人が想像できることは、必ず人が実現できる


最近、サムソンとアップルの両社の特許紛争において、「類似製品は既にあった。"2001年宇宙の旅"に出ているじゃないか?!」と、かの有名なSF映画の1シーンを題材として提出した、という話が出ています。

海底二万里 (創元SF文庫)という名著で有名なジュール・ヴェルヌ(Jules Verne)が言ったとされる、冒頭の言葉「人が想像できることは、必ず人が実現できる」は、先端テクノロジに接する我々としては非常に大切な言葉だと思っています。

サムソンの事例を出すまでもなく、実は私もiPadは"2001年宇宙の旅"に遅れること9年だ!と2010年の2月のiPadの発表時に書きました。

先のニュースが出た後に、検索経由で多少のアクセスを頂きましたが、別にサムソンにネタ提供したわけでも何でもありません。本当のイノベーションは「ナレッジパット」であると書きました。

他にSFが先んじて実装した例として、私の子供時代のウルトラセブンに登場するビデオシーバーなんて、夢のようなコミュニケーションツールでした。「かならず人が実現できる」の証左として、「ビデオシーバー - まだ来ぬ21世紀」というエントリを書きました。

そうなんです。私の子供時代の21世紀はまだ来ていないのです‥‥

そんな中、以下のような記事が出ていました。



(C)Bloomberg

この記事は、インテルがSF作家を採用しているというニュース。解説によると、半導体設計の利用シーンとして(例えば)「映画 イーグルアイ」をイメージしたり、といった近未来の具体的利用シーンとしてSF作家の作品を採用していくという話である。

冒頭の言葉通り、まさに「人が想像できることは、必ず人が実現できる」を地で行く話となっている。

我々も技術・製品開発をしていく上で、そうした想像力と技術力(技術洞察力)が必要だと思っています。

また、SF作品をもっと読んだり、見たりしないといけない、とも思いました。

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ハリケーンがTwitterアカウントを持ち、位置情報アプリが避難所を教えてくれる時代


(C)2005-2011 Mashable, Inc.

米国東部を襲っているハリケーン「Irene」がTwitterアカウント「@Irene」を持っているらしい。

実際のTweet(つぶやき)の内容は、位置情報や勢力といったものよりも、ちょっと人間っぽくしているみたいだ。

まぁ、何にしても気になる情報なので、それが集約される形で発信されるのはいいことだ。

「今は八丈島沖50キロにいるよ、八丈島にはあと10時間ぐらいかかるかも」とかツイートすると面白いだろうなぁ。そうすると台風10号「ちゃん」とか呼ばれて‥ちょっと不謹慎かもしれませんね。失礼しました。




(C)2005-2011 Mashable, Inc.

もう1つ面白いと思ったのは、このハリケーンによって必要な情報であろう、避難所の情報を、位置情報アプリ「Foursquare」がサポートするという点だ。

避難所にチェックインしてメイヤーバッチをもらうというのは、さほど嬉しい事ではないだろうが、外出先で避難しないといけない場合には、こうした情報は非常に役に立つだろう。

自宅やホテルなどの滞在場所の近くで災害発生した場合は、まだ運がいい方で、先日の大震災の様に外出先でどこにも逃げられない/逃げ場が分からない人が大半の場合には、こうした情報は非常に役に立ちそう。


今回のネタは、こうした普段使っているツール、汎用的なツールをいかに使って、いざという時に役立てるという、そこがとてもうまい使い方だという事だけなんです。

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本物の現場主義とは? - イノベーションの源泉


(C)TheAsahi Shinbun Company.

なんだかんだ言って、ここ数日ブログを更新している。

技術トレンドとか、技術をキーとしたイノベーションというテーマからは少し離れるが、停滞している雰囲気を払拭する何か「新しい」気づきをメモ代わりに記している。

実は、ほぼ日刊イトイ新聞は非常に歴史が長いのは知っているが、あまり読んではいない。恐らく読者対象の設定外だと思う。

そんな中で、たまたま目にした記事。いわゆる組織論に近いと思うが、真理をスパッっと言われた壮快な感じがした。


木川:そうですね。うちの社訓に、「ヤマトは我なり」ということばがあります。「ひとりひとりが会社の代表である」という意識を持ちなさい、という意味です。
<中略>
木川:現場判断で会社の車を使い、上司の承認も得ず、勝手にことを運ぶ。しかも無償で。これはね、ふつうの会社なら、権限違反なんです。
糸井:そうですよね(笑)。でも、「ヤマトは我なり」であれば‥‥
木川:自己判断でやってしまっていい。やっていいどころか、どんどん自発的に考えてやりなさい、と。とにかく現場主義なんです。
糸井:現場主義。
<中略>
木川:先日も外国からのお客様をご案内したら、「これは別館ですね、本社はどこですか?」と言われてしまいました。
糸井:ちいさいと思われた。
木川:現場に権限を渡しているので、本社はスリムでいいんです。
第2回 ヤマトは我なり。

どうだろうか?「ひとりひとりが会社の代表である」という意識を持て「うちは現場主義です」「現場主義でやれ」、こうした言葉って、私の会社に限らず、何度聞いた事だろうか?と思う人も多いはず。

そう、つまり本物の現場主義とは、こういう社員の行動が「発露」するレベルにある事を指す。そしてそれに対する経営層も「現場を信用」する。それに尽きるわけです。「ひとりひとりが会社の代表であるという意識を持て」という言葉に信用が伴ってないから、浸透しないし伝わりもしない‥そう痛感しました。

このブログはイノベーションをテーマにしているのですが、もう1つイノベーションに繋がる重要な話がその次に書いてありました‥‥

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何かいいことを大きな声で!



3月11日以来、暗い話題が多く、それはそれで仕方ない事だし、まだまだ復旧や復活に遠い人もいるので、何かしらお手伝い出来ることを通じて、もっと早く復旧や復活に向けられればと思います。

先日の24時間テレビも、ご家族を亡くされた方の話などは、3.11を、つい昨日の様に感じてしまう話でした。

そうした、どちらかと言うと暗い世相の中で、もっと元気づける話

何かいいことを大きな声で!

いい企画ですね。いいことは大きな声で言おう! 素晴らしいイノベーションです。

誕生日でも、ニューヨーク大好き!でも、愛してるよ~!でも。

あのニューヨークでも出来たんだから、東京でやったっていいじゃん(笑)。きっと少しは世の中が明るくなって、前向きになって、もっと早く復旧や復活に迎えるられるんじゃないかな。

だって、人の幸せって、人を幸せにする原動力だもんね。

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イノベーション企業が自らのイノベーションを終わらせる


前回エントリから早くも1ヶ月、仕事は相変わらず忙しいのと、休みはテニスばっかりで忙しいので、どうも大事件でも起きない限りはブログの更新をしなくなりました。

そう、その大事件とは「HPがパソコン事業から撤退」という大事件だ。

その昔、DECという、現在のインターネットを支えるインフラを生み出した基礎となるVAXを生み出した企業があった。
これを買収したのがCompaqというPCメーカー。さらにそれを買収したのがHPである。

つまり、1つの時代の先頭を担ってきた企業だったわけだが、そこからクラウド事業社への特化を図る、という事である。

そうした1つの時代の終焉を目撃した様な深い感じを受けたのだった。そうした感慨を持ったまま、たまたま見たドラッガーの言葉が見事にマッチしていた。

イノベーションに優れた企業は 競争相手によってではなく 自らの手で自らを陳腐化させる

HPと言えばシリコンバレーを生んだ名門企業。PCやスマートフォンといったハードウエア/OS領域は、陳腐化させるべきと判断したわけだ。それよりもクラウドやサービスへの特化が今後のイノベーションの中心という事だろう。

しかし、このドラッカーの言葉はイノベーションを生み出した企業向けの言葉であり、現在のHPがその言葉に十分答えられるだけの企業かどうかは論を分かつところかも知れない。しかし、少なくともPC/スマートフォン本体などのハードウエアはイノベーションの中心にないと断言出来るだけの権利みたいなものはHPにあるだろう。

もっと気になるのは、次のイノベーションがどこにあるのか?という事である。それは同時に発表された内容が物語りそうだ‥‥

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文脈共有関係 - ソーシャルによるeメール離れ


Facebookがメール&メッセージ送受信市場の独占を狙う!
仕事柄、eメールは日に100通以上はやりとりしているのではないかと思っている。

ちょっと行って話をすれば済むものは、それで済ます様にはしているが、今連絡しないと忘れてしまいそうで怖い時に、相手がいないとメールの登場となっている。


それにしても、宛先設定して、タイトル決めて、本文に背景説明を入れて‥‥ と、考えるとeメールって面倒な事この上ない。

Facebookのメール機能(メッセージ機能?)について書かれているブログにこんな事が書いてあった。


高校生は次のようにザッカーバーグ氏に語った: 「件名を考えたり、フォーマルなメッセージを作成するのって、とっても面倒なんだよね」
Facebookがメール&メッセージ送受信市場の独占を狙う!

気持ち的には非常に分かる。例えば、(あまり機会はないが‥)妻とメールする時にはかなりの部分が省略されているメールを書いている。つまり文脈が共有されているので、書かないと伝わらない量が極端に少ないのだ、と思っている。

Facebookを始めとしたソーシャルネットワーク上のコミュニケーションや、この話に登場する高校生のコミュニティでは、その「文脈が共有されている」状態が出来やすく、従ってeメールには余計な形式ばかりがある事になる。

そう、文脈共有社会の登場という事だ‥‥‥

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iPhoneを時代遅れにする次世代端末 - Facebook Phoneのウワサ


噂のFacebookフォン、HTCから来月にも発表か?そのソーシャル機能を予測する
以前にも文句を書いたのだが、今(未だ)使っているiPhone 3Gが遅くてしょうがない。

毎週、リブートするとまぁまぁ使える状態でしのいでいるものの、なんだか古いPCを一生懸命使っている様で、ちょっと悲しい感じがしてしまう。

さて、いつもソーシャル系の情報源として読ませて頂いている、株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役 斉藤氏のブログ「In the looop」に、Facebook Phoneのウワサについて書いてあった。

特にスゴイと思ったのは、「想定される機能」の箇所である。

多少の脚色とか、単なるウワサのまとめ、と読んでしまうと話が終わってしまうのだが、これが次世代端末の仕様だと言われると、その通りかも知れないと思ってしまうスゴイ内容だ。印象的な部分だけ引用させてもらうと‥‥


  • Facebookアカウントでアクセスする。つまり連絡先の選択は実名と顔写真で行う (直感的インターフェースとなり、電話番号やメールアドレスは重要ではなくなる)

  • コミュニケーション手段としては、電話、メール、SMS、VoIP通話、チャット、動画チャット、掲示版等が選択できる (従来の1対1コミュニケーションだけではなく、1対Mコミュニケーションができる機器になり、連絡効率が著しく向上する)

  • 写真や動画、近況アップデイト、場所情報がワンクリックで投稿される (友人たちと、容易に今をシェアすることができる)

  • あらゆるコンテンツにロケーション情報が付与できる (Facebook Placesが重要になり、クーポンなども容易に取得できる)

  • ファンページにも企業名でアクセスできるようになる (ファンページの重要性がさらに増す。スモールビジネスではホームページよりファンページ、という時代が来るだろう)

  • 将来的には、スケジュール機能も強化される (スケジュールやイベント情報もスマートフォンに集約される)

  • 将来的には、音楽クラウドサービスもバンドルされる (噂ではSpotifyがバンドルされる可能性がある。その場合、無料ないし定額であらゆる音楽がダウンロード不要で聴けるようになる)

  • これらの極めて重要な機能が、アプリをまたがずに、携帯電話の基本機能として提供される (すべての基本機能が、ワンクリックなどシンプルなUIで実装される)


噂のFacebookフォン、HTCから来月にも発表か?そのソーシャル機能を予測する

どうだろうか?これが次世代端末の仕様です。と言われて、確信的に納得してしまうのではないだろうか?

だが、本当にこれが実現されて、それを億単位の人達が何らかの方法で使う事になると、これは単なるスマートフォンの未来像とか、新機能というレベルの話ではなくなるのではないか‥‥

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CES2011のマーケティング新旧混在 - Marketing 2.0 と 3.0と



最近、Kindleアプリで電子書籍、特に英語版の原著を電車の中などで読んでいる。

これには、元々大した事がない英語力を少しでも向上させるという目的と、最新の情報や知見をなるべく早く知る、という2つの目的がある。

Kindleが日本語対応して取り寄せ可能にはなっているものの、そのうち日本で正式に売り出すのでは?と思って、Kindle本体は手に入れていない。

少々無謀かも知れないが、Philip Kotler氏の「Marketing 3.0: From Products to Customers to the Human Spirit」(以下、「Marketing 3.0」と略す)を1ヶ月程度かけ読んだ。

感想とかまとめとかは書いていないが、インターネット特にソーシャルメディアの発展により、マーケティングの状況は大きく変わった、という認識が前提である。

さて、そうした大きく変わった概念を何となく押さえて置きながら、徳力氏のCES2011のRevonoのレポートを見ると、その混在とコントラストが非常に面白い。


 ちなみに、そんなレノボのアプローチの象徴の一つかな、と思ったのがレノボは実はCESのメインエリアには全く出展せず、ホテルのレストランを貸し切ってそこで毎日のようにパーティーを開催していたこと。
 個人的にも感じたのが、CESのメイン展示場では、主役は当然製品自体の展示にあり、来場者が足を止めてくれるかどうかは製品や展示形式のインパクト次第ということ。
 それが、レノボのようなパーティー形式だと来場者はほかの来場者との会話を目的にきているため滞在時間も長くなります。当然、レノボの人と会話する機会があると会話もはずむし、長くなりやすいわけです。
<中略>
 おまけにパーティーの企画も、ある夜はマイクロソフトとタイアップで有名人の女性レーサーを呼んだり、別の夜はインテルとのタイアップでOK Goという有名なバンドを呼んだりと盛りだくさん。
<中略>
 もちろん、レストランの中ではレノボの製品の展示にも力を入れているのですが、それよりも参加者との会話や参加者同士の会話やネタづくりに力を入れているという意味では、全くツイッターとかFacebookを使っているわけではありませんが、これも一つの基本的なソーシャルなアプローチなんだろうな、と。
 そんなことをしみじみと感じてしまいました。
レノボのソーシャルメディアチームに学ぶ、企業の文化とソーシャルメディアとの相性の重要さ。

CES会場に来場する人は、ある意味でエンゲージリング出来ていない人がほとんど。展示内容などでも余程の事をしない限りは目立つ事はない。大抵の出展社は「そういうレベル」で終わっているのではないかなぁ。

それよりも、「これからソーシャルの時代を迎える時」には、お客を楽しませて、写真取らせて、笑わせて、企業自体に良いイメージを持たせる事がとても重要なのではないか、というPhilip Kotler氏の「Marketing 3.0」に書いてある大きなメッセージを感じました。

しかし、単純に「Marketing 3.0」の「手法」として捉えては、恐らくは寒い結果だったり、逆に炎上して終わったり、あまり良い結果にならないかも知れません。つまり、それが自然に出てくる企業文化とか姿勢になっていないと、看板だけ「Marketing 3.0」的な手法にしても、ロクな事がない気がします。

その企業文化とか姿勢やそうした変化って、実は一番伝えにくい/伝わりにくい内容です。だからこそ、「ナゼ?」と言わせる対話/会話をしないといけないわけです。(ブロガー相手ならなおさらですよね)

Renovoにおける、そうした企業姿勢には、なるほど‥と関心しました‥‥‥

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出ると思った - 人間スキャン防止下着


空港のボディースキャナーからあなたの大切な部分を守る「プライベート」下着
ここ数年、空港には全然行っていないので、最新のセキュリティチェックの様子は分からない。

それでも、出張で米国内の国内線に乗ったり、国際線から乗り換えたりする時のセキュリティの厳しさはよく覚えている。

靴を脱ぐのは当たり前、ズボンのベルトをめくっておかないといけないとか、金属探知機の厳しさもあるが、とにかく「厳しい」という感じだった。




TSA(米国運輸保安局)の「ハダカ」ボディースキャナーに対する怒りの声が絶えない。バーチャル・ストリップ検査だとも言われている。自分の大切なプライベート部分を空港のTSA職員から守りたい人のために、クラウドソースによるオンライン小売サイトのBetabrandが、耐スキャナー下着「Privates」を売り出す。

<中略>

Russellは、スキャナーの専門技術を生かして耐スキャナー効果のあるプロトタイプを作ったと言っている。

空港のボディースキャナーからあなたの大切な部分を守る「プライベート」下着

人間スキャナーも新技術なら、それを防止する技術も新技術だろう。つまり、常に技術のせめぎ合いが起きている事からすると、当然のストーリーと言えるだろう。人間の歴史がそうした歴史の積み上げなので。

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イノベーションの逆ジレンマ - 電子書籍の先進事例に学ぶ


Amazonは今すぐKindleにページ番号を導入すべきだ
最近、英語の勉強という意味が大きいのだが、英語の原書をAmazonのKindleで読んでいる。

正確に書くと、「Kindleで読んでいる」は「iPhoneのKindleアプリで読んでいる」が正しい表現。米国のAmazonから購入したいと思っているのだが、日本国内での発売も近いというウワサもされている様なので、ちょっと待ち状態というのが本音である。

老眼の身としては、フォントサイズが変えられたり、場合によっては縦横を変えて読めたりと、非常に便利である。さらにAmazon.comで購入すると、Wispersyncと呼ばれる方法で、自動的に端末にダウンロードされる仕組みも斬新だ。

iPhoneで読んでいるのは、通勤車内では非常に便利で、本を読むよりはるかにコンパクトである。さらに何冊読もうと、机の上が本だらけになる事もないし、特に技術書なら、本に掲載されている内容を検索さえ出来る。

そういう意味では、電子書籍は最も使い勝手の良い「本」である。

さらに言うと、例えば読んでいる/読んだ本に関するコミュニティがあるとして、本にコメントを書くと、そのコミュニティと連携したとしよう。その場合、やはりどこにコメントを書いたのか?という意味では「ページ番号」が当然ながら重要だ。

少々前の記事だが、そこを指摘した記事があった。


しかしKindleにページ番号が振られてないというのはどうしても理解できない。なぜAmazonはページ番号のようなもっとも基本的な要素を無くしてしまうという暴挙に出たのか? ページ番号がないとどういうふうに不都合なのか説明しよう。ページ番号がないと出典の注がつけられない。これは特にアカデミズム市場では問題だ。

多くの読者は「なんだって? こいつはバカじゃないのか? Kindleにページ番号がないなんてはずはない」と思ったのではないだろうか。本の要素といえば、表紙、目次、本文、索引、ページ番号と決まっている。そのひとつを廃止できるはずがない…。しかし私は何ヶ月もKindle 2でページ番号を表示させる方法を人に聞いて回った。しかし誰も知らなかった。 この記事によると、大学向けのKindleにもページ番号はないようだ。

Amazonは今すぐKindleにページ番号を導入すべきだ

なぜページ番号がないのかという理由は、上記の引用記事の下に書いてあるのだが、システム的には非常に正しい意味でページ番号が表示出来ない。

しかし、数千年(本当か?)の本の歴史上、ページ番号が存在しない時代に突入したとしたら、我々は内容について話す時に、どうしたらいいのだろうか?これから新しい文化を作らないといけないのだろうか?それとも‥‥‥

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