピックアップしたものがあります。

How to Speak at a Conference Without Getting Skewered on Twitter

ここでは具体的な6つの方法は本文に譲るとして、いくつか「刺されない方法」で面白いものを挙げてみたい。

3. 聴衆反応に注目‥さらにTwitterのフィードバックに実際に応答することがあなたのセッションに起こります。
4. あなたに関するメッセージを見てください‥TweetScanやSummizeというツールでPickUp可能です。
5. Twitterの内容に応答してください‥最も大きなポイントは答える事です。より多くの信用を買えます。

これはもう"Conference2.0"ですね。聞いている側も随時反応していき、演壇の側もインタラクティブな反応を行い、結果として視聴参加者の満足度が上がる。

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iPhoneにおいてアプリはマーケッターが注目すべきコンテンツである


つい先日、WWDC2008にてiPhone 3Gが発表され、その直前にソフトバンクモバイルからiPhone発売の発表があって、待ちに待った人達には、やっと7/11が来ることになった。

私も昨年発売された(米国版)iPhoneを色々と触ったが、インターフェイスの細かい部分までが革新的で驚いた。
関連エントリ「iPhoneを触ってみると」では操作性を、「iPhone狂騒曲」ではアプリケーションを、「iPhoneを売るキャリアは単なる土管になる」ではプラットフォームビジネスについて記した。

そんなiPhoneだが、アスキーメディアの調査によると、携帯事業社変更が必要な人、つまりNTT DoCoMoからソフトバンクモバイルにMNPする場合としない場合では、購入検討率が51%から31%に下がる。一方でiPhone発売を待っていて、昨年の7月から買い控えをしている人が実に12%もいる事が分かった。

さて、メディア系のマーケッターはこのiPhone及びAndroidをどのように見ているのか?広告系メディアのAdAgeに「iPhoneにおいてアプリケーションはコンテンツである」とする記事が掲載されていたのでこれを考えてみたい。

【意訳版】 「iPhoneにおいてアプリケーションはコンテンツである」 -次世代のモバイルデバイスが来たとき、マーケターはアプリケーションを作成することを考えねばならない。

ここ数週間でgoogle I/OでのAndroid発表やWWDC2008でのiPhoneが発表されて、これからはこうしたiPhone/Android戦争が起きる等と揶揄されているが、どうもポイントがずれている様に思える。
<中略>
我々マーケッターはマーケティングというアングルでこれらを見ないといけない。
これらが目を奪う時、我々はそれの一部でないといけないのだ。
<中略>
モバイルの体験は未だユーティリティやエンターテイメントアプリにフォーカスされているが、3Gのスピードになってもお客さんと広告のスペースとして分かち合うには高価なのだ。今急ぐべきは使うに値するアプリケーションを作る事である。それが広告媒体としての可能性につながっていく。

一方で、あなたがこれらのデバイスに入り込むためには、あなたがアプリのデベロッパになる必要がある。あなたの製品は何か便利な事や小さいスクリーンを生かす何かがないのか?あなたのブランドを生かした、楽しめるゲームに出来ないのか?AppleやGoogleはより多くの人達にカスタムアプリを配布するのだから、それに載らない手はない。

携帯電話ではソフトはコンテンツである。ブランド連携コンテンツならば、あなたの提供する価値は受け入れられるだろう。そうでなければ誰かの作った革新的なキラーアプリのスポンサーになるという手もある。
On the iPhone, Software Is Content

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世代交代が日本の脱工業化を進めるか


各所で話題になっている「10年泥の様に働く」議論。突き詰めて行くと、IT業界 特にソフトウエアにおいて求める成功モデルが何も分からないので、その時点での工業的/土建業的 手法によって仕組みを構築したのだろう、という事。それが「日本式」と呼ばれる少々変わったやり方を生んだと思う。

この手法は確かに「量」を作るのには適していただろう。今は独創性や「質」を問われている。この工業化手法、これだけではダメだ。

 必要とされているのは技術ではなく,プロジェクト・マネジメント能力や調整能力。求められているのはメーカーの人材像ではなく,ゼネコンやエンジニアリング会社のそれだ。
<中略>
 “日本的雇用慣行”は,法律や退職金制度,人事評価制度,取引慣行など様々な制度や慣行,さらには人の意識までが複雑にからみった複合体であり,それを変えることは容易ではないように思える。
<中略>
 日本が変わっていかなければならないとすれば,真っ先に変わることができるのは,変化の激しいIT産業をおいてほかにない。それは働く人間が,個人を押し潰す組織の論理にNOと言うこと,NOと言える力をつけることから始まるのではないか。
学生とIT業界トップの公開対談で胸を衝かれたこと---IT産業を呪縛する“変われない日本”

各所に工業的手法を指標としているため、流れてくるラインの上のモノがあまり変わらない方が安心出来るというわけである。

でも若年層、特に大学を出たばかりの人に話を聞くと、そんなに会社を信用していない。モーレツ世代とは違うのである。

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明日の広告−変化した消費者とコミュニケーションする方法



インターネットの登場、さらにWeb2.0に代表される(例えばブログなど)消費者でもあるインターネット参加者の発信量や、その心理的受容(簡単にいえば、信じちゃうということ)などで、ちょっと前から「広告は変わるのではないか?」「広告がこのままではダメなのではないか?」といった事が言われている。

私自身も実はあまり広告について意識した事はないのだが、強いて言えば「AMNブログイベント第六弾『ブログと広告』に参加」で、カンバセーショナルマーケティング(顧客と語らう)という概念の収穫があった程度である。

さて、今回触れるのは少々話題の本「明日の広告」である。広告業界で長く活躍されている方だけあって、またネットメディアに関しても造詣が深いので、ネット側の私が見てもとても面白く、かつネット側視点で考える事が出来た。

特に首尾一貫しているのは、「消費者をちゃんと見ること」である。これは全てのビジネスに共通している王道である「お客様をちゃんと見る/知る」と同義である。

世の中の変化に対して、既存のフレームワークが破壊され(始める)事件が起きる。既存のフレームワークブレーカーが現れるのである。「明日の広告」での数々のモデル、例えば「マンガ SLAM DUNK一億冊感謝キャンペーン」などでは、読者がどうすれば喜ぶのか?広告というラブレターは受け取られたのか?についてお客さんの事を必死に考える姿勢自信が、フレームワークブレーカーなのだろう。

そして広告の送り手として大事な事が次の様に述べられていた。

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「本当の稽古とは人の稽古を見ること」


通信教育やネット教育のようなものは、長続きしないで辞めてしまう人が多いと聞いた事がある。その原因を何となく考えた時に「学友」の存在がいないからではないか?と私は思っていた。(本当かどうか分からないけど)

やはり、効率性が高い反面、余程の根性がないとなかなか続かないものなのだろう。だが、教室で習っていると、他の生徒のうまい所とか、下手なところを見て、自分で修正を入れていることもある。それがないのも、自分の成長性が分からずに辞めてしまう理由の1つだろうと思った。

さて、先日の朝日新聞にとてもすっきりとした言葉が載っていたので、思わずタイプしてここに共有してしまう。(引用の範囲を超えないぐらいで…)

自分のやっていること、自分の力量。これほど分からないことはありません。
能力だけでなく、姿、形、所作も自分では見えない。
<中略>
踊りのお稽古などでもそれは顕著ですが、自分のお稽古そのものの時間より、待つ時間に意味がある。
じっと人をつぶさに観察し、あの人はこうすればいいのにと思う。それを自分の番になったら置き換えてやってみることが、すなわち学びになるのですね。
ところが現代は、自分の時間が来るまで他にいて、さっさと自分のお稽古だけ済ませて帰っていく。大切な学びがこぼれ落ちています。
上手な人に交じらなければ、上手にはなれないとも言われる。これは仕事にも当てはまるでしょう。すぐそばでいい仕事をする人間を見るとハッと気づくものがあるのです。
朝日新聞 2008年6月1日朝刊 「仕事力」(市川団十郎が語る仕事4/4より)

この他の人の仕事/所作をじっと見る。我が身を振り返る。その学習過程がとても大事、という非常に真を突いた言葉でした。
学ぶは真似るから始まったと言われる様に、この学ぶ姿勢の延長線上に、例えばロールモデルといった存在があるのかも知れません。

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おもてなしの経営学 − ロックでなきゃいけないと気付いた本



中島氏のブログのファンでもあるので、そのテイストを持った形での(新書判とは言え)本なので、楽しみに読んだ。
もう既に沢山の書評があって私の書評を書いたところで、埋もれるだけなので、どうせ埋もれるなら、ちょっと違ったテイストで書いてみたほうが面白いだろう。(というトーンで進めてみる)

実は私は、この本の書評が書かれているブログである「おもてなしの経営学〜ロックなオッサンの生き方。」に感銘を受けて、「そうだ!」と膝をたたいて、改めて自分の人生みたいな事を考えてしまった。

オッサンはロックをつらぬけば、年齢よりも若く見られるし、いつまでも現場で働けるんだと言うことを教えてくれた一人だ。(というか僕が勝手にそう思ってる)

一番大事なことは、いつまでもどんな年下の人とでも同じ場を共有できること。これが一番大事。普通に新卒の人と話をして、同じ目線で話をしていたい。

妙に浮かないようには、変にうがった見方をするように育ってはいけないし、常に新しいものを取り入れる姿勢で、がんばらなきゃいけない、ロックでなきゃいけない。
おもてなしの経営学〜ロックなオッサンの生き方。

「ちょっと今の人生、ロックしてねぇなぁ」と痛感したのが、この本とこの本の周辺で大いなる気付きを得た本質である。
(色々と書くと差し障りあるけど)「本当は〜〜なんだけど」という想いはよそに、現実に即した歩みばかりをしていて、なんとかここまで来たけど、他人のロールモデルにはなれないし、そうした職場に自分の目指すロールモデルは存在しない。そう、ぜんぜんロックしてない。

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